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要らぬ情報getしました。

これからしばらく更新が遅くなりそう・・・。

でも、一週間に一回は更新出来るようがんばります(^^)/



バタバタとした日々も過ぎ、王宮にウィリアムに会いに行ってから一週間くらいたっていた



「うーん、のどかねぇ」



庭でお気に入りのハーブティを飲みながらくつろいでいると、ふと王宮の花畑を思い出す



(ここも王宮に比べるとすごく地味ね)



自分の屋敷の庭を見渡しながらそんな事を思っていると、はたとある事に気がついた



「そういえば、最近前に比べると静かだわ・・・」



なぜだろう?と首をかしげるアンにメイドのリノアは苦笑いする



「それはレオナルド王子が屋敷に来られなくなったからじゃありませんか?」



「あぁ!それだわ」



やっと諦めてくれたのねっ



嬉しそうにお茶を飲むアンに他のメイドが喋りかけてきた



「お嬢様、王宮からお手紙がきております」


「・・・手紙って・・・もしかして・・」


「はい。レオナルド王子からのお茶会のお誘いです」



嫌な予感的中だ。うわー。行きたくなーい。



「風邪で欠席するわ」


「それはなりません。お茶会へはご参加するようにとご主人様からお伺いしております」


「お、お父様がぁ!?」



私にだけじゃなくてお父様にも手紙を書くなんて、何がなんでもお茶会に来いとゆう事か



「・・・わかったわ。日にちはいつなの?」


「明日でございます」



ならいっか、とまたのんきにお茶を飲み続けるアンの変わりにリノアが大声を出す



「明日ですって!?こうしちゃいられません!新しいドレスは間に合わないわ・・・前オペラを見に行くために作った淡いピンクのドレスを着ていきましょう!そのかわりメイクや美容に力をいれなければ!!」



何事かと目を丸くしてリノアを見れば、アンの腕を掴み真剣な眼差しで喋りだす



「お嬢様、いまから街へ新しい口紅を買いに行きましょう!それに髪飾りとネックレス、他にも・・・」



あれもこれもと悩み始めるリノアにアンは慌てる



「リノアったら大袈裟よ?いつもの化粧と洋服で十分だわ」


「いけません!!レオナルド王子主催のお茶会に呼ばれるなんてなかなかある事じゃありませんもの!きっと、他にもたくさんのご令嬢が集まるに違いありません!」


「き、きっとそうね・・・」


「こうしちゃいられません!今から街へ行きますよ!!」



「えぇぇ!?」



なんでこんなことにぃぃぃいいい?!



興奮したリノアに腕を引かれるままに馬車に乗り込み街へ買い物に出発した



街で常連の化粧品店へ入ると、中からオーナーのマリアが出てくる



「まぁ!アン様じゃありませんの、お久しぶりですわ」


「えぇ、久しぶりね」



軽い挨拶を済ませるとリノアがマリアに事情を説明する


すると、それは大変!と、口紅の色はこっちの方がいいだとかアクセサリーはこっちだと、どんどん着せ替えられる


やっと種類が決まったかとおもい屋敷に帰ったのはもう夕方だった



「も、もう動けない・・・」



そのままベッドに倒れ込み眠りにつこうとしたらリノアに起こされた



「明日は朝起きたあと湯浴みをしていただき、その後は体のマッサージをしてクリームを塗り込み、パウダーを吹き付けたら化粧を・・・」


「わかったから!お願いだから今は寝かせてちょうだいぃい〜」



アンはそのままお風呂に入りくたくたのまま寝てしまったのだった






◆◇◆◇◆◇◆◇





そわそわと同じ所を行ったり来たりしている王子に王子の護衛第一騎士は呆れたように喋りかける



「レオナルド様・・・さっきから落ち着きがありませんよ」


「今日で一週間は会っていない」


「・・・たったの一週間じゃないですか。俺なんて何ヵ月も会えない事がありましたよ」


「そんな事は知らん!お前は仮にも俺の護衛任務中だろ、ウィリアム。護衛騎士が王子の側から離れるなんて聞いたことがない」


「確かにそうですね」




最近のレオナルドはため息をついてばかりだ




一週間も会ってない。そろそろ会いに行った方がいいのか?だが、それでは引きがたりないんじゃないか?それとも引きすぎか?



ぐるぐると考えすぎて最近のレオナルドは仕事に手がつかない



「・・・途中経過を見るって事でお茶会にでも誘ったらいかがですか?」


「そ、そうか!ではアンと2人きりのお茶会を・・・」


「いやいやいや!2人きりじゃ駄目ですよ。他の方達も招待してこの屋敷で行いましょう!」



そうしたら護衛役の俺もアンに会える!



緩まる頬を手で隠すが流石は王子。他人の表情を読むのが得意なようだ




「・・・チッ。他の奴等もか。言っておくがお茶会には護衛は不必要だからな」


「・・・・・・・」


「では今から招待状を書いてくる」



執務室を大股で出ていき、私室へ戻る廊下の途中で紙を用意させようと廊下にいたメイドに声をかけようとするが動きがピタッと止まる


向こうはレオナルドに気づいていないのか他のメイド達とお喋りをしていた



「ねぇ知ってる?"絶対に落ちる"女の落とし方ってのがあるんだって。なんでも・・・――――――――――







◆◇◆◇◆◇◆◇





「あ!いたいた。急に部屋を飛び出さないで下さいよ」



まったくも〜と近寄ってくるウィリアムにレオナルドは笑顔を向ける



「―――お茶会が楽しみだ」



スキップでも初めそうな程ご機嫌になっていたレオナルドを見て、一体何があったんだろうと不気味がるウィリアムであった









ぐふふ(^q^)

噂好きのメイドちゃんは何を話していたのやら〜笑


ウィリアムは実はレオナルドの護衛騎士なのです!


その事についてもいつか詳しく書ければいいなぁって・・




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