VSドラゴン?
すいません、昨日は、更新で来ませんでした。
どうやら、気づかれていないようだ。
「落ち着いて、まだ気でかれていない。」
「でも、伝説が本当ならあれは、あのドラゴンは、世界を破滅させることのできる力を持っているんでしょ?」
アリサは、大分落ち着いてきたようだ。まだ、ばれていないこれからどうしよう。逃げるか、それとも戦うか逃げたほうがいいとは思う、でもどうしてだかもう、逃げられないような気がする。
「グワァー(そこにいるのは、誰だ?)」
「ひぃっ」
大気を揺らすような唸り声が聞こえた。≪言語理解≫のスキルのおかげでないを言ってるかは、わかるでも、出て行ってもやられる気がするでも話は、通じるようなので話し合いが出来るかも知れない。どうせやられるんだやってみる価値はある
アリサを見ると、両手で体を抱いて震えていた。
「ひゃうぅ」
だから、そっと抱き寄せた。それしか出来ないと思った。
「あいつと、話してくる。アリサは、ここにいてくれ。」
「い、嫌よそんなの、私をこんなところに(グスッ)一人に・・しないでよぉ」
気づくとアリサは、背中に手をまわし泣いていた僕は、そっとアリサを引き離し目を見て、
「僕は、絶対に君をひとりにしないだから、ここで待ってくれ。少しあのドラゴンと話しをしてくるだけだから。」
といって、立ち上がり歩みを進めた。すると、アリサは、僕の背にむかい
「絶対帰って来なさいよ。」
とだけいい、見送ってくれた。僕はそれに前を向いたまま手を振ることで答えた。
そして、ドラゴンの前まで歩いていき話しかけた。
「おい、お前話し通じるんだろ、わかるんなら返事しろ。」
正直、とても怖かった。目の前に、地球にいたころは、見たこともないような、大きい生物が目の前にいるのだから。
「グルル(ああ、わかるよ)グワァ(お前こそわかるのか?)」
「ああ、わかるさ。まず、自己紹介をしよう。僕は、人族の色だ。お前は?」
「グワー(私は、神龍族だ名前は、無い。)グルルー(お前は、本当に人族か?)グルゥー(人族がこの魔力に耐えられるはずが無いぞ。)グワァー(それにお前は、強すぎる。もしかすると私以上に。)」
「そうか、そうかもしれない。関係ないがお前は、雄なのか?それとも雌なのか?」
「グル(メスだ。)」
やっぱり、雌だったか。まあいい。
「どうしてお前は、ここにいる。」
「グルルー(私が、外にいるとそれだけでみなを怖がらせおびえさせてしまう。)グゥ(だから私は、ここにいる。)」
「それだけで、伝説になるぐらいの間ここにいたのか。すまない悪いことを聞いてしまった。」
「グアァー(いや、いい。だが、貴様に頼みがある。)」
「何?」
といった瞬間神龍は、悲しそうな顔をしていった。
「グルルルー(私は、もうこの生活に飽きた。だからもう私を殺してくれ。)」
神龍は、人間では想像もつかない長い間、ここに居つづけてもう生きることに意味を見出せないでいた。それでそんなときに現れたのが自分を殺せるかもしれない僕だったてわけか。
「いいよ、ほかに望みはないの?」
「グルッ(随分とやさしいものだな。)グル(では、二つ。)」
そういうと自分の背後をあさり何か一メートルくらいの白くて丸いものだした。
「グルルゥウ(この私の死体好きにしていいから卵をよろしく頼む。この子には、普通に生きてほしいからな。)」
どこか、とてもやさしげな、微笑を浮かべていた。
「ああいいよ、もうひとつは、何だい?」
「グルルゥー(私の名前は、無いといったがあれは、うそだ。)グルル(本当は、ディミトラというそれを覚えていてほしい。)」
「いいけど、それだけでいいの?もっとほかに無いのか?」
おいおい、ほんとにそれでいいのか長いことここに居たんだたくさん望みもあるだろうに。死ぬ前くらいもっと欲を出してもいいもに。
