第三十三章68 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達3】68/【後半ラブエピソード?7】02
【芳一/志朗】は【偲芽依/詩暢】の事が大好きである。
だが、その思いは封印している。
その理由としては、彼が幼くして両親を亡くした天涯孤独の身と言うのが少なからず影響している。
何の後ろ盾もない自分が【AGATSUMAグループ】のCEOの令嬢である【詩暢】とは不釣り合いだと自分に線引きしているのだ。
【詩暢】は才色兼備、文武両道の完璧な才媛である。
帝王学、英才教育を幼い頃からたたき込まれている完璧超人。
彼の入り込む余地は全くない。
そう思っていた。
対して、【芳一/志朗】は、謎の足長おじさんによって生活の全面支援を受けているものの、将来、足長おじさんに少しでもお金を返そうと思っているため、節制生活をしている。
そんな彼の前に憧れの女性が、
『【飯塚】・・・
ちょっと良い?
話があるんだけど・・・
校舎裏まで来てくれる・・・1人でね』
と言われた。
【芳一/志朗】は、
「え?
【我妻さん】・・・
僕に何か?」
と答えた。
【偲芽依/詩暢】は、
『ここじゃ何だから・・・
絶対1人で来てよ』
と言って先に教室を出た。
【芳一/志朗】は、
(【我妻さん】に呼び出された・・・
僕・・・何かしたかな・・・?)
と思いつつ、彼女に呼び出された事が少し嬉しかった。
校舎裏まで来ると、【偲芽依/詩暢】が1人で待っていた。
どうやら他の友達も人払いしているらしい。
まさか、告白?
いやいやいや・・・【我妻さん】に限ってそんな・・・
そんな事を思いつつ、ごくんっと唾を飲み込んだ。




