メディス編:プロローグ
ガイアの隣に位置する総人口約10億人の小惑星メディス・・・この星は機械文明が発達していた。星天暦3011年、進化しすぎた機械文明が人工知能を得て人類に反乱を起こした。この反乱は機族の反乱と呼ばれている。結果は人類の惨敗・・・敗北した人類は元居たアレリー大陸から追い出され東のレリール大陸へと追いやられていた。戦いに勝利した機族はアレリー大陸に機械帝国を築き上げたのだった。星天暦3013年、一人の男が仲間を連れて機械帝国へとやってきて皇帝への謁見を求めたのだった。
帝国は謁見を認めた。なんと男は謁見で我々をトークナー王家と認めてはくれないだろうかと要求したのだった。意外にも皇帝はその申し出を許可し帝国領であるオリバール島を譲って独立国として認めたのだった。交換条件として皇帝は同盟の締結を求めてきた。独立国として認めてもらうには条件を呑む必要があるので男は快く同盟の締結を受け入れた。
男が独立国を建国した事実はすぐにメディス全土に広まった。その噂を聞いた人々は続々と男の建国した国「トークナー」へと集まったのだった。
帝国がそのような事を許すわけもなくそこにいた人々は皆殺しになった・・・
人々は「トークナー」は帝国の自作自演だと噂した。その一件以来、大規模な暴動などは起こらなくなった。
「なるほど・・・トークナー王家・・・奴らはやはり・・・ウッ・・・・・・」
眼鏡をかけた長髪の男がトークナー王家について書かれた本を閉じたその時、後ろから銃で頭を撃ち抜かれていた。男を撃った謎の人物は本を手に取りその場を後にした。