四十話 ギルド内は慌しそうだった
時間が無くて、少ししか書いていませんが、キリがよかった(自分的に)ので、投稿します。
ギルド長から依頼を受けたあと、早速原因探索に向かおうと、部屋から出たところで、何やら慌ただしい音が聞こえてきた。
ある者は、大変だ!と叫び、ある者はすぐに向かわないと!と叫び、ある者はなんで!?とそれぞれ違うことを叫んでいる。
何かあったのだろうか?俺は横にいるエリスと瑞希に何か知らないか聞いてみたが、2人とも知らないようだ。取り敢えず見に行ってみるか。
受付の方に向かい、近くにいた受付嬢を呼び止める。
「すみませーーー」
呼びかけようとしたのだが、受付嬢は余程慌てているのか、俺の言葉が聞こえていないのか、無視しているのか分からないが、スルーされた。仕方がない違う人に聞くか。
次は近くにいる冒険者だ。
「すみませーー」
声をかけようとしたら、今回も同じようにスルーされた。
「プッ...」
後ろにいる瑞希から、笑い声が聞こえる。
すきで無視られてるわけじゃ無いですけど。
さて、どうやって現状把握しようか。
もう1回声をかけてみるか…。
「すみません」
「あぁ?なんだ?」
おお、今回は反応してくれた。よかった。
「何でこんなに慌ただしいんですか?」
「知らねえのか?今、ダンジョン街の方で、魔物が大量発生したらしい。しかもその魔物がダンジョンから出てきたやつなんだってよ」
へー、それは大変だな。そら慌てるわな。
どうしようか…、俺達も行くべきかな。
と俺が今後の方針を考えていると、エリスが後ろから出てきて、冒険者に大きな声で質問をした。
「それは本当なの!」
「ああ、本当らしい」
「そんなことがあるの...?」
エリスはそう呟いて、考える素振りを見せた。
「エリス、どうしたんだ?」
「ダンジョンの魔物は基本外に出てこないの。ただ例外もあって、魔王や、悪龍のように、強い魔物が近くにいる時だけは、外に出てくるようになるの」
「と言うことは...」
と言うことは、魔王級の魔物が、ダンジョン街にいるという事だ。やばいな、かなり危険だ。これはやっぱり俺達が行くべきか。
「エリス、瑞希、提案なんだが...」
「「いいよ」」
俺が今から提案しようというところで、二人が声を合わせて提案を肯定した。
「まだ何も言ってないんだけど」
「涼太の言うことはだいたいわかるからね」
「リョウタはこういう時は、絶対に助ける人だと思ってるから」
瑞希とエリスからの信頼が嬉しい。
よし、やる気出てきたなー。
いっちょやるか!
馬車で行くより走った方が早そうだな。
荷物は...いらないな。すぐ帰ってくるだろうし。
そして俺達は、少しだけみんなで話し合いった後、すぐにダンジョン街に向けて出発したのだった───。
英語ワカラナイ...。(関係なさすぎ)