第三十三章71 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達3】71/【後半ラブエピソード?7】05
放課後、黒塗りのベンツに迎えられ、【芳一/志朗】は、【偲芽依/詩暢】と共に、彼女の父親、【我妻 大全】に会いに行った。
【大全】は、【芳一/志朗】を見るなり、
「おぉ・・・
大きくなったな【志朗君】。
パパは嬉しいぞ。
パパと呼んでくれパパと」
と言って抱きついて来た。
【芳一/志朗】は、
「あ、あああ、あの・・・
どういう事かよくわからないのですが・・・」
と言った。
【大全】は、
「おぉ、そうか。
君の学業に影響が出てはなんだと思って君には伏せていたのを忘れていた。
すまん、すまん。
娘との結婚から話すべきか、
それとも君のご両親の事を話すべきか、
ご両親には大変申し訳ない事をしたと思っている。
君のご両親が居たから今の私がある。
だから私は全身全霊をもって君を幸せにしなくてはならない。
そう、思っている。
そして、出来れば、私の子になって欲しい。
養子という事も考えたが、どうせなら娘と結婚して息子になって欲しいと思ってね。
そうすれば、私と君の血を継いだ孫が見れると言う寸法だよ。
私は君を実の子の様に思っている。
娘は我が儘に育ててしまったが、君は奥ゆかしいと聞いている。
まさに理想の息子だ。
私は君が欲しい。
何を犠牲にしても君の全てが欲しいと思っている。
だから私の息子になってくれ。
お願いだ。
君と他人になるなんて考えられない。
君のお父上の心臓がそう、告げている。
私は君のことが大好きだ。
財産の全てを与えたいくらいに。
いや、もっとだ。
命を差し出しても良い。
それくらいに思っている」
と言った。
【芳一/志朗】は、
「そ、そんな・・・
困ります・・・」
と言った。




