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お見舞い2

更新が遅れてしまい申し訳ないです!

色々と落ち着いたので更新を再開していきたいと思います。これからもよろしくお願い致します。

 紗雪さんに家の中に入れてもらい先輩の部屋に案内してもらう。

 先輩の風邪はもう治ってはいるが念のため安静にしているらしい。


 「海人の部屋はここよ」

 「ありがとうございます」

 「今は寝ていると思うから」


 そういって紗雪さんはその場を後にした。

 静かに先輩の部屋に入る。


 「お邪魔しまーす」


 部屋の中に入ると先輩はベットで寝ていた。

 そんな先輩に近づく。カーテンが閉まっており薄暗い部屋なので先輩の顔がよく見えない。


 ベットの近くまで来たとき足元に置いてあるものに躓きベットの方に倒れる。


 「きゃっ」


 先輩に覆いかぶさる形になってしまった。

 先輩はまだ起きていない様子だがこのままではまずいと思い体を起こそうとした。


 するといきなり先輩に抱き寄せられた。突然のことで頭の中はもうパニックだ。

 

 「ちょ、先輩!?」


 男の人の力には到底かなわずされるがままになる。

 いつもは私からグイグイいくからたまにはこうして強引にされるのも悪くないと思っちゃう私はどうしようもないくらいに好きなんだなって感じる。


 だがいつまでたっても先輩からのアクションが無い。どうしたんだろうかと思っていると静かな寝息が聞こえてくる。


 ま、まぁ先輩だしそんなことだろうと思ってましたよ…ホントだよ?嘘じゃないからね!!


 自分に言い聞かせるように言い訳を心の中で言い放ち気持ちを落ち着かせる。

 早く抜け出さなきゃと思うがなかなか体が動かない。


 先輩の力が強いこともあるが心のどこかでこのまま先輩を感じていたいと思っている自分がいる。

 あと少しだけこのままでいようと思った。





 いつの間にか寝ていたようだ。しかも私にも布団が掛けられていた。

 目の前にいる先輩と目が合う。


 「ふぁ〜、おはようございます〜」

 「おはよう」


 寝ぼけながら先輩に挨拶する。

 先輩も目を覚ましたようだ。久しぶりに先輩と話せて嬉しいな〜。


 「な、なぁひとつ聞いていいか?」

 「ん〜、どうしたんですか?」

 「なんでこんなことになってるんだ?」

 「どうしてって私が先輩のお見舞いに来てあげて部屋に案内されてそして...」


 徐々に意識が覚醒してくる。それと同時に恥ずかしさもこみ上げてきた。


 「いや、あの、その...」


 うまく言葉で表すことが出来ない。


 「し、失礼しました!!」


 ベットから勢いよく飛び出し先輩の部屋から出て廊下に座り込む。


 そこへ紗雪さんがきた。


 「大きな音がしたけど大丈夫?」

 「ううぅ」


 真っ赤な顔の私を見てなるほどという顔を見せる紗雪さん。


 「今日は赤飯かしら」

 「違います!!」


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