2話 まさか…ね…
「それで本題なんだけど」
「うん」
私はその時に凄く驚いた。
「…まず手を出してくれないかな?」
「えっと、はい」
「手の甲を上にしてくれるとすっごく助かる」
??
「はい」
「ありがとう。ごめん、ちょっと痛いかもだけどいいかな?」
「??」
い、痛いの?まぁ耐えるか頑張って。
「えぇ、いいけど」
「我メルアの先祖の主ツミナ様か。否か教えてください」
??何か安直だけど、魔法?呪文を唱えてる。
「痛っ」
何か、チクッとしたそれも少し強い。
「ごめん。ならあってる」ボソッ
「開け!氷の結晶よ!!」
まって、えぇ…?手に何か跡が
「わぉ!成功!」
せ、成功?な、何?
「莉乃ちゃん、私の手をとって【アイスチェーーン】って言って」
は、は?え、えっえっえ?
「わ、わかったわ」
そうして、私はメルアの手をとり
「【アイスチェーーン】」
と言った。何か、結晶の跡が反応した。
「もうちょっと大きな声で」
「【アイスチェーーン】!」
「もっと!!」
「【アイスチェーーン】!!!」
ーービリッーー ーーピキッーー
「痛いッ」
「手を離さないで」
鬼畜ですか?めちゃくちゃ痛いじゃない!私達に激痛が走る。それでもお構いなしに続けるメルア。光る私の手にある跡…え?何か光ってる!!そして、鎖が出てきた!!?そして、鎖はメルアの手の甲に着いた。痛みもそれと同時に無くなった。
「完了したよ」
「か、完了って?」
「莉乃様と私の契約です」
「り、莉乃様?メルアどうしたの?」
「いえ、ただ私は莉乃様の従属ですから」
淡々と話すメルアはなぜか怖かった。そ、そういえばメルアはお風呂入った方がいい気が…
「ね、ねぇ、メルア。お風呂に入らなくていいの?」
「あ、、」
「そんな、莉乃様のお風呂をお貸ししていただくとは申し訳ないです」
「そんなの、気にしなくていいのよ」
「いや、そんな」
「いいから、入ってこーーーい!」
「は、はい」
こうして、私はメルアを、半ば強引にお風呂につれていった。
「着替え、置いとくよ」
「あ、ありがとうございます」
そうしてメルアはお風呂から上がった
「私の服だから似合うかどうかはわからないよ」
「それでも、貸してくれたことに恩に着ます」
「う、うん」
初めてメルアを見たときは気付かなかったけどめっちゃ美人じゃん。
「莉乃様ありがとうございます」
「え、あ、髪の毛ドライヤーで乾かさなくていいの?」
「どらいやーって何ですか?」
「えーっと、髪の毛を乾かす道具よ」
「知らなかったです。私はいつも【炎の巫女】の熱で乾かしてくれるので」
炎の巫女?何それ。
「とりあえず、乾かすわよ。そこに座って」
「は、はい」
そうして、私はメルアの髪の毛をかわかすことになった。
「こうやって、毛先から