第13 偏見を持たない方法〜あるいは水へのなり方〜
率直に書いて、偏見を持たない方法は「偏見なんて持ってもいいじゃん」と思うことです。解説のしようがないお話ですね。
どういうことかと言いますと、「偏見を持たない方が基本いいけど、でも持っちゃうのも仕方ないよね」と思うことです。「そうしたことにこしたことはない」と言い換えられますね。
人は天邪鬼な生き物で、例えば「人を否定してはいけない、そいつにはそいつの考え方がある」と考えている人がいるとします。
こういう人はまあまず間違いなく人を否定します。「“人を否定する人”を否定する」のはもとより、自分と考え方の違う人に出会った時につもるストレスで、いつか「別に人を否定しない人」さえ否定しちゃうようになるのです。
ざっくり書くとストレスで爆発しちゃうのです。「偏見を持ってはいけない」と言う人は「少しでも偏見が混じる」とそれがストレスになります。自己嫌悪の一種です。
それが積もると我慢できなくなるわけですね。皆さんもダイエットやオ……うん、まあそんなことで経験したことある人も多いと思います。
じゃあどうやって持たないようにするか、ですが。それは「気にしないこと」です。
人が誰かを否定している。そんな現場を見たら、「あ、そーなの?」と。対岸の火事ってわけですね。
それと同じく。偏見を持ったと感じたら、「まあ、こんなの人間だから仕方ない」と。いえいえ、「それで正当化しなさい」ってわけじゃないのです。この考え方は、いわば「感情的にならない方法」です。
つまり重要なのは「受け入れる」こと。自分の感情を客観的に見て、「ああ、こんな感情持ってるな」と自分の上から見つめるような感覚を持つのです。木の葉が川を流れるイメージとか言いますが、僕は「ATARU」のように「シャボン玉が自分の周りを浮かんでいる」イメージですね。ふわふわ〜と。
そうすると、怒りとか緊張とか、そういうのが収まるのです。また、偏見も根源的には「自分の考え方による怒りなどの感情」と言えるため、偏見も抑えられます。
そうなると感情でパニックになった頭がスーッとスッキリしてくる感覚になると思います。そうなるとかなり楽ですね。
あとは、腹式呼吸もいい方法ですね。
◇そろそろまとめまーす
人というのは、感情で行動する生き物です。いえ、おそらく動物はみんな感情があるから動くのです。
要するに、感情は生きるために必要な生理反応なのです。生理反応を止めたら動物はまず死にます。心臓の動きやあくびなどと同じで、感情も不可欠な生理反応なのです。
だから人間は、感じることを止めることはできない。どんな状況でも感情が生まれるよう待ち構えてます。どんな感情かまでかは知りませんが、とにかく感情はどうなっても生まれる物なのです。
人間はどうあがいても人間をやめることはできないのです。だから、変な感情……怒りや嫉妬など、そういうのを持っても「仕方ない」のです。生理反応ですから。
それを受け入れることが、人を理解することが、感想を書くこと、そして幸せに生きることにも繋がってくるのです。
だから僕がロリもショタも熟女もモン娘もなんでもイケるのは人として仕方ないから受け入れるべきなのです。
飽きたから次で終わります