第4話
「ここが俺のファームか…まだしょぼいな」
「まぁ、まだ見習いテイマーのノーマル仕様ですからね。一度も改良加えなければこんなものですよ」
目の前の小さな小屋と柵に囲まれた平原により作られるファームを見ながら葉月は呟く。
そして葉月が小屋に向かって歩き始めると、小屋の影から2つの生き物が歩いてくる。それは、緑色の全長60センチ位の芋虫と、ぼろ布を身に纏い身体が腐食している人の形を持つものーーキャタピラーとネイキッドゾンビだった。
「キュイイイイ」
「…………」
嬉しそうに鳴くキャタピラーと喋れないのか身体全体を動かし何かを表現するネイキッドゾンビ。恐らく自分を歓迎してくれているんだろうと思った葉月は言葉を返す。
「これからよろしくな! さっそくこの近くを散策したいんだが、パーティーに入ってくれないか?」
「キュイイイイ♪」
キャタピラーの返事と共に腕輪が光る。葉月がそれを見ながら腕輪のボタンを押すとメニュー画面に1つの表示が現れる。
○●○●○●○●○●○
キャタピラー(個体名なし)をパーティーに入れますか?
[yes/no]
ネイキッドゾンビ(個体名なし)をパーティーに入れますか?
[yes/no]
○●○●○●○●○●○
出された表示を見て、葉月は2匹ともにyesと押す。すると青白い光が魔物を包み、キャタピラーとネイキッドゾンビの首にあたる部分にドックタグのようなものが付いた。
「それが、旧神の怨念を払う魔道具です。それを付けた魔物は攻撃した魔物を浄化し、安定化させることが出来るのです」
「なるほど、確かにこれならゲームとして戦いながら魔物の浄化が出来るな。…あのバカ親達も良く考えたもんだぜ」
葉月は呟いた後、メニュー画面を見る。そこの自分のステータス欄のパーティー部分にキャタピラーとネイキッドゾンビの名前を見た後、メフィに話しかける。
「これからさっそく出ていこうと思うんだが、お前はどうするんだ?」
「そうですねぇ…ここは出来たばかりで安全だとは思いますが、念のため分身体を置いて行きましょう」
言葉と共にメフィの姿がぶれる。そして気づくと黒猫の隣に色違いの白猫が立っていた。
「………お前は何でもありなんだな」
「「うふふ、そんなことより行きましょう葉月様」」
2匹の猫が同じ口調で喋るのを聞きながら、葉月は肩を竦め魔物達や黒猫と共にファームの外へと向かっていくのだったーー。
*********
「シャー、シャー!!」
ファームから出た葉月達はまずは東の未開地域の方向に向かって歩き始めた。ファームの設備が整うと馬車などの移動手段が作られたりするのだが、今の葉月達には歩く以外の選択肢はない。
とりあえず後一時間位で出来る所まで散策することにした葉月達は歩き始めて直ぐに一匹の白い蛇にエンカウントしたのだった。
「キャタピラー! 糸を吐いて牽制!! ネイキッドゾンビは噛みつけ!!」
白い体長1メートル程の蛇がとぐろを巻くのを前にして、葉月は2匹の魔物に命令を下す。
知力が低く、細かい命令は下せないとメフィから聞いていたので、難しくない命令をする。そのお陰か、魔物達は命令を聞き、各々行動に移った。
