クラスメイトに美少女がいるとうれしすぎる!
数か月たったある日、クラスの女子生徒が突然、学校に来なくなった。俺はその女子生徒のことは別に仲が良かったわけでもなかった。しかし、なぜ彼女は来なくなってしまったのだろうかとは疑問に思っていた。
朝のホームルームが終わった後、俺は彼女と仲が良かった女子生徒に尋ねた。
ちなみに彼女の名前は、鈴芽乃 ナミカ (すずめの なみか)。
特徴として彼女の顔、目鼻立ちは整っている。目は大きく、くっきりとした二重で黒目。唇は薄桃色。まつ毛も長く、髪は長くてストレートである。性格は良くないと思いきやそんなこともなく、鈴芽乃さんがいるだけで場が和むというか、集団の中にいてもひときわ輝いていて目を引く人であり誰がみても美人である。
別に鈴芽乃さんと話したかったからではない。 少し話したかったかもしれない。
俺的には、うちのばあさんみたいに外面らだけが良いだけではなく裏表がなく温和な方であってほしいと願う。本当に願う。
「ねえ、なんで木筒さんは学校に来なくなったのか知ってる?」
不登校の女子生徒の名前は木筒 青葉さん。
「詳しくはわからないけど… 青葉が学校に来なくなった前日に… 」
「前日に何かあったの?」
鈴芽乃さんは少し考えてから口を開いた。
「もう授業始まっちゃうし、学校では言いにくいことだから放課後でもいい?
場所はえーっと… 学校の近くの図書館でもいい?」
「うん、わかったよ。」
それから、いつものように帰りの時間に担任の説教を聞き終わると放課後に待ち合わせの図書館で彼女と合流した。
告白されるわけでもないが学年でもトップクラスの美少女と放課後に会うことができるのはなぜか緊張してしまうものだ。
図書館内の奥の方、あまり目立たない場所に2つ椅子があったため、2人は座った。
「それで、前日に何があったの?」
「いつも、昼休み一緒に教室にいるんだけど… その日はなぜかいなかったの。何か用事でもあったのか なって思ったんだけど… それから、昼休みがちょうど終わりそうな頃に教室に戻ってきたのよ。だか ら私はどこ行ってたの?って聞いたら…」
「ちょっと…… 先生に呼ばれて…」
「って言ってたの… 帰りも一緒に帰っていたんだけどいつもと様子が違ったのよ。」
彼女はいつもと様子が違う彼女に対し、大丈夫?と尋ねたら大丈夫と笑っていたらしい。
しかし、大丈夫か?と言われて大丈夫じゃないと言える子はほとんどいない。
俺は鈴芽乃さんに尋ねた。
「じゃあ、彼女が学校に来なくなった原因は…」
「たぶん… 前日に先生と何かあったんだと思う…」
原因・動機は様々あると思うがやはり原因は学校での問題だったのだろう。鈴芽乃さんは彼女の家に行ったが会うことはできなかったらしい。そして、彼女の両親もなぜ娘が学校に行けなくなってしまったのか原因は詳しくわからなかったのだ。