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始まり
「俺、やっぱりオクタン許せねえわ。」そう言ってオルは出ていった。「おい!ちょっと待て!...私も同行する。私は敵のアジトを知っている。」ビスドも着いていく。「ここだ。」ビスドが指を指した方向には、ビルがあった。「ここの地下がアジトになっている。行くぞ。」2人は駆け出す。そして地下のドアを蹴り破った。そこには既に誰もおらず、居たのは1人の老人だけだった。何も言ってなかったが、佇まいからして、ボスであることに違いは無かった。すぐに2人は戦闘態勢に入った。ただ、老人は姿を消した。それも一瞬で。そう。ビスドのアリードキラーの様に。2人が呆然としていると、脳の中に情報が入ってきた。「何...?このビルのどこかに幹部が5人いる...?そいつらを全員倒せたら私と戦える権利をやる...?」それは挑発にも聞こえた。