「キュイイイイ!!」
キャタピラーの糸が白蛇に巻き付く。それが気持ち悪いのか、じたばたしながら逃げようとする白蛇。
だが、
「……………」
「!? シャー!?」
注意がそれている合間を縫って、ネイキッドゾンビが白蛇の一部を持ち上げ、噛みつく。
それにより白蛇は慌ててネイキッドゾンビに毒液のついた牙を突き立てた。だが【アンデッド】の【特性】を持つネイキッドゾンビにとっては逆に牙のダメージを毒で回復する効果を受けるという状況になっていた。そして、
「シャァァァァ!?」
ネイキッドゾンビに噛まれ続けた白蛇は悲鳴とともに光の粒子となり消えていく。
それから、腕輪が光ると同時に自動で液晶ディスプレイが葉月の前に現れた。
○●○●○●○●○●○
経験値20取得
20コル取得
白蛇の鱗×1取得
キャタピラー:Lv1→6
ネイキッドゾンビ:Lv1→2
・白蛇の鱗…レア度G。武装の材料として用いることが出来る
○●○●○●○●○●○
「………今の魔物は消えたがどこに行ったんだ?」
「一度この世界のどこかに作られたリカバーエリアに転送され、治療されたはずですよ? そこでテイマー達にやられた魔物達は浄化の具合を確認し、完全に浄化されていることが確認されたモノはテイマー側の魔物として再構成されたりイベント用の魔物として配備され、まだ残留しているモノは再び野に放され、完全浄化するまでテイマー達と戦いを繰り返すのです」
話を聞いて、葉月は安堵する。こちらはゲーム感覚で楽しんでいるのにそれで実際に命を奪っていたりしたらさすがに気分が悪い。
そういうことを思いながら液晶画面を消し、魔物達を見る。目立った外傷はなく問題はない。それを見てから葉月は魔物をねぎらう。
「よくやったな。次も頼むぜ!!」
「キュイ!」
「………」
葉月の言葉に魔物達が反応するのを見て、葉月は再び歩み始める。目指す目標は未開地域、王国領東の端。其処に向かうまでに葉月達は新たな白蛇を含めた4体の魔物達と戦い、何とか勝利を修め、進んでいくのだった。
*********
「ここから未開地域か……」
葉月達の目の前には森が広がっていた。その森は緑ではなく青色で彩られた木達が並んでおり、現実離れしたイメージを受ける。
「葉月様。此処から先は今の魔物達では探索はキツいと思われます。死亡ペナルティーのコル半減、取得した経験値の減少、1時間の行動制限を考えると、今はまだこれ以上進むべきではないかと」
「それは確かにキツいな…しょうがない、今日はこれくらいーー」
ーーーピコーン、ピコーンーーー
葉月の言葉に被さるように、電子音が響く。それを聞いたメフィは苦い顔をする。
「【トラブルメーカー】がさっそく効果を発揮しますか…葉月様気をつけてください!! 強制イベントです!!」
メフィの言葉と共に葉月の目の前に液晶ディスプレイが現れる。いつもは青色の下地の上に黒文字が書かれているのだが、今は赤色の下地に白文字が書かれていた。
○●○●○●○●○●○
強制イベント:【未開地域の洗礼】
(勝利条件)目の前の魔物を打倒しろ!!
