しあわせなこと
爆笑されたり
ドン引きされたり
ほとんどが
どちらか
そういう時には
厚い壁か
深い溝かができていて
自分の住んでいる世界観は
目の前にいる相手と
地続きじゃないみたいだって
なんとなく
テレビ様の箱にしまわれて
ものすごく遠いところだったり
一段高かったり低かったり
ともかく「違うところ」に
置かれる感じがする
なので
大抵は脳内に留めておくけれど
脳内では
平常運転なのだ
それを知っている
彼女は
いつだったか
心配してた
「この子と
まともに付き合える人は
きっと
いないだろう」
ただ
自分の認識は
少し違っていて
全部の側面で
そっくり同じ感覚を
持っている人同士なんて
いるわけないんで
単に目の前にいる人と
違うことを思いついた時に
それを表に出すか
中にしまうか
しまう頻度が高いか低いか
それだけのことだ
みんなだって
それぞれが唯一の存在で
別に誰とも一緒じゃないだろ
だから
たぶん
色々の側面では
人と遠かったり
一段高かったり低かったり
みんな
してると思うのだ
でも
なんとなく
君から漂ってる空気は
壁とか溝とかが
そんなに感じられなくて
同じところに
いてくれてるんじゃないかな
なんて
これも願望かな
君が
そんなでも
いいよ
って
言ってくれたら
すごく
しあわせなこと




