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お茶会Ⅰ



こんっっな不愉快なお茶会初めてだわ!!!!!




さわやかな昼間、レオナルド王子主催のお茶会に招待されたアンは1人でお茶を飲んでいた


招待されたのは公爵令嬢のミランダ・ロットーと伯爵令嬢スワン姉妹と大臣の息子のジャック・マリアード



みんなあたしと身分違いすぎ・・・



みんなは顔見知りらしく楽しくお茶を飲んでいるが、アンはこの中にレオナルド以外知り合いはおらずひとりぽっちだ


招待してくれたレオナルドに挨拶をしなければと側に行くが適当にあしらわれ、伯爵令嬢のミランダ達と楽しくお喋りをしている



なんなのよ!!あんたが来いって言ったから来てるのに、その態度は何!?あたしこの中に知り合いいないし。紹介ぐらいしなさいよ!!



そんなアンの思いも知らず、レオナルドはミランダやスワン姉妹と話しているのをアンに見せびらかすようにちらちらと視線を送る



「それでね、レオナルドさまぁ・・・」


「レオナルド様はあたしとお話ししてるのよ!」


「そこの2人は黙りなさい、ねっレオナルド様」





さすが王子様。モテモテだわ。3人の美人に囲まれてさぞや嬉しいでしょうね!



イライラとした視線を送っているとレオナルドとばちっと目が合った。だがアンはおもいっきり視線をそらしそっぽを向く


そんな様子にレオナルドの目は一瞬見開かれるが、またなんでもないように3人達と会話を始めだした



「そう言えば、あの方は誰ですの?」


ミランダはアンを指差してレオナルドの耳に囁く


「あぁ、あれは男爵家のアン・クウォード嬢だ」


「まぁ、男爵家の?どうしてそんな方がここにいらっしゃるの?」


「俺が招待したんだが」


「ふふ、レオナルド様が男爵家の方と知り合いだと初めて知りましたわ」



顔は笑っているが目は笑っていない。レオナルドはミランダの視線を無視してアンの方を見るが、その瞬間、一気に不機嫌になる



レオナルドの視線の先には仲良く話しているジャックとアンがいた






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