(備考)強制イベント中ログアウト不可になります。なお、当イベントは一度きりのイベントになり、強制ログアウト時には失敗とみなされます。
○●○●○●○●○●○
「おいおい、このタイミングで強制イベントとかあのバカ親どもの差し金かよ!?」
「いえ、イベントは各々発生確率と発生条件を決めることによりお二人の手からは離れたランダム要素となっています。単純に葉月様のタレント【トラブルメーカー】の効果かと」
思わず毒突く葉月にメフィが答える。
そんなことをしていると葉月達の目の前の地面に魔法陣が描かれ、眩い光を放つと共に、人型の何かが姿を現した。
「おや、ここは…?」
光が収まると、そこには男が立っていた。質の良さそうな服を着て、どこか温和な印象をうける紫髪の男だった。
ーーただ一つ、下半身が馬やその他の動物のような蹄を持つ四本足であることを除いては。
「ーーー何だ!?」
驚愕する葉月の代わりにメフィがその半人半獣に話しかける。
「おや? ムルムルじゃないですか? なぜ召喚されたんです? このイベントは未開地域の魔物をランダムで召喚するのであり、ダンジョンの主たる貴方は該当しないはずですが?」
気づくと、メフィは元の姿に戻り、どこかから端末を取り出し何かを調べる。それを見ながら、ムルムルと呼ばれた半人半獣は苦笑いをしながら話し出す。
「これはメフィストフェレス様。恥ずかしいところをお見せして申し訳ありません。実はダンジョンの外に旨そうな果実がなっていましてね。ダンジョンの周りにプレイヤーが居ないからと油断してたらこのザマですよ」
「なるほど。でもまぁ、呼び出される魔物の強さは強いものほど確率が低くなるはずなので、今の未開地域のフィールドで最上位に当たる貴方を引き当てる【トラブルメーカー】の方にも問題はあるかも知れませんがどうしたもんですかねぇ? とりあえずアイツに問い合わせますか……………え、何? 特例で力比べ以外の方法でソロモンの試練も同時に行おうですって!?」
端末を操作していたメフィが急に驚きの声を上げる。
「ソロモンの試練?」
「ああ、イベントの1つで本来は僕達の治めるダンジョンで行われる力試しのことさ。……あ、君が神達の子供かい? 初めまして僕はムルムル。ソロモン72柱の1柱にして、この世界のあるダンジョンでマスターをしている元悪魔さ」
にこやかに話しかけるムルムル。葉月はそれを聞き疑問を投げかける。
「元悪魔?」
「旧神が作った魔物の中で自我を持ち旧神の支配から脱したモノの総称だよ。そこにいるメフィストフェレス様だってそうさ。まぁ、メフィスト様は今は擬似神格を与えられた魔神になっていらっしゃるけどね」
それを聞き、葉月は納得したように頷く。
「なるほど。それでメフィはあんな何でもありなのか」
「ええ、おかげさまでかなり酷使されるんですけどね……っと、結局、正式にイベントとして認可されました。これよりイベント【ソロモンの試練】が開始します」
言葉と共にメフィは猫に戻る。それと同時に今度はいつもの青い液晶画面が宙に映し出された。
○●○●○●○●○●○
イベント:【ソロモンの試練No.54】
(勝利条件)ムルムルに力を認められる
○●○●○●○●○●○
映し出された情報を見、液晶を消した後、葉月はムルムルに尋ねる。
「で? これから何をするってんだ? 見ての通りこちらは始めて数時間の初心者何だが?」
「ん~、そうだなぁ~これじゃ加減しても勝負にならないか。……じゃ、ここは1つ君の頭の回転を見せてもらおうか。メフィスト様ちょっとこちらに…」
メフィを手招きするムルムル。そして何かを囁くと、メフィは頷き元の姿に戻る。
それから彼女が指を鳴らすと、テーブルとトランプが現れる。
「それが試練なのか?」
「うん。トランプって言うんだろう? 最近知ってダンジョンの仲間と暇な時は楽しんでいるよ。……で、ルールは簡単さ。この中には53枚ある。これから交互に一枚ずつ取り、ジョーカーを引いたモノの負けにするってルールさ」
テーブルの上にカードが並べられる。単純だが奥が深い。恐らく試練と言うからにはムルムルはジョーカーを引かない小細工をするのだろう。それに対し、どう対処するかを見ると言った所だろうなどと葉月は考える。
