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クラスに入れない僕らの日常  作者: schwein
教育相談室に慣れるまで…
8/27

教育相談室復帰5

今日の朝は、少し気が重かった。また昨日のように気まずい時間を過ごしたくないなと思っていたからだ。学校に行き始めてから、母親の機嫌がずいぶんいい。まあ当たり前か。家にいるめんどい奴が消えるのでは・・・。


教育相談室に着くと、朝心配していたようなことは、1つもなかった。相変わらずキリエさんとチヨコ先輩がたわいのない話をしていたからだ。


今日は珍しく、こうはい君も来ていた。この部屋での貴重な男子の1人だ。こうはい君は、この日は、ずっと読書をしていた。なんの本か聞こうと思ったけど、怖くてできなかった。情けない話である。


席は僕と同じ壁向きで僕の右隣だ。僕もその日は、先輩たちのたわいのない話を聞きながら小説を読んだ。


この日は、小説以外にもしたことがある。提出物だ。ずっと学校に来てなかったので、たまりにたまって山のよう。自力で解こうとしても分かるわけがなく、結局答えを写す単純作業になった。

最低な野郎である。


この日も、誰とも話すわけでもなく一日が終わった。


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