一話 俺は平均的だったはず
先に謝っておきます。全国の山田涼太さんすいません!
いきなりだが、俺は全てが平均的だった。例えば、顔はかっこよくも無くかっこ悪くもない、名前も山田 涼太と平均的。運動会でも、絶対に5人中3位なのだ。
そして、平均的なのは、努力しても、しなくても一緒なのだ。
本気で勉強してテストを受けても、良くて中の上、悪くて平均点よりやや上だ。
だが勉強を全くしないでテストを受けたけも、良くて平均点よりやや上、悪くて中の下。本気で勉強した時とほとんど変わらない。
そしてそれは体育に関しても同じだった、体育のテストで、本気で練習してテストを受けると10点満点中5〜6、1度も練習したことがない技でテストを受けても4〜5点だった。ということは、努力してもしなくても大して差がないということである。
ならば、努力しなくなるのは必然だろう。
俺は中学2年生の時にこの考えに至り、努力をすることをやめた。
これは仕方が無いことだろう。努力して、本気を出しても大して結果が変わらない。そんな悲しいことは無い。こんな悲しい目にあうなら、努力なんてしない方がいいだろ?
俺はその考えに至ってからは、学校の授業を全て寝ることにした。さらに、テスト前になっても勉強をしない事にした。その状態でテストを受けると、案の定俺は平均点よりやや上の点数をとることが出来た。
そして、それは高校生になっても変わらなかった。高校のテストでも、授業を聞かずに平均点をとることが出来た。
そんなこんなで高校生活を送っているといつの間にか俺は今高校2年生になっていた。
今日もいつもと変わらない日だった。
───だが、今日という日から俺は全てが平均的ではなくなった。
1日にして...いや一瞬にして全てが異常へと変わったのだった。
*
今日も、いつもと変わらない学校帰りの道。
いつもと変わらず、幼なじみと一緒に帰っていた。俺は家が隣同士の幼なじみの新川 瑞希といつも一緒にかえっている。
瑞希は正直に言ってすごい可愛い。俺は身長が低い方が好きなのだが、瑞希はいい感じに低い。スタイルもすごく良くて、気遣いもできる。それに料理も美味しい。
俺からしてみれば、そんな彼女がなぜ俺と帰っているか不思議で仕方ない。だが、俺からしてみればすごい嬉しいのだが。
もしも、瑞希がOKしてくれるのなら、すぐにでも告白して彼女にしたいレベルだ。
だが、瑞希は凄いモテる。当たり前だ。
こんなに可愛くて完璧な人間はそう簡単に見つからないだろう。
そしてそんな彼女が俺を相手にしてくれるわけがないので、告白なんてするだけ無駄だというものだ。俺がヘタレという訳でわない。重要なのでもう一度いう。
俺はヘタレではない!
あれ、なんか、少し悲しくなってきたな...。
少しでもいいから瑞希が相手にしてくれるような顔になりたいな...。
俺はそんなことを思いそして、ふと思ったことがあった。何故瑞希はいつも俺と帰ってくれるのだろうか?という事だ。
これは考えてもわからないと思うので、少し冗談を交えつつ瑞希に聞いてみよう。
「なあ、今更だけど瑞希いっつも俺と一緒に帰ってるけどさ、瑞希遊ぶ人いないの?ボッチなの?」
「ボッチじゃないよ!友達いるよ!ちゃんと遊んでるよ!でも、涼太と一緒に帰りたいから...」
瑞希は後になるにつれて声が小さくなっていき、最後に関しては全く聞こえたなかった。
「ん?最後ら辺全く聞こへなかったんだけど、もう1回言ってくれないか?」
「いや、聞こえなくていいの!」
「そうか、気になるなー」
「忘れて!」
いつも通り瑞希をすこしおちょくりながらたわい無い会話していた。なんというか、好きな人には悪戯したくなるって言うアレだな。
しばらく話しながら歩いて、家がもうすぐ見えそうになった所で、突然前の地面が無くなって前が大きな穴のようになった。
「なんだ!これは!」
俺は思わず叫んでしまった。そして、すぐに避けようとした。
だが、俺は避けることが出来なかった。
いや、避けなかった。
なぜなら、瑞希が既に足を踏み入れ、穴に落ちる瞬間が見えたからだ。
「瑞希!」
俺は叫びながら瑞希の腕を掴んだ。
「涼太!ダメ!」
瑞希がそう叫ぶが、俺には聞こえていない。
瑞希を離すものか、と必死に耐えているからだ。だが、落ちる力に耐えることが出来なかった。そして───
───そのまま俺達は穴に落ちていくことになった。俺は心の中で
(あ、俺たち死んだわ。でも瑞希と一緒なだけ全然ましか)と考えていた。
俺は何故か無駄に冷静だった。
ここで人生が終わるかもしれないというのに、特に焦ることもなくただただ落ちていたのだ。だが、俺と違って瑞希は何とかならないか、と考えていた。
