三十三話 階段の場所は精霊も知らないようだった
すごく短いです。
言い訳としては、明日が英検なので、あまり書く時間がありませんでした。
それに多分話の内容が変だと思います。
時間がある時に昨日の分と今日の文を書き直しておこうと思います。
俺がなぜ3日もいなくなっていたのか納得したところで、瑞希は今日は取り敢えず城に帰ると言ったので俺達(エリスを除く)は今城にいる。
あと1日で護衛兼アドバイス役の仕事が終わってしまうのだが大丈夫なのだろうか?
「瑞希、明日で護衛兼アドバイス役の期間が終わるんだが、下の階層への階段はあったのか?」
「うんん、涼太が落ちた部屋以外なかったらしいよ」
「らしい?」
「私は涼太を探さないといけなかったから、私の護衛の兵士に頼んで探しといてもらったの。それで、どこにもそれらしきものは無かったんだって」
「へー、そうなのか」
ということは、閻魔がラスボスなのだろうか?その割には弱かった気がするんだが。
それに、情報が不確かだな。もっと確実な情報が欲しいし、俺の近くを飛び回っている精霊に聞いてみよう。
「なあ、あのダンジョンは何階層まであるんだ?」
「多分100階層ぐらいだと思います」
「本当か?」
「多分ですけど」
100階層まであるとしたら、何故階段が見つからなかったんだろうか?
そんなことは考えても意味が無いので、階段は明日探す事にして、今日はゆっくり寝るか。
朝起きるとすぐきダンジョンに向かうことになった。なぜなら今日は護衛兼アドバイス役の最終日だからだ。今日は急ぎのため、馬車を使わず、ダンジョンに走っていく。
その後エリスと合流して50階層(俺が落ちた場所)へと転移した。
「よし、それじゃあレベル上げの為に49階層に行こっか!」
瑞希が少し楽しげに言う。この世界を堪能してくれているようでよかった。
だが、上に行くことは出来ない。まだしたの階層があるかもしれないからな。
「瑞希、まだ下の階層があるかもしれないからな、少し探していいか?」
「いいけど、兵士さんの話だとそれらしき場所は無かったらしいよ?」
「それでもちょっと探してみたいんだよ」
「そっか」
俺は瑞希に許可をもらったので早速下の階層へと続く階段を探し始める。正直いって、全く見つかりそうにない。壁も床も全て同じような感じで、おかしい所もない。なので俺はすぐに精霊に頼ることにした。
「なあ、どうやって下の階層に行くんだ?」
「それは私にもわかりません。お役に立てなくて申し訳ございません」
「いや、全然気にしなくていいよ」
まじか、精霊にも分からないのか。
確かに閉じ込められていたのに知っている訳ないか。んー、どうしようか。
取り敢えず地面でも割ってみるとするか。
...最近、取り敢えずすることがおかしくなってきている気がするな。うん、気のせいだな。
そんな自問自答をしてから、俺は地面を思い切り殴ると、想像していたより断然柔らかかったので、地面に大きな穴ができた。
俺はその穴が空いた地面の上に立っていたので、そのまま穴に落ちていった。
落ちた先にはまたもや部屋のようなものがあった。まさかここにも精霊が捕まっているのか?
「なあ、ここにも精霊がいたりするのか?」
「いえ、捕まっている精霊は私達だけですよ?」
「そっか」
それなら良かった。俺の心配は杞憂だったようだな。俺が一安心した所で上の方から声が聞こえてきた。
「涼太!大丈夫!?」
「にぃ...!」
「涼太!涼太!」
上から順に瑞希、靉麗、霧月姉だ。俺は全く無傷なので大きな声で全然大丈夫だと叫んだ。すると、数秒後、皆が俺のいる部屋へと降りてきた。
「涼太、大丈夫なの?」
瑞希が俺をじっと見ながら聞いてくる。
俺も瑞希を見ながら返事を返す。
やっぱり可愛いなー。
「全然大丈夫だ」
俺が返事を返すと、瑞希が顔を赤くして俯く。じっくりと見すぎただろうか?
今更反省しても仕方が無いので、取り敢えずこの部屋を探索するか!
俺はこうして何階層かも分からない部屋の探索を始めたのだった───。
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