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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第64話 第三層奥の連続戦

 炎の魔人を倒した余韻も束の間、カイルたちは第三層の奥へと進んでいった。


 光るゴーレムが先頭を照らし、放水型ゴーレムが湿度を調整し、護衛ゴーレムは周囲を警戒しながら歩を進める。

 

 後方では父の骸骨ゴーレムとキキが慎重に続き、一行はほどよい緊張感を保ったまま進軍した。


 やがて通路は狭まり、足元には罠が仕掛けられていることが明らかになる。

 矢を放つ床、落石を誘発する仕掛け。


 しかし、光るゴーレムの眩い光が隠された罠を浮かび上がらせ、護衛ゴーレムが安全なルートを先導した。

 

 さらに放水型ゴーレムが床を湿らせ、火や熱反応を利用した罠を次々と無効化していく。


 その先には、魔物の群れが待ち構えていた。

 ゴブリン、オークの魔物が複数、声を上げて一斉に飛び出してくる。


 護衛ゴーレムが正面で立ちはだかり、光るゴーレムの強い光が魔物たちの動きを鈍らせる。

 

 放水型ゴーレムが霧を噴き出して視界を奪うと、混乱した魔物たちは瞬く間に討ち取られていった。


 カイルは鎧型ゴーレムから降り、討伐後の戦利品や魔石の回収に専念する。


「楽に回収できるな……」


 父の骸骨ゴーレムも骨の手に板を掲げ、『順調』と文字を浮かび上がらせた。

 キキは後方で周囲を警戒しつつ、回収された魔石の品質を素早く見定めていく。


 一連の連続戦を制し、ついに第三層の奥へと到達する。

 通路は広がり、赤く輝く鉱脈や古代の遺物が壁面でちらちらと反射していた。


「よし……ここまで来れば、安全地帯を確保できる」


 胸を高鳴らせながら、カイルは光るゴーレム、放水型ゴーレム、護衛ゴーレムを整列させ、戦闘後の休息と回収に入った。


 連携戦を繰り返す中でゴーレムたちの動きはより精密になり、カイルの指示も淀みなく通るようになっていた。


 ダンジョン内での安全と戦力が確保され、次なる冒険への準備が整った瞬間だった。




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