しかし、何とかなるわけがないと思い至ったのか、俺にしがみついてきた。
「涼太、今までありがとう」
「ああ、瑞希こそありがとうな」
俺達はお互いに礼を言い合った。
本当に瑞希がいて良かった。
これで幸せに死ねる、俺はそう思っていた。
いや、まだ死ねないか、最後に伝えなければいけないことがある。
「なあ、瑞希」
「ねえ、涼太」
お互いの声がかぶさった。その時、死ぬかもしれないのに、と言うより死ぬのに笑いが起こった。
「なんだ?」
「涼太こそなに?」
「時間もないし、一緒に言うか」
「そうだね」
俺達はせーのと言って言いたいことを言い合った。
「瑞希、大好きだ」
「涼太、大好きだよ」
俺は瑞希に好きということをやっと伝えることが出来た。それも死に際にだ。
ただ、瑞希が何を言ったのかは聞こえなかった。運悪く、ブォーンと変な音がなったのだ。俺は瑞希の言葉が聞こえなかったが、俺の言葉は聞こえただろうか?もしも聞こえていなかったら少し悲しい。俺は瑞希の方を見てみた。すると瑞希はとても可愛い笑顔で俺を見ていた。
残念だ。本当に残念だ。こんなにも可愛い笑顔を見ることがもう出来ないなんて。
さぁ、もうそろそろ穴の底に着くかな?かなり長く感じたがもうさよならだな。
「瑞希、じゃあな」
「そうだね。でもこれからも一緒だよ?」
「そうだな」
「うん」
そう言ってお互いに笑った。
「「元気でね」」
俺は、そして瑞希はお互いにお別れの言葉を言った。
ーーーだが俺達は死ななかった。
別れの言葉を言ったすぐあと、いきなり目に映る光景が真っ暗な穴から神殿のような場所になり、俺達は神殿の床に座っていたのだ。
「「え?」」
どういう事だ?死ぬはずじゃなかったのか?
頭の中はその疑問でいっぱいだ。
「瑞希、どうなってるんだ?」
「わ、わからない」
確かに分からないよな。ただ一つ、瑞希が一緒だということで安心感ある。
それに、瑞希の声を聞いたおかげか、少し冷静になった。早速現状把握していこう。
まず、すぐ近くに、女性と男性が1人ずついるな。女性は見た目俺達と同じぐらいの年齢で、髪型はロングで、金色のきれいな髪だ。
スタイルもよく、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる。そして、顔は綺麗というより可愛かった。どこか幼さのある顔だが、なんとも言えない魅力がある。まさに完璧だった。
だが、俺からしてみれぼ瑞希の方がダントツで上である。俺は外見だけで人を見ることはあまりないので、相手の中身を知らないので瑞希に勝てるわけがないのだ。
...まあ、性格が良くても瑞希に勝てるわけがないのだが。
次に男性はどこか、威厳があるような感じだった。男性の説明が短いが仕方の無いことだろう。俺はホモではない。
彼女らの服装はどちらも豪華だ。女性はドレスの様な服を着ていて、胸のあたりには大きくて綺麗な宝石のペンダントをぶら下げている。男性は王冠みたいなのをかぶっている。正直いって男性の方はどうでもいい。
と、よく分からない現状把握を終えたところで、女性の方が口を開いた。
「私達の言葉が分かりますか?」
「は、はい、分かりますけど...、なんで俺達はこんな所にいるんですか?」
「それは私がここに召喚したからです。いきなり召喚して申し訳ありません」
「召喚?私達を召喚したってどういう意味?」
瑞希が訳が分からないと言った感じで、首を傾げつつ、女性に問いかけた。
流石は瑞希、さっきまでは少し混乱していたが、もう落ち着いている。
「その説明は私が後でゆっくりとします。今はこれだけ言っておきましょう。ようこそスイレイ王国へ」
そこで俺達ははてなマークが頭にたくさん浮かんだ。スイレイ王国とはなんぞや?という疑問だ。
取り敢えずここで、一回整理してみようと思う。確かいきなり地面がなくなって、そこに落ちたら目の前に神殿が出てきて、女性にようこそスイレイ王国へと言われた。...うん分からん。
俺は夢でも見ているのだなという結論に行き着き、瑞希を見ると同じようなことを考えていたのか俺に話しかけてきた。
「私、夢見てるみたい」
「そうだな、俺も同じ事考えてた」
言ったあと二人で顔を合わせて笑いを漏らした。かなりリアルだが、こんなことになってしまえばそう思うのも仕方ないだろう。だが、女性は不思議そうな顔で俺達の考えを否定した。
「あの...、これは現実ですよ?それと、自己紹介がまだでしたね。私は
レイア・スイレイと言います。見た目通り王女をやらさせて頂いてます」
「我はブラン・スイレイという。この王国の国王をやっておる。よろしく頼む。それで、ソナタ等の名を聞いてもよいか?」
