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社会に目を傾けて

この3日。今必要なものは何か?

作者: 水無月

こんばんわ。最近は大変なことが縦続きに起こっていますね。私自身も、どんどんSAN値を削られていく気がします。今回はそんな感じのお話です。

今伝えたいことのため急いで書いたのですが、そのせいで文がめちゃくちゃかもしれません…

ご了承ください。


 必要なものは情報でも思いやりでもない。

「安心」だ。



 2024年に入って早いこと3日。日本では様々な歴史に残るような災害、事故が発生している。

 石川県の震度七の地震。

 羽田空港の飛行機衝突による火災。

 九州の大規模火災。

 本来、楽しくゆったり過ごすための正月は、不穏な空気とこれまでにない緊張感に包まれている。

 私の家でも、毎日のように見る悲惨なニュースに心がそう晴れやかでもなく感じる。


 そんな中、私はある一つの機能について疑問を持った。それは誰もが見たこと、使ったことのあるであろうLINE。

 そのLINEの安否確認の機能だ。


 この機能は簡単に説明すると、災害があった場合に使うことのできる自分が今被害にあっているか否か、

 また、被害があった場合どんな被害があったかをメッセージで伝える事のできる機能だ。

 私は正直に意見を話すと、この機能はいらないのではと思う。それはなぜか。


 ▢


 それは1月1日のこと。私は内陸に住んでいるため、特に地震の被害はなかった。強いて言えば、少し家が揺れたくらいだろうか。

 身体的にも平気だったので、私も安否確認の機能を使って無事と表示しようとした…そんな所で、驚きの光景を目にしたのだ。


 ほとんどの人が、ふざけている。


 私の友達は学生がほとんどなので、それもあってかほとんどの人がふざけていた。 


「被害あり」テレビ番組を見れませんでした。

「被害あり」眠いです。


 そんなの言わなくてもいいだろう。ましてやこの機能は自身の不満をいう所では無いというのに。


 私の暮らしているところは別に大きな被害があったわけではない。そして大きな被害があった人たちのことを知らないで、ただふざけているのだと思った。

 それを、不謹慎と呼ぶのだろう。


 そのことを受けて、私はこの機能に疑問を持ち始めた。考えてみると、様々な疑問が頭に浮かんでくる。被災した方はこの機能を使うのだろうか?

 自分の持っていたものが何もかもなくなって、精神的なダメージが大きい中、このような機能を果たして使うのだろうか?

 ふざけている人も居る中で、この情報の信憑性は果たして高いのだろうか?

 本当にこの機能はいるのだろうか?

 でも、無いよりはきっとマシなのだろう。なぜなら、これで救われる人も多数存在するからだ。


 自分だけが被害ありだと、とても苦痛に感じる。他の人も被害があったとしても、それを知る手段が少ない。そんな人にとっては、この機能は助かるのかもしれない。他にも同じような思いをしている人がいるのだという安心感が多少生まれるからだ。


 ▢


 そんなことを考えていると、更にこんな考えも浮かんでくる。それは皆の必要な物。

 例えば、学校の子供たちが被災地へ千羽鶴を折るというのはよくあるだろう。

 でも、それを作ったとして作った人の思いはあるだろうが、それがすべて届くのだろうか。

 そもそも、置き場所の問題もででくる。千羽という非常に多いそんな折り紙をどこにしまうのか。

 それを考えれば、その千枚の折り紙を買うお金で物資を買えばいいのではと私は思う。

 今必要なのは鶴などではなく、生活するために必要な物なのだ。それを送られたほうが、被災された方はもっと安心すると思うし、思いも届くと思う。



今のこの不穏な状況の中で必要なのは自分の情報でも、皆からの思いやりでもない。


生きるための活力となる。安心感なのだ。


水無月

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 情報の大切さを再認識しました。 職場で、家族と連絡ができるツールの設定を行いました。 [一言] いつ何時、災害に巻き込まれるかわかりません。 『東日本大震災を忘れるな!』を合言葉に頑張り…
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