「なぁ、カードにイカサマが無いか確認してもいいか? 終わった後並べ直して良いからさ」
「構わないよ。どうぞごゆっくり」
ムルムルの言葉に従い、葉月は一枚一枚確認する。それをメフィとムルムルが楽しそうに見守る中、葉月はカードを持ちながらムルムルに尋ねた。
「カードにこういう糸を引っかけるのは無しだよな?」
いつの間にか隣に置いていた魔物の内、キャタピラーに命令して左手に持つカードに糸を吐かせる。それに目を向けながらムルムルは答える。
「ええ、さすがにそれはバレバレだからね。スキルは禁止でお願いするよ」
「わかった。スキルは禁止だな。それじゃ仕方がない」
そう言いながら、巻き付いた糸を外す葉月。それから再び、カードに目を通す。
「OK。確認完了だ。メフィ、カードを切ってくれ」
カードを集め、メフィに渡す葉月。メフィはそれを受け取った後、何か考え、それから丁寧にカードを切って並べ直した。
「それじゃ始めようか。どっちから先に引くかい?」
「俺は後攻で。どうぞお先にってな」
葉月の言葉を聞き、ムルムルはカードを引く。
……一枚目、スペードのジャック。
それから何故か目線を下げながら葉月はカードを引く。
……一枚目、ハートの8。
「ふんふん。なるほどね」
何かに気づいた様にムルムルはカードを引く。
……二枚目、ハートの6。
「中々面白いだろ?」
葉月は不敵に笑いながらカードを引く。
……二枚目、クラブの10。
「………そうだね。これは言質を取られたよ。確かに僕はスキルは禁止と言ったが、【特性】については述べていない。それにこれは僕にバレても問題はない。だって、ジョーカーが何処にあるかは僕は知っているはずだし、後攻の君が知ってさえいれば必然的に君の勝ちとなる。だから、ブラフとしてキャタピラーに糸を吐かせ、その間にネイキッドゾンビの身体にカードを付け、【腐臭】をジョーカーのカードに与え、カードに目印を付けるというその案。中々面白いよ」
言いながら、ムルムルは広げたカードを回収する。そして、改めて葉月の方を向く。
「この勝負、僕の負けだ。君を僕、ムルムルは認めよう」
その余りに呆気ない終わりに葉月は戸惑う。
「………良いのか? こんなので?」
「ん、一応条件を満たしているしね。それに君はそろそろこの世界から戻らなきゃいけないんじゃないのかい?」
言われて葉月はメニューを開く。気づくと、こっちの世界は夕方だが、元の世界は夜の8時。まだ余裕があるものの、腹も減ってきている。
「こっちと葉月様の世界では時間の流れが違うので、いま、こっちは夕方なのです」
補足するようにメフィがつぶやく。
「…そうだな。さすがにそろそろ元の世界に戻りたいしな。少し納得いかないが、悪いが勝ちにして強制イベントを終了していいか?」
「うん。まぁ不服なら強く成ってからダンジョンにおいでよ。そのときにはちゃんと戦うし、今回とは違う報酬あるだろうしね………っとイベント終了判定より転送されるな」
ムルムルの周りに光が集まり始める。その中でムルムルは胸ポケットから何かを取り出し、葉月へと手渡す。
「……それでは少年。餞別代わりに報酬とは別にこれをあげよう」
葉月に手渡されたのは小さな石だった。
「これは?」
「それは僕のダンジョンでとれる鉱石でいつか武装を作る時にでも役に立つと思うよ。………それじゃあ、少年、メフィスト様また会う時を楽しみにしています」
その言葉と共に光に包まれムルムルは消える。
そして、赤と青の液晶が葉月の前に展開した。
○●○●○●○●○●○
強制イベント:【未開地域の洗礼】
勝利条件達成
経験値300取得
500コル取得
キャタピラー:Lv20→40、スキル 毒の棘習得
ネイキッドゾンビ:Lv10→20
・毒の棘…身体に毒を分泌する棘を生やす。体当たりと併用可能
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○●○●○●○●○●○
イベント:【ソロモンの試練No.54】
勝利条件達成
ソロモンの指輪の欠片×1
光鋼石×1取得
