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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第51話 第二階層の罠

 螺旋階段を降りきると、そこは前の階よりさらに暗く、ひんやりとした空気が漂う空間だった。

 光るゴーレムたちを先行させると、淡い光が壁の石紋を浮かび上がらせる。


「……なんだか、雰囲気が違うな」


 キキが小声でつぶやく。


「魔力濃度が急に高くなってる。慎重に行かないと」


 俺はワクワクしながらも慎重に進む。


 突如、光るゴーレムたちが揺れた。


「何?」


 床の一部が微かに沈み、隠された弓が発射される。


コンッ


 弓は俺たちの巨兵の足に当たり、小さな音が響いただけ、内部は無傷。

 俺は思わず笑う。


 キキは呆れ顔で腕を組む。


「……ズルいわよ、あなたの巨兵は……」

「いや、でもこういうのがあるから探検って楽しいんだよな!」


 俺の胸は高鳴り、自然と笑みがこぼれる。


 さらに奥へ進むと、低く唸る音が聞こえた。

 暗がりの中で、影が蠢く。


「……魔物だ!」


 小型のゴーレムを前に飛ばすと、青白い光が魔物の姿を浮かび上がらせた。

 鋭い爪と牙を持つ獣型の魔物が、こちらに向かって跳びかかってくる。


 俺は巨兵の拳を握り締めた。


「行くぞ!」


 父は鎧型ゴーレムに乗ったまま、文字ディスプレイで『準備完了』と表示。

 息を合わせ、俺たちは一体となって魔物に立ち向かう。


 光るゴーレムが周囲を照らし、魔物の動きを捕らえる。

 

 巨兵が振り下ろす拳が、魔物に直撃する。

 咆哮が響き、魔物は倒れ、消滅してドロップアイテムが残った。


「……よし、まずは一戦目クリアだな」


 俺は息を整え、まだ見ぬ深部へ視線を向けた。


「この階層……どんな仕掛けや魔物が待ってるんだろうな」


 キキは腕を組みながらも、少し楽しそうに笑っていた。


「……まあ、あなたが楽しそうで何よりね」


 こうして、第二階層の探索は本格的に始まったのだった。




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