「グル(ああそれだけでいい。)グルル(誰か一人でも私がここに生きていたと覚えていてくれればそれだけでいい)」
「わかった、でも覚えておくのは、僕だけじゃないよ。この卵から生まれてきた子供にも伝えるよ。
お前の母親は、とても立派なドラゴンだった、てね。」
クオォォオオオオン
その瞬間、ディミトラは、泣き出した。とても美しい涙だった思わずドラゴンだと忘れてしまうくらい。
泣き止むとどこか晴れ晴れとしたこれから死のうとする者の表情とは、思えないくらい清々しかった。
「グルッ(やってくれ。)」
「ああ、わかった。」
僕が、アイテムボックスから対物ライフルを出すとディミトラは、頭を僕の目の前まで持ってきた。そしてまるでそこを撃てといわんばかりに額を近づけてきた。僕は、そこに銃口を向けた。
「救えなくて、ごめん。でも、この卵から生まれてきた子は、きちんと守って見せるさ。だから、安心して。・・・・・救えなくて・・・本当に・・ごめん。」
「グルルルッ(いいさ、私も最後にお前のようなやつに会えてよかったよ。)グルッ(それじゃあ後は、任せたよ。)」
ディミトラは、表情が無かったが僕には、微笑んでいるように見えた。
「すまない。」
「グルッ」
ガチャッ ドンッーーーーーーー ガチャッ カラン
僕は、引き金を引いた。その後は、むなしさと銃声と薬きょうが落ちた音と静寂だけだった。
その後僕は、ディミトラの死体と対物ライフルをアイテムボックスにしまうと卵を持ち。アリサの元に戻ってきていた。
「帰ってきたよ。」
「よかった、ところでそれは何?」
ディミトラの卵を指差しながら言ってきた。
「さっきのドラゴンの卵だよ。」
「あなたが、殺したドラゴンの卵?まあいいわ、ところで何を話してたの私には、ただあなたが話しかけてドラゴンが泣いているようにしか見えなかったけど。・・って何で泣いてるの?」
そう言われて初めて自分の頬を涙が流れているのに気づいて、急いで拭うが次から次えと涙があふれてきてとまらなかった。
「いや、・・なん・・でも・無い。」
本当は、とても苦しいだがここで泣いて、アリサを不安がらせてまた泣かせることは、したくない。だからここは、こらえる。たとえつらくても表に出すわけには、いかない。
「強がらなくてもいいのよ。私は、もう大丈夫だから泣いてもいいのよ。」
そんなわけが無かった、アリサの声は、とても震えていておびえていた。やはり、ここで僕が泣くわけにはいかなくなった。
「アリサこそ、震えてるよ。」
「私は、大丈夫よ。あなたとは、違うもの。」
「そうかい?まあ、それでもただいま僕は、きちんと帰ってきたよ。」
そういってアリサを抱きしめた。
「なっ、は、離しなさいよ!」
「離さないよ。それに今なら僕は、君の顔が見えてないよ。」
そう言ったとたんアリサは、おとなしくなった。
しばらくすると、また動き出した。
「離して。」
「わかったよ。」
そういって離れたときのアリサの目は、はれていた。たぶん、泣いたんだろうな、で突っ込むとかわいそうだ今は、そっとしておこう。
「そろそろ、行こうか。今の僕なら、君が落ちてきた穴から出ることが出来そうだ。」
「本当?それなら早く行きましょう。それより、ドラゴンと何を話してたの?」
やっぱり気になるか。話してもいいけど。
「それより、先に進もう早く出ないと食料が持たないかも知れない。」
「そうね、じゃあ、歩きながら話しなさい。」
「はいはい、わかったわかった。」
やっぱり、ディミトラのことは、伏せておいたほうがいいかな、あまりに悲しすぎる。
そして、僕らは、歩き出した。
「そうだな、どこから話そうか。」
「もったいぶらずに、さっさと離しなさいよ!」