第三十三章35 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達3】35/【後半ラブエピソード?4】02
【芳一/清和】は動揺している。
クラスの美人で有名な、【化差然/瑶子】と身体がくっついてしまったからだ。
今は丁度、夏休みである。
だから、学校に行かないで済んでいるが、下手をすれば、学校でも一緒という事になり、クラスメイト達に何て言われるか解ったものではない。
その前に何でこうなったか?
それを説明せねばなるまい。
【芳一/清和】は、【化差然/瑶子】の事が好きだった。
だが、告白出来ずに居た。
それは、彼女には好きな男が居ると言うのを聞いていたからだ。
告白しても玉砕は確実だと思っていたから、告白出来なかった。
だが、後で、それは誤解だと言うことがわかった。
【化差然/瑶子】が好きだと思っていた、【信士】は非常に女子にモテる男子である。
自信過剰な【信士】は、【化差然/瑶子】が自分の事が好きだと言う噂を流していたのだ。
それで刺激されて、【化差然/瑶子】が【信士】に告白してくるのを狙っていた。
だが、彼女はそれをきっぱり否定した。
『他に好きな人が居る』
と。
では誰か?と言う事になり、男子も女子も騒ぎ出した。
それで快く思わない女子が、【化差然/瑶子】に対する有らぬ噂を流した。
それは、男と見たら手を出す尻軽女としてのデマである。
彼女はそれに傷ついた。
ショックで泣き出す彼女を見た【芳一/清和】は、
(俺は今まで、彼女の何を見ていたんだ。
俺は俺を殴ってやりたい。
俺は馬鹿野郎だ。
俺は彼女を守ってやりたい)
と願う様になった。
その時、
【なら、呪いのターゲットはお前にしよう。
お前とあの女をくっつける・・・】
と言う声が彼の脳裏に焼き付いた。
【芳一/清和】は、
「何だ?
・・・今のは?」
と思ったが、空耳だと思って大して気にしなかった。




