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キスカの耳飾り  作者: 塩瀬 いつき
1/1

プロローグ-お母さんへ-

お母さん。

ごめんな。


知らんかってん。

あの時、お母さんがつけてたイヤリング、古ぅなって色が変わってしもとんや思とった。

もういらんやろて、勝手に自分だけ納得して。

あんなことになる前に、聞いたらよかったなぁ。


お母さん。

世の中、びみょうな色味ってあるんやなぁ。

びみょうな色味が。


「真っ白じゃなくてもええんやで」


その意味が分かるまでに、えらい時間かかってしもた

わ。けどそれが分かった今、うちはめっちゃお母さんに感謝してんねん。ほんまやで。


そういえばお母さん、イヤリングのこと“耳飾り”って

言うてたなぁ。昔はなんか古くさい言い方やなぁ思て好かんかったけど、今うち、耳飾りって言うほうがなんかしっくりくるねん。不思議やなぁ。


大事な耳飾りつけて、行ってくるわな。


お母さん。

ありがとう。









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