第63話 再戦の炎の魔人
第三層の奥、洞窟内は赤い光がちらつき、熱気が漂っていた。
カイルは鎧型ゴーレムに乗り、光るゴーレムと護衛ゴーレム、放水型ゴーレムを整列させる。
父の鎧型ゴーレムとキキも後方から状況を見守る。
突然、巨大な炎の魔人が現れ、咆哮とともに炎を吐き出す。
「来たか……!」カイルは拳を握る。
護衛ゴーレムが先陣を切り、炎を受け止めつつ進む。
光るゴーレムが洞窟内を照らし、放水型ゴーレムが準備完了。
カイルは指示を出す。
「放水型ゴーレム、水を発射!」
ゴーレムが勢いよく水を噴射すると、炎の魔人の熱で水が一気に水蒸気に変化。
熱気と蒸気が爆発的に広がり、炎の魔人は巨大な煙の中で消えていった。
煙が落ち着くと、洞窟内には静寂が戻る。
カイルは鎧型ゴーレムから降り、護衛ゴーレムや放水型ゴーレムを確認しつつ、魔人の残したドロップアイテムを探す。
光るゴーレムの灯りで洞窟内を照らしながら、カイルは魔石や装備品、材料を慎重に回収する。
「よし……全部回収完了」
父の骸骨ゴーレムも文字で『任務成功』と表示し、キキは少し驚きながらも微笑む。
第三層での初の中ボス戦は、ゴーレムの 連携とカイルの指示で見事に圧勝。
カイルの胸には、新たなゴーレムの期待が膨らんでいた。




