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思わぬ真実



「そういえばお茶会どうだった?」


「・・・お茶会は最悪だった」



お茶会はって事は他に何か良いことがあったんだな



ウィリアムは自然と口の端が上がる



「アンとなんかあったのか?」


「仲直りした」


「仲直り!?って事は喧嘩でもしたのかっ!?」



俺の愛しの妹になにしたんだこの野郎!泣かせたりしたらだだじゃおかねぇぞ


「・・・心の中で言ってるつもりだろうが、うっかり口にでてるぞ」


「それはよかった。これで俺の気持ちがレオに伝わっただろ?で、何があったんだ?」



ものすごい睨みで詰め寄られると、いくら幼馴染みでも迫力があるな


なんてどうでも良いことを考えていると、さらに睨み力が増す



「実は――――――」








「あっはははは!そんなメイドが言ったことをうのみにしたのか!?レオは変なところで真面目だな」



お腹をかかえて笑うウィリアムを今度はレオナルドが睨み付ける



「うるさい」


「そのヤキモチ作戦でヤキモチを妬かせるつもりが逆に怒らせたって?」


「あぁ」



ウィリアムはまだ笑っている



「でもそのメイドが言ってた事あながち間違いでもないじゃないか」


「どこがだ?」


「だってヤキモチを妬いたからレオナルドに怒ってたんだろ?」



自分に婚約を申し込んできた男が他の女と話してるのを見て怒るって事はレオの事気にしてるってことだろ?


レオナルドは目を見開いてウィリアムの肩をつかむ



「そう思うか!?」


「レオの事どうでもいいって思ってたら怒らないし、むしろ誰と喋ってようが関係ないって無関心になるだろ」



レオナルドは緩む口元を左手で隠し、疑問に思ったことを口に出す



「アンがよく突然走り出すのはなぜだ?」


「あぁ、それは都合が悪くなったときにする癖みたいなもんだな」



アンは昔っからそうなんだ



ウィリアムは苦笑いする




「まぁ、とりあえずはよかったな!でも、あんまアンに心配かけるなよ」


「わかっている」





どこか嬉しそうに笑うレオナルドをウィリアムは心の底から応援したいと思った





こんなシスコンな兄貴が妹の恋愛を応援するなんて意外だって?


確かに相手がレオじゃなきゃ大反対だな


でも、レオはいい奴だしさ










アンの初恋の相手だから







続けて3話更新しました。

本当は1話だけ更新予定だったのですが物語を書いてると、

あれ?文章短いな・・・もう1話書くか!

というノリで3話です(^^)d


誤字・脱字があるかもしれませんが、がんばりました!




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