表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/63

八話 キマイラ討伐は大変だった

時間があまり無くて少し話が短いです。




俺は結局朝になるまで、無心になり、心を落ち着かせ、気づいたら朝だったという感じだ。だがこの間にも身体強化は使い続けているので、スキルレベルはだいぶ上がった。

約9時間使い続けた結果がこれだ。


スキル


言語理解 Lv.5(10/50)

ステータス鑑定 Lv.5(10/50)

身体強化 Lv.5(10/50)

火属性魔法 Lv.5(10/50) ファイアボール

ファイアウォール ファイアバレット

エクスプロージョン ファイアブレード

水属性魔法 Lv.5(10/50) ウォーターボール

ウォーターウォール ウォーターバレット

フリーズ アイスブレード

木属性魔法 Lv.5(10/50) ウッドボール

ウッドウォール ウッドバレット

ウッドバリア ウッドブレード

風属性魔法 Lv.5(10/50) ウィンドボール

ウィンドウォール ウィンドバレット

ウィンドバリア ウィンドブレード

土属性魔法 Lv.5(9/50) サンドボール

サンドウォール サンドバレット

ロックボール ロックウォール

闇属性魔法 Lv.5(9/50) ダークボール

ダークウォール ダークバレット

ダークフォグ ダークブレード

光属性魔法 Lv.5(9/50) ライトボール

ライトウォール ライトバレット

サンダー ライトブレード

剣術 Lv.5(9/50)

体術 Lv.5(5.82/50)


となっていた。俺は魔法がそれぞれ3個ずつ増えていたのですぐさま使おうとしたが、

ちょうどエリスが起きてきたのであとで試すことにした。



「エリスおはよう」


「リョウタおはよう。何も無かった?」


「ああ、何も無さすぎて暇だった」


「やっぱり何も出なかったのね。この辺りは魔物が少ないから、暇なのよ」


エリスはそういったあと、俺にお疲れと言って朝食の準備を始めた。準備と言っても完成したものを出すだけだが。


俺は椅子に腰掛けて、エリスが並べた料理を食べる。するとエリスがパンを片手に持ちながら俺に話しかけてきた。



「リョウタ、1つ質問いい?」


「なんだ?」


「リョウタのステータスってどうなってるの?私かなり高い自信あったんだけど」


エリスはSランク冒険者だ。スイレイ王国に

5人しかいない内の1人なのだ。その冒険者のステータスが低いはずがない。



「基準がわからないからな。高いも低いも分からない」


「そっか...、私のステータス見る?」


「見せていいのか?」


「別に大丈夫でしょ」


そう言ってエリスは冒険者カードを取り出した。前にも説明したと思うが、冒険者カードにはステータスを表示する機能がある。

ステータスの表示方法は簡単だ。冒険者カードに魔力(MP)を流すだけだ。この世界には魔力が無いものはいないらしい。量の違いはあれど、0はいないらしい。だから魔力を流して、表示するという方法だそうだ。



エリスは冒険者カードを俺に渡してきた。そこには数字が書かれていた。だがその前に俺は驚いたことがあった。なんと、ステータスは魔力を流し続けなくても表示されるのだ!

まあどうでもいい事は置いておいて、エリスのステータスを見る。


エリス・フレイア


Lv.51


HP 35000

MP 3200

STR 12000

DEF 8000

AGI 6000


と書かれていた。エリスのHPは俺よりも高いがそれ以外はかなり差がある。俺はエリスのステータスを見て完璧なパワー型だな、と思った。



「このステータスは高い方か?」


「だいぶね。まあSSSランクとかになれば最高いんだろうけど、これでも相当高い方よ」


「そうか」


「それでリョウタのステータスはどんなの?」


俺はエリスにそう聞かれて見せるか悩んだ。

俺のステータスは一部が特化している訳では無いのに全てが2万を超えている。これを見せていいのだろうか?と俺は考える。


だがエリスが見せてくれているのに俺が見せないのはおかしい気がする。俺は悩んだ結果冒険者カードを取り出し魔力を流し、エリスに渡す。すると冒険者カードを見るなりエリスの表情が驚愕に染まる。



「リョウタ、何このステータス!?」


「何ってなんだ」


「ステータス高すぎない!?」


「ああ、高いな」


「高すぎるよ、このレベルでどうやったらこんなステータスになるのさ!」


「あ、レベルのこと忘れてた...」


忘れていたが俺はまだLv.7だ。そんな奴がエリスよりHP以外の全てのステータスにかなりの差がある。どう考えてもおかしいだろう。俺は誤魔化せそうにないので、どうやってそうなったかを少しだけ話すことにした。



「なんか、エリスと戦ったら俺の能力でそうなった」


うん、嘘は言ってない。雑なだけだ。



「いや、意味がわからないんだけど...」


まあ、そうだろうな。大事な部分を俺の能力だけで済ませているからな、仕方がない。



「まあ、俺の力ってことだ。気にすんな」


「気にするなって無理でしょ...」


そう言ってエリスはもう一度冒険者カードに目を向ける。俺は朝食を食べる。この後俺達は朝食の間喋ることは無かった。俺達は朝食を食べたあともう一度馬車に乗り移動を開始した。そして1時間ほどして目的地に着いた。



