第61話 大穴からダンジョン入口へ
森の小屋を出発したカイルは、整備した巨兵ゴーレムに乗り込む。
光るゴーレム、放水型ゴーレム、護衛ゴーレムが周囲を固め、森の道を進む。
父の骸骨ゴーレムも隣を歩き、キキは軽やかに後方から同行し、周囲を観察する。
「よし、順調だ」
カイルは巨兵ゴーレムの操縦席で微笑む。
大きな体を揺らしながらも、巨兵は森の間を力強く前進する。
やがて、再びあの巨大な大穴に到着した。
「ここまで来れば、あとは慎重に降りるだけだ」
カイルは巨兵ゴーレムを停止させ、降下の準備を始める。
「まずは巨兵ゴーレムを分解する」
腕や脚、胴体を切り離し、各パーツに魔石で固定用の補助をつける。
護衛ゴーレムたちは腕や背中でパーツを抱え、紐式エレベーターゴーレムで吊るせる状態に整える。
キキは「慎重にね」と声をかけ、父の骸骨ゴーレムも文字で『確認済』と表示。
カイルは頷き、準備を整える。
「よし、エレベーターゴーレム、出動!」
紐式エレベーターゴーレムが太いロープを握り、巨兵パーツやゴーレム達、必要な装備を安全に吊るす。
光るゴーレムが洞窟内を照らし、放水型ゴーレムが霧で気温を補助する。
カイルは鎧型ゴーレムに乗り込み、父の鎧型ゴーレムとキキも同行しながら慎重に下降を開始。
護衛ゴーレムたちは後方を固め、光るゴーレムが先導する。
紐で吊るされた巨兵パーツも無事に大穴の底へ降ろされる。
やがて、大穴の底に到達。
光るゴーレム、放水型ゴーレム、護衛ゴーレムを整列させる。
父の骸骨ゴーレムも横に立ち、キキは少し離れて周囲を警戒する。
「ここからが第二次ダンジョンアタックだ」
鉱脈がちらちらと光を反射し、薄暗い洞窟が奥へ続く。
カイルの胸にはワクワク感と緊張が混ざり合う。
「さあ、行くぞ……慎重に、でも攻める」
ゴーレムたちと父、キキを伴い、カイルはダンジョン第一層の入口へ足を踏み入れた。