「あ、俺...僕は山田 涼太です」
「私は新川 瑞希です」
「畏まる必要はありませんよ。こちらが召喚したのですから。それではリョウタさんとミズキさん、いつまでもここにいるわけには行きませんし、場所を変えましょう。私達に付いてきてもらえますでしょうか?」
「は、はい。わかりました」
俺は反射的に返事をしてしまった。
俺は返事をしたからにはついて行かないわけにはいかないと思い、立ち上がった。
そしてまだ立っていない瑞希に手を差し出して、立ち上がらせた。
瑞希が立ったところで、王女様と国王様が奥の方に向かっていくので急いで2人で追いかける。歩いているときに、俺達は王女様と国王様に聞こえないようにコソコソと話をする。
「夢じゃないらしいぞ?これってまさかの異世界召喚じゃね?」
「夢じゃないみたいだね。もし異世界召喚だったら私たち魔法とか使えちゃったりするのかな?」
「さあ、どうだろうな」
もうここまで来たら、異世界召喚しかないだろう。俺はファンタジー系の小説をよく読むので、殆ど確信していた。
そして、瑞希も昔から異世界召喚系の話が好きでよく一緒に読んでいる。異世界召喚と来たら、魔法というのはテンプレだろう。
もしかしたら魔法が使えるかもしれないと考えると、にやけてしまう。瑞希も少しにやけていた。
王女様は部屋の端あたりに来た途端、何かを呟き始めた。俺にはよく聞こえなかったがたしかに何かを呟いていた。
そして、呟き終えたと同時に壁がひかりだした。
───そして、光っていた壁の一部が自動ドアみたいに開き出した。そして、開いた場所は人が通れる広さになっており、奥に通路があった。
何が起こったんだ?もしかして...魔法か!?
「王女様、今のは何ですか?」
「王女様ではなく、レイアと呼んでください。今のは魔法で壁を動かしました」
「「やっぱり魔法あったんだ!」」
と、2人で声を揃えて叫んだ。魔法が存在していることに喜びを感じて叫ばずにはいられなかったのだ。
「2人とも息ぴったりですね。仲いいんですか?」
「仲いいんですよ〜。私たち幼なじみなんですよ」
「そうなんですか、それなら相性良さそうですね」
「はい!私たち相性良いんです!」
瑞希が妙に元気にレイアに返事を返した。
レイアは、微笑しながら魔法で開いた所から外に出たので、俺達もそれに続いて外に出る。
するとそこには大きな庭があった。
俺達は思わず立ち止まり、じっくりとその庭を見た。庭の真ん中辺りには寛ぐためのスペースがあり、その周りには綺麗な花が咲いている。さらに庭の草木がしっかりと手入れされていた。
だが、見慣れているのかレイアはそんな庭を一瞥もせず渡り廊下の先の建物の1室に入っていった。
俺はもう少し庭を見たかったが、レイアを待たせるわけには行かないので、俺達は急いでレイアを追いかけて、レイアが入って行った部屋に入る。
部屋に入るとそこには、机と見るからに高そうなソファーのようなものが三つと、そのソファーのようなものとは比べ物にならないぐらい豪華なソファーのようなものが一つあった。このソファーのようなものは多分国王様のものだろう。
案の定国王様がそのソファーのようなものに座り、俺達に座るように促してくる。
そしてみんなが座ったところで国王様がレイアに向かって頷き、レイアの説明が始まった。
「先程も言いましたが、ようこそスイレイ王国へ。それでは説明を始めますね。私達の国は、今非常に危険な状態です。なぜ危険かと言いますと、魔国領に魔王が現れたのです。魔王は過去にも出現し、その都度討伐されています。そして魔王を倒すものはいつも召喚されたものです。ですから、今回も───」
「召喚したという訳ですね。そして、召喚されたのが俺と瑞希だったと」
「はい」
「1つ疑問に思ったことがあるのですが、危険に晒されているのは、この国だけなんですか?」
瑞希が質問したことは俺も思ったことだった。レイアは私達の国と言っている。ということは他の国は違うということなのだろうか?だが、レイアは瑞希が質問をしてすぐに、その質問を否定した。
「いえ、魔王が現れるというのは世界中の恐怖の対象であり、世界中が危険な状態にあります。ですが私の国はどの国よりも魔国領に近いのです。なので私達の国が最も危険なのです。それに、今のところ魔王に動きはありませんので私達の国以外ほとんど危険はありません」
「そうなんですか」
1つの疑問は解決した。だが俺はもう1つ気になることがあった。これは最も重要なことだと思う。
「あの、俺からも質問です。この召喚はもともと2人召喚する予定だったんですか?」
