1話 変わる日常
「やっぱ学校だる、」
僕の名前は円 莉乃。一応女性だ。よく言う僕っ子て奴だ。今日も学校、家でゴロゴロしてた方が全然楽しいってのに、、とか思ってたら学校に着いた
「おはよう、円さん」
「お、おはよ、」
今話しかけたのは同じクラスの杉原、、誰だっけ?えっと、杉原さんだ。何か僕に毎日話しかけてくる。ちょっと迷惑って思うけど少ししか話さないからいっかとか思う。
キーンコーンカーンコーン
授業が始まった。1限目は数学だ。
「ここのグラフが原点で交わるから、、」
やっぱり何もわかんない。授業まじめに受けてなかったからもうヤバイ。わからん!もう寝る!僕は授業を一度聞かなかったことがあるそしたら、何もわからなくなった。その結果数学の授業は諦め開き直っていつも寝ることにした。
「、、、さん、、かさん、円さん起きて!」
うるさいなー、あー多分次の授業始まって起こされたんだろうね。
「え、あごめん」
「やっと起きたか、それじゃあ円この問題答えてみろ」
は?まさかの当ててくるの?
「え、お、織田信成」
「正解だ。さすが寝てる以外はぜんぜんいいんだな」
前の授業がめんどくさかったから寝てただけなんだよねー。
「ということでこうなるわけだ。ん?杉原ー、起きろ」
「あ、ご、ごめんなさい。寝てました」
珍しい。杉原さんが寝るなんて杉原さんは学年1真面目と言われるくらいのクソ真面目だ。そんな杉原さんが寝るなんて。
「授業はこれくらいにして、お前ら前にやった小テストの返却をするぞ。50点満点中25点以下とった奴再試な」
げーめんどーーーー、、
「じゃあ、呼んでくぞ。天野ー」
「、、、円ー」
「はい」
「さすが円だ。満点だ」
「あ、ありがとうございます」
まぁ、満点みたい。社会と歴史、科学は得意なんだよね。
「円さん何点だった?」
「さ、30点」
点数は誤魔化すに限る。
「めっちゃ高いじゃん!私は5点だよ、、、」
「あっははぁ、頑張れ」
今話した子は荒木 舞璃菜さんだ。よく僕に絡んでくる陰よりの陽キャだ。
「ねぇ、聞き逃したところあるから見せて!」
そう言って彼女は僕の答案用紙を取る。すると、、、
「え?円さん満点?凄すぎ!」
まぁ、予想通り。大きな声で言われたのが最悪だ。
「こ、声大きい」
「えっ?円さん50点なの?」
「スゴッ!!」
「天才的!」
「お前ら、今授業中だ。点数聞くなら休み時間にしろ」
「「はーい」」
はぁー、疲れる。後、20分弱か、寝よ。
チャイムがなった。
「はい、今日の授業はおしまい。号令」
「起立。きおつけ。礼!」
「「「ありがとうございました」」」
「ねぇ、円さんって社会満点なんだよね?」
「すっごーい。莉乃ちゃん天才じゃん」
誰?私のこと勝手にしたの名前で呼ぶのは。
「私のこと、馴れ馴れしくしたの名前で呼ばないで」
「え、あっごめん。なさい…り、円さん」
「えっと、ごめん。名前で呼ばれなれてなくてだから、こんな態度…」
「でも、できれば円って呼んで欲しい。莉乃って呼んで貰うにはまだ早いから…」
まだ早いも何もないと思う。けれど、私は心を許した人に莉乃って呼んで貰いたい。わがままだけど信頼がほとんどないのに莉乃呼びは嫌だ。
「何だよ。今日めっちゃ疲れたじゃねーか!」
私は放課後になりひとりで下校中。何かいろいろあって、大変だった。え?お前勉強できるんだなみたいなことも言われた。絡まれるのはそこまで好きじゃない。特に学校にもなると…もっと無理。
「あ、あの」
「ん?どうかしたんですか?」
立っていたのは肌が白くて、髪の毛が淡い青の少女だ。だけど、ところどころに傷があり、服も破れてる。髪の毛もボサボサでふけもすごい。
「家に泊めて貰えますか?」
いきなり?何か訳ありなのかな?
「えっと、何でですか?」
「家を出てきたんです。そしたら住む場所もなくて」
「いいですよ」
「え?」
「だから、大丈夫ですよ。泊まっても」
「あ、ありがとうございます!!!!」
何かめっちゃ可愛い!
「お、お名前を教えてくれますか?」
「僕は、莉乃。円 莉乃です。一応、17歳です」
「私は、メルア・セオラーセ。私も17歳です」
「えっと、日本人なんですか?」
「私は、【奇跡町】という場所から来ました。」
「そんな国ありましたか?」
「えっと、えーー…」
メルアさんすごく焦ってる。訳ありなのか?
「ここで話さない方が良さそうですね。僕の家で話しませんか?」
「あ、ありがとうございます」
こうして、僕とメルアさんは家に向かった。
「お、お邪魔します。」
「そんな緊張しなくてもいいですよ。誰も家にはいないので」
「は、はい」
「あ、あの少し待っていただけませんか?」
「大丈夫です。」
僕は家に着くと、着替える。私はエクステを外して、おく。私は【地毛で水色のメッシュが入っている】。そして、三つ編みをほどいて高くポニーテールをする。それが私のプライベートの髪型だ。
「おまたせーー」
「い、いや待ってないです。」
「ちょっと待ってね。今お茶出すから」
「は、はい。あ、ありがとうございます」
そうして、私はお茶をいれた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
「えっとー、多重人格者ですか?」
「いいえ、違うわ。こっちが本当の性格。学校では演じてるだけよ」
「す、すごいですね」
「あのさ、私達同い年だから敬語じゃなくてもいいんじゃないかな?」
「そ、それもそうですね。よろしくね!莉乃ちゃん」
「えぇ、よろしく。メルア」
莉乃ちゃんね…メルアなら莉乃って呼んでもいいかも…上から目線な言い方だけど。
「えっと、それで本題なんだけど…」
「・・・へ?」
ここで私は衝撃の事実を知る。
-To be continued
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