・ソロモンの指輪の欠片…レア度SS。ソロモン72柱に認められた証、9つで1つの指輪となり、強大な魔物を仲間に出来る。
・光鋼石…レア度A。武装の材料として用いることができる。光鉄石の純度が高いもの
○●○●○●○●○●○
「戦闘してないのに経験値が入るのか?」
「強制イベント経験値って奴ですね。今回は戦闘してませんが、勝利条件を満たしたので、そこだけもらえることができました」
ふ~ん、と納得した後、葉月は考え込み呟く。
「それにしてもイベント経験値だけで十分もらえる辺り、未開地域はまだ行くのは早いか。……まぁいい、今日はもうログアウトしたいんだが、その場合どうなるんだ?」
「ここでログアウトした場合、一度ファームに魔物達は転送され、次にログインした時にはファームからになりますが、ファームとここを結ぶ一回限りの専用転移陣を設置することで再び戻ってくることが出来ます」
「なるほど。じゃあログアウトするか。…キャタピラー、ネイキッドゾンビ、今日は助かったよ。明日もよろしくな!!」
「キュイ♪」
「…………♪」
葉月の言葉に返事をする魔物達を見た後、葉月は腕輪のボタンでメニューを開き、ログアウトの項目にタッチする。
「それじゃ、メフィ。後は任せた」
「ええ、まぁすぐにお会いしますけどね」
「………は??」
メフィのすぐに会うという言葉の真意を理解できないまま、葉月の身体を光りが覆う。
そして、眩い光に目を閉じた葉月はぐにゃりと歪む感じとともに一度意識を手放すのであった。
*********
「……戻ってきたのか?」
意識を飛ばした葉月が次に目を開けたとき、そこには見慣れたパソコンが目の前に鎮座する自分の家の一室だった。
「……あれが夢とかないよな?」
時計を確認する。20時30分。先程確認した時間から考えると、やはりあの世界は夢ではなかったらしい。そんなことを葉月は思いながら、ふと考える。
「そういや、コーヒーカップどうしたんだっけ? 色々あって忘れてたけど」
「それなら私が回収しときましたよ。はい、コーヒー入れ直しましたからお熱い内にどうぞ?」
「ああ、ありがと。……………っておい!? お前何してんだよ!?」
何気ない独り言に返事が来た上、熱いコーヒーまでもらう。そこに来て初めて葉月が振り返ると、そこには黒髪長髪に赤目の執事服の女性ーーメフィがいた。
「何って、サポートユニットですからこっちの世界でも葉月様をサポートするために来たんですよ? それで、お風呂にします? ご飯にします? それともーー」
「わ・た・し? とか言うなよ? それよりファームはどうなっているんだよ!?」
「言ったっていいじゃないですか~。で、ファームなら分身体を置いているから大丈夫です。ほら」
メフィはパソコンの画面を指さす。そこにはまだテイマーズ&モンスターズが開かれており、ファームにいる白い猫のサポートユニットと芋虫とゾンビがデフォルメされて映っていた。
「……お前本当に何でもありだな」
「ええ、サポートユニットの任を受け、霜月様達から擬似神格を受け取った時に言われましたからね。“力をやるから葉月を頼む”と」
その言葉に葉月は固まる。その様子を嬉しそうに眺めた後、メフィは言葉を続ける。
「ですから、私は側に居られない霜月様と弥生様の代わりに、寂しい葉月様の側に居たいと思います。……それで? 私は貴方の側にいてもよろしいでしょうか?」
上目づかいで覗き込む様に葉月を見るメフィ。
それを直視できず、葉月は目をそらしたまま呟く。
「………勝手にしろ。飯を食うから食べるなら手伝え」
そのままキッチンに向かう葉月。それを見送った後、メフィは微笑み、葉月の呟きに返事をする。
「はい! かしこまりました! これからもよろしく葉月様!」
葉月の後を追うようにキッチンに向かうメフィ、そのまま二人で分担して料理をし、二人で食べる。
その行為は葉月にとっては何故か心地よく、満ち足りた気持ちのまま食事を終え、そのまま勉強と入浴をすまし葉月は一日を終えるのだったーー。
今のところここまでしか書いていないので、これからはのんびり更新していこうと思います。応援等々よろしくお願いします!!