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無口な賢者を助けたら惚れられた! いちっ!

 前回、惚れられたメイメイはなんと、同棲はしなかった。"美味いdeath軒"があるからだ。

 そして、俺ーー月杉アタルは久々に、登校していた。


「久しぶりに登校する気がする」

「そうだな、あれがアタルの学校か?」

「綺麗な学校ですね!」

「け、ワルコが校門に落書きしてやる」


 みんな当たり前のように着いてくるが、周囲の学生も誰も気にしていない。さすが南出藻蟻市。


ーー南出藻蟻学園ーー

 通称、アリ学。


 俺のクラスに向かう途中、クラスメイトから声をかけられた。


 「よう、アタル!なんか久しぶりだな!……ってなんだこのかわいい子たちは!?」


「彼女たちだよ」

「です!」

「ハーレムだぞ!悪だろ?」

「騎士として、恩義を返している道中だ」

 なんでもありとはいえ、さすがに友達も気になったらしい。


「ずりい!」


 そうして授業が始まる。

「えー、本日はですね。北の魔王の討伐の道中、勇者と戦士が風邪を引いて帰ってしまったそうで」

 そのまま教師は続ける。

「そのため、魔王討伐メンバーを探しに来てくださった"水の賢者"さんが、特別授業をしてくださいます」


 ……うん、意味がわからない。

 教師の横に立つ女性は凛々しくて、清楚な感じが漂ってて、とても綺麗で思わず見惚れてしまう。


「……シェリアマール……」

 名前だろうか。その言葉だけいったまま、一時間黙りこくったままだった。そのまま授業は終わってしまった。


「なにも、喋らず終わってしまいましたね……」

 一時間、右手と左手を戦わせて時間を潰していたテンコが口を開く。


「そうだな。シェリアマールさん。あの調子だと仲間見つけられないんじゃないか?」

 俺が言うと、みんなこくりと頷き、シェリアマールの元へ向かった。


「シェリアマールさん!待ってください!俺たちが北の魔王討伐に向かったらダメですか!?」


「見てもらえればわかると思うが、私は騎士だ。素人じゃないし、実力は折り紙つきだ」

 ノエルが一歩前に出て、自信満々に嘘をつく。


「……」

 彼女は何も言わないが、少しもじもじしている。


 俺の手をとり、指で手のひらに文字を書いた。


 (ありがとう)

 ……かわええ。


 そして、俺たちは北の魔王討伐のパーティとなった。

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