第52話 狭間の通路
第二階層をさらに進むと、通路が徐々に狭くなってきた。
天井も低く、巨兵がそのままでは通れない場所も出てきた。
「……これは小型ゴーレムじゃないと無理か」
俺は2体目の人型鎧ゴーレムを呼び出し、乗り込む。
巨兵よりは小さいが、それでも大人の人間サイズで威圧感は十分ある。
「よし、これなら狭い通路も行けるな」
俺は心の中で笑みを浮かべ、ゴーレムを前進させる。
すると、複雑な仕掛けの罠が待ち構えていた。
床の一部が落とし穴になり、壁からは矢や刃が飛び出す。
父は鎧型ゴーレムに乗ったまま、文字ディスプレイで『注意、罠多数』と表示。
その目は正確に罠の位置を読み取り、父は足や腕を巧みガードして突破していく。
パチッ、コンッ、ガタンッ
小さな音だけで、罠をかわしながら進む父の動きに、俺は目を見張った。
奥に進むと、獣型の魔物が連続で襲いかかってきた。
だが光るゴーレムや護衛ゴーレムと人型鎧ゴーレム(父in)、そしてキキの魔法が瞬時に反応。
あっという間に敵は討ち倒され、まるで何事もなかったかのように消えていった。
「……さすがだな、父さんもゴーレムも、キキも」
俺は感心しつつ、ゴーレムが残した魔石やアイテムを拾い回収する。
今回からは、俺の役目はドロップ回収係だ。
「よし、効率よく集めるぞ!」
狭い通路の中でも、俺たちは息を合わせ、無事に進むことができた。
ダンジョンの奥は、まだまだ何かが待っている。
その予感に胸が高鳴る。




