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厳しさを通り越した教師はキツすぎる!

「……。」

生徒たちは担任の変貌に驚きを隠せなかった。

「おい、返事はどうした? 返事は!」

「はい!」

「ったく、なめやがって。」

そう言葉を吐いた担任は思いっきりドアを開けて教室を出て行った。


学校あるあるというと、担任が当たりかはずれかはよくあると思う。

厳しい先生だと聞いてはいたが、自分のクラスの担任になってみると全然怒ることもなかったため、

この担任は当たりだと思っていたが…  はずれだったのか。

猫を被るというのはこういうものかと国語の教師だけに教えられた気分だった。


その瞬間から担任は新聞に書いていたようなモンスターティ―チャーに変貌したのであった。


そして、学校生活での青春をジャマされていくのであった。


学校は授業開始前と夕方の授業終了後にホームルームを行う。学校ではホームルームを行うところはほとんどである。具体的にはあいさつから始まり出席確認、連絡事項、先生の話等などである。ホームルームは長い時間をかけて行うものではなく短い時間のため、担任が一方的に話すことになってしまう。

しかし、生徒に対してメリハリを付けることもできる、とても大切な時間である。


この日の帰りのホームルームの時間から一方的に説教だけをするようになっていった。教師が話しているときの生徒の態度が気に食わず、謝らせた。また、給食の時間に教師が空腹のいらだちから少しでも配膳が遅ければ説教等など最終的には些細なことでも怒鳴り散らした。

担任は自分が気に入らない、鼻につく生徒に罵声を浴びせていた。これは指導ではなく生徒たちはただ言葉の暴力を受けていたのだ。

次の日もまた次の日も、朝と夕方にホームルームで生徒たちに説教をしていた。


俺は教室内では一番後ろの窓際の席であった。教師の話を聞いている生徒の姿勢や表情をみて、この時こう感じたんだ。


(俺たちは生徒ではなくまるで軍人のようだ…)

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