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やくざ

大檜の木材は飛ぶように売れ、半日で五百万稼いだ!!

「これだけありゃ充分だろ」

「では、行きましょう!!」

「ちょっと待った!!」

大檜の木材は飛ぶように売れ、半日で五百万稼いだ!!

「これだけありゃ充分だろ」

「では、行きましょう!!」

「ちょっと待った!!」

スキンヘッドの三人組が話掛けてきた。

「ここの場所代払いな!」

「なんだって!?」

ここらへんは特に誰の土地ではない。

「だから、売上の半分よこせって言ってんだよ!!」

「半分も!?」

あまりにも法外だ。

「あ、でも大檜さん、半分あれば仙台まで行けるんじゃないですか?」

「ああそうだな、面倒だしやるか」

「ちょっ、ちょっと待った」

「?」

「金を大事にしろよ!!」

「??」

「だからさぁ、もっと、こう……」

「???」

どうやらやくざは困っている人を見たかったらしい。

「おめぇらよくわかんねぇな〜、ほら金やるからあっちいけ」

「て、てめぇ喧嘩売ってんか!?」

「俺達は木材を売っています」

壮介は真面目な少年。

「やっちまえ!!」

やくざが襲いかかってきた。大檜が、木材を投げつけ、逃げる二人。

「待てぇ!!」

追う三人組。

「右に曲がったぜぃ!!」

「アレ?確かに右に曲がったが、ここは……。木材置き場だ。やろうどこへ行きやがった!?」

三人は去った。

「ふぅ〜」

「助かりました! 大檜さんがとっさに木材を作ってくれたお陰です!!」

「なぁに!! こんくらい!!」

「それじゃあ行きましょうか!?」

「おう!!」


 二人は仙台を目指しバスで新幹線駅まで来た。

「すごい人ですね!?」

「日本中から神が集まるからな、偉いさんには取り巻きがいる。俺みたいな九十九神なんかは一人で来なきゃならねぇ。そりゃ混むさ」

壮介は今までで一番多くの人を見た日だった。 十人十色、千差万別、一人として同じ人はいない。

「おっと、切符買うぞ!」

「はい!!」

壮介はウキウキしていた。この先も一人として同じ人はいない、出会いは一期一会。全員を記憶したかったが無理な話。

だが、壮介は旅に前向きになったどころか、異国にはどんな人がいるのだろうか?と。


 ところが!!


「神、ちょっとトイレ行ってくるわ」

「はい」

 と、大檜が言った後、待つこと五時間。居ても立ってもいられず壮介はトイレに急行。すると、大檜は居なくなっていた。金を持ち逃げしたのだ。

「どうしよう……」

 壮介は来たことの無い場所で困惑していた。

 と、大檜が言った後、待つこと五時間。居ても立ってもいられず壮介はトイレに急行。すると、大檜は居なくなっていた。金を持ち逃げしたのだ。

「どうしよう……」

 壮介は来たことの無い場所で困惑していた。

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