表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/132

第47話 闇の底へ

 俺たちは森の奥、大穴の縁に立っていた。

 下は真っ暗で、どこまで深いのかまるで見えない。


「さて……まずは偵察だ」


 俺は光るゴーレムを呼び出し、次々と穴の中へ飛ばす。

 ふわりと浮かぶ小さな灯火は、青白く輝きながら下へと吸い込まれていく。


 光が点々と闇を照らし、深淵の形を少しずつ浮かび上がらせていった。


「……底に、何かあるな」


 俺は思わず息を呑んだ。暗闇の奥に黒い石造りのような構造物が、かすかに光を反射していたのだ。

 

 自然の穴じゃない。

 人の手……いや、何かの意思を感じさせる造り。


「未知の遺跡かもしれないわね」


 横でキキが目を細める。


 父の文字盤がカタカタと光った。


『危険度高、要注意』


「大丈夫さ。だからこそ行くんだろ!」


 胸が高鳴る。

 未知を探検できる。

 博士号を持っていた前世でも、味わえなかった興奮だった。


 俺は巨兵のコクピットに飛び乗る。

 父は鎧型ゴーレムをまとい、その横に並んだ。


「さあ、父さん。降りるぞ!」


『了解』


 巨兵が翼を大きく広げ、羽ばたくと、風を切る轟音が穴の中に反響した。

 ゆっくりと重力に従い、暗闇の底へ滑り込んでいく。


 光るゴーレムたちの灯りが星の群れのように散り、俺と父を導いていた。


「未知の地下世界……どんな発見が待ってるんだろうな!」


 胸がワクワクでいっぱいになり、俺は声を上げた。

 父の文字盤がカタカタと光る。


『探検心、抑制不能』


 その文字に、キキが苦笑いする。

 そして、俺たちは巨兵と共に深淵の奥へ降下していった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