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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第50話 ダンジョンの階層

 闇の奥から、またも不気味な音が響いてきた。

 だが、先ほどの戦闘の余韻で、俺の心は不思議と恐怖よりも期待で満ちていた。


「キキ、どうやらここ……まだ奥があるみたいだ」


「当然よ。ダンジョンは階層構造。入口で終わるわけないわ」


「階層……!」


 もし本当に階層があるのなら、奥にはもっと強い魔物や、より貴重なアイテムが眠っているはずだ。


 父は鎧型ゴーレムに乗ったまま、文字ディスプレイで表示する。


『先陣、了解』


「……相変わらず無口だけど頼もしいな」


「黙々と行動できる人(骸骨だけど)ほど頼れる存在もいないわね」


 キキが笑う。


 光るゴーレムを先に飛ばし、進路を照らす。

 道の先には巨大な石扉があった。

 複雑な紋様が刻まれ、ほのかに光を放っている。


「これ……開けられるのか?」


 俺が手をかざすと、魔石の反応に呼応するように扉が低い唸りを上げた。


 ゴゴゴ……と地響きが鳴り、ゆっくりと開いていく。


「やった……!」


 開いた先は下へと続く螺旋階段。


「ほらね、やっぱり階層構造」


 キキは腕を組んで得意げに言った。


「でもここからは本格的に危険よ。魔力濃度もさっきよりずっと高い」


「……ってことは、より強い魔物も?」


「そういうこと」


 俺の胸が高鳴る。

 まるで本物の冒険者になった気分だ。


 父の文字盤が光る。


『進行、注意』


 俺は深呼吸し、螺旋階段を一歩ずつ踏み出した。

 下から吹き上がる風は、生ぬるく、何かを予感させるように重かった。


 俺たちは顔を見合わせ、一歩を踏み出した。

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