僕なんかがここに…。
この日は、珍しく気分が沈んでいた。期末考査があるからだ。トボトボと歩いて学校に登校した。
教育相談室に入るといつものメンバー、チヨコ先輩、キリエさん、レンゲさん、後輩ちゃん、に加えて、後輩くん、タピオカさん、ゆきこくんが来ていた。教育相談室のメンバー大集合だった。ゆきこ君は、僕らの1つ下で、僕は、少し苦手だ。
1限は、英語だった。1つ目から僕の苦手な教科だ。と言うか得意な教科ないや…。記号を全部書き、テストの前に暗記したところで覚えてるところを書いて、途中退室…。よし20点はあるな…。
次の教科は、数学だった。終わった。覚えようにも公式を覚えるのは、めんどくさい。もう名前を書いて、少し問いて退室。ほとんど名前書いただけじゃねーかよ…。20点ないかも…。
数学のテストに名前を書き、教育相談室に戻ると、レンゲさんとキリエさんがベランダに出る窓によっかかって座っていた。それにカメじい以外にも先生が2人いて、1人は保健室の先生だった。
どうやら2人とも倒れたらしい。僕は、この時、僕みたいなやつがここを使っていていいのか?と思った。みんな僕より重症じゃないか…。僕は、人が怖いとかしょうもない理由なのに…。
今でこそ人の悩みは人それぞれと割り切れていますが、当時は、本当に僕なんかがここを使っていいのか?と本当に悩んでいました。
キリエさんは、車椅子に乗って3限目の現文のテストを受けたが、レンゲさんは、おじいちゃんが迎えに来て、帰っていた。
僕は、この日教育相談室のメンバー全員こんなに重症だったら、僕はここにいてはいけないと思った。




