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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第37話 小型ゴーレム暴走!

 森の研究小屋。


「よし……今日こそ魔石の小型化に成功させるぞ」


 俺は小型ゴーレムの胸部に新たな連結魔石を埋め込み、慎重に調整を始める。

 ゴーレムは小さな体ながら、腕や脚をピクピクと動かしている。


 キキは横で腕組みし、眉をひそめる。


「……また何かやらかしそうね」


「いや、これはまだ試運転だ」


 しかし、魔石の反応が予想以上に活発で、ゴーレムの動きが急に速くなる。


「待て! 動くな!」


 俺が制御を入れようとしても、ゴーレムは小屋の中を跳ね回る。


 赤ん坊のリーナは寝かせていた揺りかごからキャッキャと笑い声をあげる。

 母さんは赤ちゃんを抱えながら、慌てて後ろに下がる。


「カイル、危ないわよ!」


「わかってる! でも今は止めるしか!」


 ゴーレムは棚の本や道具をかき回し、鍋や布団を蹴散らす。

 キキは頭を抱えて半ば呆れた声で叫ぶ。


「ほんと、あなた、森で毎回、大騒動を起こすわね!」


「研究中なんだって! ちょっと待て!」


 俺は必死にゴーレムを止めようとする。


 やがて、ゴーレムは小屋の角に追い詰められ、動きが鈍くなる。


「ふう……なんとか……」


 俺は胸をなで下ろす。


 母さんは赤ん坊のリーナを抱き直し、安堵の表情で微笑む。


「リーナも怖がらなかったわね……」


 リーナは両手を動かして小さく笑い声をあげる。

 キキは目を丸くしながらも、思わず吹き出した。


「……もう、日常が戦場みたいね」


 俺は改めて、ゴーレムの制御装置を確認する。


「小型化の道は険しい……でも、これも日常の一部だ」


 森の中、赤ん坊と母さん、ゴーレムとキキ。

 奇妙で賑やかな生活が今日も続くのだった。


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