表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激愛  作者: Lavia
127/190

愛するという事 六話

「ごめんね…そんなに悩んでるとは……めぐ?

大丈夫?ごめんね……」 志摩ちゃんの困った声



「違うの…ごめんね。

なんかもう耐えられなくて……。」




「そっか~そっか うちら友達じゃん……いつでも

聞いてあげっからね。ためないで出しなさい。」





「あんがと…なんかすごく楽になった。」




志摩ちゃんと真紀子は顔を見合わせてよかったねと言った。



親が来る時間だった。

どうか彼と会いませんように 私はそれだけを願っていた。




玄関で靴をはいていると 人影が見えた。



私が顔を上げると いきなりだった。

バケツの水を頭からかぶせられた。



  バッシャ~~ン




「キャハハ・・・・めっちゃざま~~ぁ~」


多分上級生だった。



玄関を掃除していた同級生の子たちも唖然としていた。



  もしかして…モップ洗ってた……やつ???



私は血の気が引いてそして底から噴火するみたいに

ワナワナ震えた。



  私はかなり機嫌が悪いのよ?いいの?

  あんたたちでこのストレス解消しても?




「ちょっと 待てよ。」 走り出したグループの一人の髪の毛を掴んで

引きずり転がした。




「キャー!!!」




「喧嘩か?何よ?」男子たちが集まってきた。




「おまえ下級生のくせに生意気なんだよ。」




私はその女子生徒に飛びかかった。




「キャ===!!!」



何が起きたのかわからないけどとにかくイライラを

そこにぶつけた。




「やれ~やれ~」

楽しんでいる男子の声



髪の毛をひっぱられたけど 反対に長い髪の毛をひっぱりあげた。




「痛い~~~!!キャ~~痛い~~」




黒だかりの人たちがおもしろそうにはやしたてる。




「コラ~~!!何してんだおまえたち!!」先生の声に周りが

退散し始めた。





その瞬間頬を思いきりひっぱたかれた。




「テメーー」

私は大爆発した。




「痛~い!!やめて~」上級生が騒いだけど

気にせずに私も頬を思いきりひっぱたいた。





「いい加減にしなさい!!」




体育の先生と

理科の先生に引き離されて その間も私は




「どうどうといいなよ!!

卑怯もの!!」私は怒鳴った。




「いや~もうめっちゃ不愉快!!」上級生は金切り声をあげる。




「ほら二人職員室だ。」体育の先生は暴れる私をおさえ付けて歩き出した。




「ふざけんなよバ――――ーカ!!」



職員室に行く間も みんなが茫然として立ちつくしていた。




「小山内・・・どうしたんだよ。」体育の先生が言った。





「だって…だって…頭から水かけられれ

それも掃除の水だもん……なんでそんなことされなきゃなんないのよ……」



今度は情けなくて泣けてきた。




 もう死んでしまいたい





私はそう心の中で 叫んでいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