ヒッキーなあの子
俺は2ヶ月休んでいる後輩の家に訪ねる。
そこで見たものとは・・・。
俺はなぜか妻と離婚することになった。
楽な暮らしが出来るなと思っていたが・・・。
「君、森岡さん家のお宅に行ってくれないかね?2ヶ月休んでてなぁ。」
「2ヶ月もですか?」
「ああ。君なら頼りになると思ってな。」
部長に頼まれた俺。
俺はその森岡さん家に行く。
体調不良で休んでいるらしいが、2ヶ月もおかしい。
それをクビにしない部長もおかしいが。
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俺は森岡さん家の近くのマンションについた。
気づいたことにマンションのベランダが抱き枕だ。
よくよく見てみると・・・。
キャラクターの絵が描いてあった。
俺は森岡さん家のインターホンを鳴らした。
「ピンポーン。」
「誰ですか?」
「○○会社の片岡ミサオと申します。」
「は、はあ。」
森岡さんは病気と言ったところはなく健全。
男かと思えば女だった。
「あの、何しに来たんでしょうか?」
「見りゃ分かるだろ!!なんでこんなに元気なのに仕事来ねえんだよ!!」
「面倒くさくなったからです。」
「まともだなおい。」
無職のニートならまだしも許せる。
でも、仕事に行ってないニートは許せない。
まあ、俺側の意見だ。
「失礼しまーす。」
「何勝手に入ってるんですか!!」
「おっ?何じゃこれ。」
「これは私が大好きなピクルンです☆かわいくないですか?」
「かわいくねえよ!てか、俺の妹と同類だな。ワラ生とかやってんのか?」
「生主です!いやー、仲間がいたとは知りませんでした。ぜひ会いたいです!」
「その仲間に会わせてやったら、仕事するか?」
「はい!」
俺は妹のルキアに会わせる事にした。
家に帰ると親に散々言われるが放っておこう。
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俺と森岡さんは俺の実家に行くことにした。
森岡さんはアニソン?を歌いながらほのぼのと歩いている。
俺はというとただ単に歩いているだけだった。
家につくと、母さんが出迎えてくれた。
「あら!新しい相手見つけたのね!」
「母さん、勘違いすんなってこいつはルキアに会いたがってる人。」
「こんにちは!森岡奈々美です!」
「ルキアにお友達がいるのね!」
「それも違う!」
俺と森岡さんは家に上がった。
森岡さんはソファーで待つことにした。
「それにしても遅いですね・・・。」
「ああ・・・。何をしてるんだあいつは。」
俺と森岡さんは3時間以上ソファーの上で待たされていた。
確かに遅すぎる。
「あっ!おにい!それと・・・誰?」
「初めまして!森岡奈々美と言います!」
ルキアはソファーに座った。
「オタク臭がします・・・。」
「ワラ生の生主のゆんくって言います☆」
「ゆっ!?ゆんくさん!!うほーっ!嬉しいです☆私るきるきって言うんですよ☆」
「るきるきさん!会えて嬉しいです!!リスナー数7000人ですよね!会えて嬉しいです!!」
とにかく俺はルキアと森岡さんの会話が分からなかった。
そのワラ生で人気なのはよく分かった。
「また来てくださいね♪二人で放送とかしましょうね☆」
「私仕事があるんです・・・それ終わってからなら・・・。」
「い!いいですよ!(どうしよう・・・仕事とかしてなかった。)」
ルキアと森岡さんは仲良くなりました。
俺はというと毎日森岡さんが来るので迷惑してます。
部長から食事に誘われたが、俺はやめとくことにした。
またあの日に戻ったら怖いからなのである。