第7 違う意見を聞く
分析をしまくると陥ってしまいそうになるのが、コレ。
「俺の理屈が一番正しい」
そもそも人の感じ方の問題に正しいもクソもあるのか、って話ですが。
というわけで、分析後に重要なのが「他の人の意見を見る」です。これは、単純に判断材料が増えるだけでなく、人の感じ方の分析にもなるし、自分と同じ意見がどれくらいあるかを探れば「自分の理屈の正しさ」の補強にもなる。また、「自分もそう思ってたけど書き忘れてた」という物にも気付けます。
こんなメリットだらけの「他人の意見を見る」ですが、実はデメリットも大きいです。
まず1つ目が、「最初に見てしまうと自分の感想を書きにくくなる」。最初説明した「同調」や「雰囲気」と繋がってます。
つまり、他の人の意見と同じことを、「他の人が言っているから」と書いてしまうわけですね。「自分が書いた意見がたまたま他の人と同じだった」とは大きく違います。
これについては、もう「前情報なしに見る」が対策ですね。アマゾンレビューとかも星だけ見て、あとはあらすじとかで判断するとか、最悪「本当に少しだけ内容の情報に触れて(伏線がすごいとか)、その後読んでみる」でも良いでしょう。
さて、くせ者な2つ目のデメリット。これが一番厄介です。
それは、「自信を無くしていく」こと。他人の意見を見ると、どうしても自分と違う所が多々出てきます。すると、「アレ、これもしかして俺だけ?」と不安になり自信を失くします。これも「同調」に関連がありますね。
こうなって自信を失くしすぎると、もうだめ。感想が書けなくなっていきます。結局集団に飲まれる形を取るわけですね。
そこで、「こいつらはこいつら、俺は俺」と気持ちを切り替えられたらすごく楽なのですがね。あいにくと現実はそうもいかない。
じゃあ、自信を失くさないためにはどうすりゃいいの?
そうなってきますよね。これについては、また今度の説明に回します。理由は単純、ここまで一気に書き上げたので疲れたのです。
作者の裏事情を暴露して反感を買いつつ、今回はここまでにします。ではでは。
本日はここまで