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セレスティア人の手記  作者: 五月雨
理想の国  ~新暦193年~
30/210

どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

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 どうでもよいことだった。

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 どうでもよいことだった。

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 どうでもよいことだった。

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 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

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 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。

 どうでもよいことだった。



 ☆★☆★☆★☆★☆



「頼みたいことがある」


 看守は仰天した。引継ぎを受けて五年、かれこれ百三十五代目に当たる。


 本人には秘密の特別待遇にもかかわらず、この人物は囚人に与えられる基本的な権利すら行使したことがない。そのように無欲な彼が、六百七十年越しにする頼みとは。


「は、はい。陛下……あっ!」


「まあ、いいさ。だが二度と間違えるなよ。俺は王なんかじゃない」


 あっさり失言を流され、頼みを聞いて三度驚く。


 法創術の研究に従事させてくれないかというのだ。


 今の政府は、彼を危険人物と捉えていない。タダ飯を食われ続けるくらいなら、牢を出て便利な道具のひとつも発明してほしいと思っている。いっそのこと全面的な恩赦をと提案して断られたときは、ほんの少し肝を冷やしたが。


「いや。それでは世に混乱を生む。長寿のエルフを野放しにしてはいけないんだ」


 投獄生活は続く。時折部屋を出て、併設の研究施設に通いながら。



 ☆★☆★☆★☆★☆



「…こ、皇帝が亡くなられた!?」


「死因は何だ!そんなことあるわけないだろう!?」


「で、ですが本当に。医研の当直が確認したと」


 高濃度マナの長期間被爆、それによる超々時間加速がもたらす寿命。普通の人間やハーフエルフなら即死だが、高エルフ適性のドーアゆえ気づくのが遅れた。


 一応、理に適っている。本人は分かっていたのだろうか?そうかもしれない。だとしたらこれは手の込んだ自殺だ。長期収監者の最期として、さほど珍しくもないこと。


 問題は別にあった。唯一の受刑者が死ぬと、ここで働く彼らの存在意義が失われる。


「攻める気はないでしょうが……ここを維持する意味もなくなります。物資を集められない以上、干上がるのは時間の問題です」


 彼の死と共に、帝国は終わりを告げた。


 妻の記憶を宿すという、ひと振りの錫杖を残して。

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