馬車を出るとすぐ近くに森と遺跡のような場所があった。キマイラは遺跡にいるらしい。キマイラは時々遺跡に出現しては遺跡から出て森を荒らすらしい。森を荒らされると森の中にいる魔物が森から出て近くの村に向かう。すると村に被害が出る。だから村に被害が出る前に冒険者ギルドに討伐依頼が出される。もしかすると、もう遺跡の外に出ている可能性はある。俺達は遺跡に入る準備をした。必要なものはほとんどないが、一応準備は必要だ。



俺は片手にランプのようなものを持ち、遺跡に入る。道はあまり広くないが、歩くぶんには問題がない。しばらく歩いていると人型で骨しかないのに動く魔物が3体出てきた。スケルトンだ。1体は何も持っていないが、ほかの2体は手に骨を持っている。その骨は鋭く尖っていて、簡単に人を指し殺せそうだった。



スケルトン達は俺達に気づいた瞬間襲ってくきた。俺は慌てて攻撃を避けてから、拳でスケルトンの頭を思い切り殴った。するとスケルトンの頭が粉々に砕けた。俺はエリスを見てみる。エリスは剣を構えて、スケルトンが襲ってきたところを狙い、スケルトンを真っ二つにしていた。俺はもう一体のスケルトンを探した。すると既に真っ二つにされていた。だが少し変なところがあった。近くに小さなクレーターが出来ていたのだ。



「なあエリス、この穴なに?」


「思ってたよりこの魔物が硬くなくて、つい地面まで割っちゃった」


「確かにあまり硬くなかったな」


あまり硬くなかっのは、所詮は骨という事だろう。ただの骨ならば普通に砕いたりできる。



「まあ、進むか」


「そうだね」


俺達は再び歩き始めた。何度かスケルトンに襲われたが問題なく対処できた。


しばらくすると見たことがない魔物が出てきた。今度は人型で、肉が腐っている魔物が出てきた。ゾンビだ。ゾンビは5体いて、うーやあーと言いながら近づいてきたが、すごく遅い。俺は剣を抜いて、ゾンビに近づき、首をはねた。流石に腐った肉は触りたくない。

ゾンビは首をはねたらパタリと倒れ動かなくなった。俺はその後2体首をはねる。後の2体はエリスが倒し、俺達はまた進む。


スケルトンと同じで何度かゾンビが出てきたが問題なく対処できた。

しばらく進むと少し大きな部屋に出た。そこには、体がヤギで頭がライオン、尻尾が蛇の魔物がいた。俺達の探していた魔物だ。



ここで俺はーーいや俺達は勘違いしていたことに気づいた。依頼にはキマイラを討伐してくださいと書いていただけだった。この依頼を見て俺達はキマイラは一体だと思っていた。だが違った。キマイラは15体いた。俺は慌ててエリスに聞く。



「いつも、こんな数いるのか?」


「そんな訳ないじゃない。いつもなら1体よ」


「なあ...、これやばくないか?」


「うん、やばいかもね」


そう、いつもならキマイラはBランク冒険者5人で1体倒すのだ。だが敵は15体。Sランク冒険者がいるからと言って、かなり絶望的だ。やばいかもではなくやばいのだ。



「なあ、逃げるか?」


「そうね、逃げましょうか」


俺達は逃げようとした。だがそれは叶わなかった。俺達はが通ってきた道の方を向くとキマイラが5体いた。詰んだ。俺はそう思った。その瞬間道の方のキマイラ5体が俺達に向かってきた。背後のキマイラは全員ではなくこちらも5体だけ向かってきた。俺は慌てて剣を抜き、エリスに声をかける。



「エリス、俺達の通ってきた道の方のキマイラ頼んだ!」


俺はそう言って15体のキマイラの方を向く。

俺は向かってきた5体のキマイラに向かっていき、1体は殴り、1体は蹴り、1体は叩き落とし、1体はファイアボールで足止めをし、1体は剣で斬りつけた。剣で斬りつけた所で

脳内に直接



『レベルが8に上がりました』

『レベルが9に上がりました』

『レベルが10に上がりました』


と響いた。俺は勝利を確信した。唯でさえおかしかったステータスが更に上がった。


これなら行ける、そう思い全力でファイアボールを当てたキマイラに向かう。一瞬で近づき剣を1振りする。そしてすぐに次のキマイラに向かう。そして1振りする。途中でレベルアップの報告が何度かあったが今は気にしない。


そして1振りして走るを繰り返すことによってすぐに15体のキマイラを倒し終えた。



俺はエリスの方を見てみた。するとエリスはあと4体倒し終えて、あと1体というところだった。その1体も真っ二つに斬り、全て倒し終えた。俺はエリスの元に行き話しかける。



「お疲れ」


「え、そっちは倒し終わったの?」


「うん、15体全員な」


「そっか、早いね。私疲れた」


「そうだな」


俺達はそう言って、地面に座り込んだのだった───。


誤字や矛盾があれば教えてください。

それと説明がわかりにくいところも教えてください。

よければコメントと評価もお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