これはもっとも聞かなければならない事だろう。異世界召喚系の小説には巻き込まれて召喚される話がよくある。
そして、巻き込まれた者は待遇が悪くなったりする場合がある。それに、もし1人ならば片方は力を持っていないかもしれない。
もし俺だけが力を持っていて、瑞希の待遇が悪くなった場合、俺はこの国に協力しない。
もし瑞希だけが力を持っていた場合は、俺の味方についてくれることを願うしかない。
俺は二人である可能性を願いながら、レイアを見てみると、レイアは何言ってるんだ?とでもいうような表情で俺を見ていた。
「はい、もともと2人召喚する予定でしたよ。そしてうまく行きました」
「そうですか、それは良かったです」
良かった、これで片方は力がないなんてことにはならないだろう。
そして、待遇が悪くなることもないはずだ。
俺が安堵の息を漏らしていると、今度は国王様が口を開いた。
「リョウタ殿にミズキ殿、いきなりですまないがステータスと言ってみてくれ。ソナタ等の力が見れるはずだ」
「わかりました」
俺は返事を返したあと、瑞希の方を向きクレアと国王様に聞こえないように話す。
「遂にきたな!これで魔法が使えるかどうか分かるぞ!」
「そうだね、私すごい楽しみなんだけど!」
「そうだな、じゃあ見るか」
「うん!」
お互いにテンションが上がりきったところで、俺達はステータスと叫んだ。
別に叫ぶ必要は無いと思うがそれだけ俺も瑞希も興奮しているのだ。
ステータスと叫んだ後すぐに目の前にステータス画面が出てきた。
ステータス画面には上からHP MP STR DEF AGI スキル その他 の順で表示されていた。
HPは体力、MPは魔力、STRは力の強さ、DEFは防御力、AGIは素早さ、スキルは魔法や剣術などだそうだ。
その他にはスキル以外のものがある。
俺は早速ステータス画面を見ることにした。
山田 涼太
Lv.1
HP 3000
MP 300
STR 800
DEF 700
AGI 300
スキル
言語理解 Lv.1(0/10)
ステータス鑑定 Lv.1(0/10)
身体強化 Lv.1(0/10)
火属性魔法 Lv.1(0/10) ファイアボール
水属性魔法 Lv.1(0/10) ウォーターボール
木属性魔法 Lv.1(0/10) ウッドボール
風属性魔法 Lv.1(0/10) ウィンドボール
土属性魔法 Lv.0(0/1)
闇属性魔法 Lv.0(0/1)
光属性魔法 Lv.0(0/1)
スキルまでしか見ていないが、俺は暴れそうになった。この時点で魔法が使えるのは確定なのだ。俺はそれが嬉しくて仕方ない。
だから暴れそうになったのは仕方の無いことだと思う。俺の...いや、ファンタジー小説ファンにとっては憧れなのだがら。
だが魔法を使った訳では無いので、なんとか心を落ち着かせる。暴れるのは魔法を使う時にしよう。
それよりも、7個中4属性魔法が使えるって、こんな所でも平均的な数かよ...。
まあ、そんなことは置いておいて、続きを見ることにした。
───だが、俺はその先を見ることによって神を恨むことになった。
その他
異常的 1 Lv.1
(召喚時入手)
レベルアップ時にHPが超上昇(100倍)
異常的 2 Lv.1
(召喚時入手)
身体強化の使用時に入手できるポイントが
超上昇(100倍)
※スキルポイントとは、スキルレベルをあげるときに必要なポイントであり、基本的にスキルポイントは個別であり、他のスキルに割り振ることは出来ない。
抑制的 1
(召喚時入手)
レベルアップ時にHP以外のステータス上昇量が低下する。(レベルアップの上昇分の1%分しか手に入らない)
抑止的 2
(召喚時入手)
スキル使用時に身体強化以外のスキルの入手ポイントが低下する。(使用時に入手したポイント分の10%分しか手に入らない)
平均的 1
(0歳の時に入手)
ステータスが上昇した時に、上昇分を全ステータスに振り分ける。
平均的 2
(0歳の時に入手)
スキルポイントが上昇した時に、上昇分を全スキルに振り分ける。
と表示されたのだ。
取り敢えず、ツッコミたいことがある。
平均的1と平均的2ってなんだよ!ってことだ。しかも入手時0歳ってなんだよ!
俺が努力してもテストの点数伸びないのと、全部が平均的になるのは、こいつのせいだろ!
勉強してるつもりが他にも均等に分配されてるだろこれ...。
もしも神がいるのならばすぐにとっ捕まえてボコボコにしてやりたい。
マジで神恨むぞおい...。
だが、その他の能力が全てあるからこそチートレベルの強さになることができるなんてこの時の俺は全く思ってもいなかった───。
誤字や矛盾があれば教えてください。