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名もなき我ら 妻は消えた  作者: 西村圭
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①新婦親族

新婦親族 四十二歳 男性


いやあ、どうなってるんでしょうかね。やっぱり、ほら、マリッジブルーとかですかね。いやいや、責めてるわけじゃないですよ。結婚する前に、あ、これヤバいって気付くなんて、エライでしょう。僕は結構長いこと気付かなかったなあ。まあ、私の話なんてどうでもいいか。


ええ、まあ、実は来たくて来たわけじゃなくて。新婦は妻の従姉妹ですが、私は自分たちの結婚式で会ったくらいで、正直顔もよく覚えていないんですよ。今日だって、一応二人で来る予定だったんですが、妻がインフルエンザになってしまって。来れないでしょう。そんなに熱はあがってないらしくて、まあ元気そうに見えたけど、感染させちゃ悪いからね。


だから、心当たりって言われてもねえ。一応、妻にもメールしましたけど、寝ているのか返信ないですね。

でも、あなた方も大変ですよね。花嫁の捜索なんて。


あの、話は変わりますが、実はちょっとお腹すいていまして。なにか軽食とかないですか。


あ、料理出ますか。良かった、実はそれだけが目当てできたようなもので。で、いつごろから食べられますか。

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