第三十三章74 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達3】74/【後半ラブエピソード?7】08
ファザコンな一面を見せられて、【芳一/志朗】は、【偲芽依/詩暢】の事を、
(可愛い人なんだな・・・)
と思うようになった。
今までの彼女の印象はクールビューティーと言った感じだった。
どちらかというと冷たい感じの美少女だ。
だが、【大全】の事になるとコロコロと表情を変える。
彼女にこんな表情があったんだと思うと急に親近感が湧いた。
【大全】はまだ来ない。
どうやらまだ、時間が掛かっている様だ。
その間、【芳一/志朗】は、【偲芽依/詩暢】に【大全】に対しての自慢話を聞かされた。
『そうなの。
パパは凄いのよ。
たくさんの事業を経営していて。
天才って言われているのよ。
ううん。
天才って言葉じゃ全然足りない。
そうね・・・
表現するなら【神】・・・かしらね?
そう。
【神】よ、【神】。
私は【神】と結婚したい。
私のライバルはママだけよ。
ママは恋敵なの。
だからママとは距離を置いている。
ママは酷いのよ。
パパの事、ほったらかしにして・・・』
と話していた。
【大全】の事を話す彼女は本当に楽しそうだ。
【芳一/志朗】が、
「なるほど・・・
凄い人なんだね、君のお父さんは」
と言うと自分の事の様に喜び、
『でしょぉ~。
あんたもパパの爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いわ。
そしたら神のパワーを得られるわよ。
良かったら、パパの爪の垢、貰ってあげようか』
と無茶苦茶な事を言っていた。
恋は盲目とは言うがこのファザコンは重傷だった。




