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腹からイソギンチャク お試し版。  作者: 如月 巽
子供が宿る前の話…の抜粋。
3/8

不妊の原因は女だけとは限らなかった、という実話から抜粋してみた。

 女性の場合は不妊治療や子宮がん検診などで自身に問題がないか調べてもらう機会がある。

 実際、私は今勤めている会社の健康診断で、希望者は子宮頸がん検診が受けられた為、調べてもらって不調の有無を知れた。


何を言い出そうとしてるのか判った人もいるかも知れない。

そして、この手の話になると「そんなはずない」となりがちな人がいるとか。

 

 男性側に何かしらの問題が発生している事がある、という話だ。


 精子が弱っていたり元から少なかったり、場合によっては、言い方が悪いが《タマ無し》の可能性である。

 手淫・マスターベーション・一人アソビ…色々と言い方はあるけども、いわゆる《自慰行為》を行った際に射精が出来るのであれば、大概は「自分には問題なく子種がある」という思考に至るのが一般的だと思う。


でも、ちょっとだけ立ち止まって欲しい。



というのもこの節で記すのは、旦那の方で実際にあった話 ─ つまり、実際の成人男性の実体験である。

まぁ、抜粋なので一部分しかないのだけれども。



───────


「もしかしたら、俺の方に問題があるのかも知れない」


 そう言われた言葉に、どう返事をすればいいか悩んだことを覚えてる。


「如月の体に何もないなら、俺の方かもって考えるのは道理でしょ。思い当たる節も幾つかある」


 旦那さんは、眉間に皺を寄せて口を引き結んだあと、思い当たった2つを話してくれた。

 ここではその内の片方をざっくりとお話ししようと思う。


【睡眠の質が悪い上、睡眠時間が短過ぎる】

 この頃の旦那さんは、勤務時間の問題で当人がリラックスする時間、いわゆる《自分時間》の確保がやや難しい状況だった。

 お風呂にゆっくり浸かる、というのも自分時間ではあるけど、如月家は元々シャワー派が多くて、この頃は汲んである方が珍しかった。

 旦那さんもシャワーで済ませていたので、長くても十五分ほど。

 そこからご飯を食べて食休みして…なんてしていればあっという間に二十三時は回ってしまうので、好きな事をする暇もない。


 でもやっぱり好きなことはしたい、と思うのは人の性。

 そこで彼がやってしまっていたのは、睡眠時間を減らしての自分時間だった。


 一番酷い時には二時近くまでスマホゲームをやっていたらしい。

 眠い時はちゃんと寝てみるも、夜中起きる事も多かったし、短時間で目覚めては寝る事を繰り返すのも度々あったとか。

 

日頃のストレスと自分時間直後の睡眠を繰り返す平日。

 脳は直前まで行っていたことを処理中で覚醒状態。


 となると、平日に寝足りていない弊害は休日に回ってきてしまう訳で。例に漏れず、1日の半分は惰眠に消費。


 出先で「眠い」「限界」「疲れた」という言葉がだんだん増えてきて、早く引き上げる事も少なくはなかった。

 

 表向き「ちゃんと寝てる」とは言っても、実際に深く眠っていた時間は短かったのかも知れない。

 ストレスは最大の敵、というのはどの時代でも当てはまる、という事だろう。


───────


睡眠についてはその人の生活スタイルで全く違うもの。個人個人で考え方の違いがあるので、相手のの思考や傾向に口を出すような出過ぎた真似はしない、というのが私のスタイル。


 ただ、お互いが考えている内容に共通項があるとなれば、話が変わってくる。

特に【子供が欲しい】ということになれば、互いの協力と思い合い無しではまず難しい。


 射精・性液などに関しても個人で違いがある以上、量にもおそらく違いがあるだろう。

 量だけでなく、液内に含有している精子は通常か異常があるか、など色々とある。


 病院で調べてもらう事が一番手っ取り早いと思うけど、気になる場合はご自身で検索してほしい。

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