↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
23/49

失恋生活二十三日目

本当にミケはどこにサングラスをしまっているのか。


 ミケは放り出されながらスッとサングラスを出してそれを装着した。どうやらミケはサングラスをつけると人格、と言うか猫格が豹変するらしい。


「にゃにゃーーーーーーー!!」



 ミケはニュルニュルの上をヌタウナギの時と同様に肉球で滑り出したのだ。今度は粘液ではなく完全なるウェーブの上、上下に蠢くミミズを嘲笑うかのようにミケは爽やかな笑顔で波乗りを楽しんでいた。



 さすがは『サザ◯オールスターズ』よ。


 『波乗りミケ』とは良く言ったものね。



「にゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃ。にゃにゃにゃにゃ」



 ニュールニュルニュールル。


 あれ? ミケの鳴き声とミミズの効果音が合わさって波乗りミケのテーマソングが流れた気がする。


 これって版権とか大丈夫かな?



「ふう、でもこれで時間を稼げるわ。ミケーーーーー、頑張ってーーーーー!! エル・オー・ブイ・イー、ラブラブミケーーーーー!!」

「にゃーにゃにゃーーーー!!」



 キラーン!!


 うっわ、ミケが調子に乗って歯を見せつけて輝きを放ち始めた。純粋にウザいけど、今は放置でいいか。


 ミケは私に親指を立てながら「お嬢ちゃん、こっちは任せておきな」と言葉を返してきた。そしてミミズを滑走しながらイナバウアーを披露するミケ。



 ミケって意外と余裕ね。



 ミケはあまりの余裕ぶりに「NYA NYA」と韻を踏み始めた。アンタは猫の鳴き声しか口に出来ないんだからずっと韻を踏んでるでしょうが。


 だけど時間が確保できたのは事実。


 ヨシヨシ、では私の方はミミズの対策を考えるとしましょう。相変わらず視界はモザイクだらけ、私は僅かに寒気を覚えながら思案を開始した。



 その一、ミケごとダイナマイトで骨牌微塵にする。


 却下? 意外といける気がするわね。ミケならダイナマイトにだって耐えてくれると思う。だけど、やっぱり却下。道徳的にマズい気がする。


 そもそもこの巨体ミミズは先ほどのプラスチック爆弾攻撃も耐えて見せたのよね。ダメじゃん、このミミズは斬撃攻撃しか受け付けないみたいなのだ。


 その二、斬鉄剣で滅多斬りにする。


 これは確実に倒せると思う。だけど断固拒否よ!! 先ほどのミケの暴走で、私の斬鉄剣はニュルニュルに塗れてしまった。


 アルコール消毒か熱湯消毒しないと私は指一本触りたくありません!!


 後でミケをしばき倒してやるんだから!!


 じゃあその三、剣以外の何かでミミズを斬り刻む。これしかないかー……。



「はあ、コレをやると版権とか色々と煩そうだから嫌なのよねー」



 私は空に手を翳して「はあああああ……」と集中を深めていった。そしてエネルギー弾を円盤状へと変化させて電動ノコギリのような刃を形成していった。


 そうです、これもエネルギー弾の元祖とも言える亀さんマークが生んだ技。髪も鼻もないあの人の必殺技です。



 またしても『アレ』です。



 これは某戦闘民族の宇宙人や宇宙最強の変身型宇宙人すらも斬り刻んだ実績を誇る技。だけど技名を言うと外野が煩そうだから伏せ字で行くんだから!!



「喰らえ!! 『ふっ、くだらん技』だーーーーーーー!!」



 私の放ったエネルギー弾は高速回転しながら甲高い音を立ててミミズに向かって突き進んでいった。

 下の評価やブクマなどして頂ければ執筆の糧になりますので、


お気に召せばよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ミケさんはサングラスを装着すると、猫格が豹変するんですね。 豹変したミケさんは巨体ミミズ達に対しても、余裕がありますね。
[良い点] 版権がいろいろと厳しく、言いたい事も言えないこんな世の中でも〇OISONと言わずに、ミケはモザイクの波に乗り、晴ちゃんは気が円い斬撃エネルギーでやっつけていくわけですね。 やはり君は今日も…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。