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初恋は親友でした~Side of Sakuya~  作者: みやじい
第一章 これまでとこれから ~before&after~
5/12

Ⅴ女々しくて女々しくて辛いよ?ホントだよ?

要約すると、


めっさ咲哉可愛い


ただそれだけの物語。

 えっと…………………とりあえず確認。いや、分かりきっていることではあるのだけれども………


 当事者僕だよね!?なんも言ってないんだけど!質問山ほどあるんだけど!つかなんでヒロがいっちゃんショック受けてんの!?普通ショック受けんの僕でしょ!


 だいたい昔っからヒロは自分でなんでも進めてしまうところがある。いや、僕が頼りないのが悪いのだけれども、けれども、僕に確認ぐらいしろよ!「質問ある?」とかその程度でいいから確認しろよ!なんで勝手に話を終わらすんだよ!


「ねえヒロ!なんでいっつも僕抜きで勝手に話を進めるの!?わかんないことだらけなんだけど!当事者僕なんですけど!」

「え、だって咲哉って大馬鹿のダメ人間じゃん」


 火山が噴火する如く怒りを爆発させる……………が、全く真面目な返答が返ってこない。


 うなぁぁぁぁ!!!!いや、自覚は無きにしもあらずっていうか多少ある可能性も微レ存(微粒子レベルに存在の略。ここテストにでるぞ!)してる気がしないでもなかったりすることも無くはなかったり、つまり少しは自分がヒロ依存症のダメ人間であると自覚してはいたものの、


 面と向かって言わなくてもいいじゃないか!!僕だって傷つくんだぞ!!ガラスのハートがブレイクされるんだぞ!


「うなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!僕の方が頭いいんだからな!学年『二位』だし!『三位』のヒロとは違うし!!」

「はいはい。わかったから落ち着け。ほら、咲哉たんは頭いいでちゅよー。よしよし」


 なでなでなでなでなでなで


 ナメてやがる。人をなんだと思ってるんだ!あ、でももう少し撫でてて………うなぁ~~~~


 もう、いっか………諦めたらそこで試合終了というどこぞの監督の声が聞こえるが無視。つか時代が大分違うし。


「あれ?いつもより髪サラサラじゃん。髪質まで変わったの?」


 サラサラと言われて少し嬉しくなる。まあたいてい洗ってるのはヒロだけど。でも髪は長めが良いし、そしたら痛みやすいため、トリートメントしてもらって、丁寧に拭いてもらって、ちゃんとドライヤーで乾かしてから寝て…………いや、まて、僕は男だぞ!なんで髪を誉められてうれしくなるんd…………そういえば女の子ね。そうでしたね。ハイ。


「しーらない。どっかのバーかのせいで先生になーんにも聞けなかったんだよーだ。バーか。バーか」


 ヒロのばーか。ばーか。コケで滑ってこけやがれ!そしたらコケにしてやる!


「もう、拗ねんなって。ごめんって」


 拗ねてないし。ただただ黙って遺憾の意を表しているだけだし。でもまあ、罪を償いたいのなら償わせてやらないこともないけど。


「賠償として………そうだなー……もっとなでなでしやがれ」


 うん。それがいい。


「はいはい、お嬢様」


 なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで


 あ~気持ちい~~。一生このまま撫で続けられたい。にしても………


「はぁ~~昔っっっからお嬢様って茶化すけどさー、本当になっちゃったよ。どうすんのさー」

「まーなるようになるんじゃねー?」


 ちょーーーてきとーなへんとー。頭使えや。いいや、腹いせに少し悪戯してやろう。


「ま、いっかー。これでヒロとも結婚できるし」

「はぁ!!??な、何言ってんのバカじゃねーの!?」


 予想外の好反応。面白いし照れてるヒロが可愛いから、これからもちょくちょくしてみよう。って待て!思考回路が女々しくなってる!なんでヒロを見て可愛いと思うんだよ!!うわーなんか微妙な空気になっちゃった。


「もー、照れちゃって。まあなんくるないさー」

「いや、なんくるなくないって!」


 窓からオレンジ色のキラキラとした夕日が差し込む。これが僕らの新しい門出を祝うものだったら嬉しいな、なんて思うのも女の子だから?



以上で一章が終了です。

楽しんでいただけたでしょうか?

次回から二章ということになります。

たくさんの人に読んでいただき、本当にありがとうございました。(^.^)(-.-)(__)

これからも頑張ります!

感想いただけると悪い点、良かった点もわかり、励みにもなりますので、些細なことでも良いので書いていただけたら嬉しいです!

ヒロの初恋もよろしくお願いします。

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