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76話~不動の精神、その身をもって体現せよ!~

『押し負けるな!押し返して!』

「シフトして!相手の盾を少しでも削って!」

「敵12番に集中砲火!3、2、1…今よ!一斉射!」


桜城のベンチと中衛からしきりに号令が飛び、その度に選手達が慌ただしく入れ替わり、相手の前線目掛けて攻撃を仕掛ける。

桜城側からの攻撃は苛烈の一途を辿る。


対する冨道側は、試合開始から変わらずの防御一辺倒。

フィールドを一文字で塞ぐように、横一列に9枚の盾が並んで、ネズミ1匹通さない頑強な防御陣を展開している。


桜城側の前線も、4枚の盾で進行を遅らせながら、近距離役とシフトして不動陣に圧を与え、そこに遠距離役の集中砲火で1枚づつ敵の盾役を削る作戦で動いている。


だが、桜城側の策はなかなか上手く行っていない。

相手の防御陣が強固過ぎるのだ。

1人1人が頑丈な盾を有しているのもあるが、それ以上に相手のチームワークが厄介であった。


不動陣は組織立って動いており、集中砲火で1人の盾が削れて防御が崩れようとすると、別の盾役がそこにインターセプトして、集中砲火を受けた選手を救助していた。

救助された選手も、直ぐに盾を張り直し、同じようにピンチな仲間の前へとインターセプトする。


そのせいで、冨道前線の前進は防いでいるが、連携は崩せていない。


こうしている今も、円柱役の差で、毎秒4ポイントの点数差が付けられている状況。

このままでは、前半だけでコールド負けも見えてしまう。

これは、早々に動いた方が良いな。


蔵人は、試合開始から2分経ったので、一旦前線を離れ、10m程後方で遠距離役にバフを掛けている鹿島先輩の所まで下がる。


「らららら~ら~♩らららら~ら~♪」


熱唱する鹿島先輩の美声を、遠距離役と一緒に聞く。

これほど大勢の中で、しかも弾丸が降りしきる中でも歌に集中する彼女は、さながら戦場の軍楽隊だ。

蔵人はつい、鹿島先輩の姿に見惚れてしまったが、首を振って己を取り戻す。

再び活力が湧き出てきたのを確認し、近くにいる佐々木先輩と下村先輩に声を掛ける。


「…という事で、攻撃をお願い出来ますか?」


蔵人の言葉に、2人は笑顔で頷く。


「もちろん!任せて」

「合図は蔵人君の突進だね。了解!」


快い二つ返事を貰って、蔵人が前線に戻ろうとすると、鹿島先輩の曇った顔がこちらを見ていた。


「…あんまり、無茶はダメよ」


その顔は、蔵人を純粋に心配する様子が見て取れる。

蔵人を自分の弟とでも思っているかのような顔。

いや、実際に重ねているのだろうな。


鹿島先輩の言葉に、ただ頷くしか出来ない蔵人だった。



蔵人は、前線に戻るや否や、敵前衛を目掛けて走り出す。

当然、相手の前衛は警戒し、盾役1人がどっしりと構え、前方に水の大盾を突き出した。

更に、構えた盾役の両脇にいた盾役も、何時蔵人が方向転換しても対応出来る様に、各々が土の盾を構えてこちらを警戒している。


これでは、足立戦のようにはいかない。

蔵人が全力で突進して、仮令相手を轢き倒すことが出来たとしても、蔵人の速度は大幅に削られる。

そして、止まった蔵人を、両側の盾役は直ぐに抑え込んでしまうだろう。


それも不動陣の厄介な所。

では、どうやってこの難攻な陣形を突破するのか。

簡単だ。相手の裏をかけばいい。


蔵人は自身の前方に異能力を発動する。

生成したのは、水晶盾と、アクリル板。

水晶盾はいつも通り、すぐ目の前に展開。

そして、アクリル板は相手の直ぐ目の前まで移動させ、地面と水平に設置する。

まるで、階段の様に。


駆けていた蔵人の足が、そのアクリル板を踏みつける。

トンッ、トンッ、と、

翔け昇る。

アクリル板の上を。

冨道盾役の頭上を。


相手の盾役が、驚いて蔵人を見上げる顔が、足元に見える。

そして 、蔵人は相手の真後ろに降り立とうとする。

降り立つ直前、今度はアクリル板を地面と垂直に出し、それを思いっきり蹴る。


まだ蔵人の方に振り返れていない相手の背中。

その背中目掛けて、思いっきり、突っ込んだ。


蔵人の突進を背に受けた相手は、そのまま前方に吹っ飛ばされた。

どっしりと態勢を整え過ぎていたのが仇となり、反応が大きく遅れてしまったのだ。


それでも、相手は気絶することもなく、呻きながらも上半身を起こした。

元々のガタイが良く、更に接近戦の訓練も十分に受けていたのだろう。大したものだ。


だが、体を起こした彼女は驚く。

起きた場所は真っ赤に染まる芝生の上。

桜城領域の中であった。


「エアロシュート!」

「ロックブラスト!」


相手の両側から、声が上がる。

下村先輩と佐々木先輩だ。


蔵人が走り出すのを見て、既に異能力の発動を開始していた彼女達。

その為、相手盾役への追撃をノータイムで行う事が出来ていた。

迫りくる異能力の弾丸に、相手は為す術もなく強制退場させられるのだった。


『ベイルアウト!冨道21番!』


その放送が聞こえる前に、蔵人は既に動き出していた。

21番を吹き飛ばした後、すぐさまその左側にいた選手に接近。


相手は、何とか土の盾を出す事が出来たが、それだけだった。

蔵人は、その土盾を思い切り蹴り飛ばし、反動を付けて反対側に、21番の右側にいた選手に飛び掛かる。

所謂、三角飛びである。


急襲された盾役は、左側の選手をサポートしようとしていたのか、走り出す構えをしていた。

蔵人が向きを変えたて飛び掛かっていたので、咄嗟に前方を土で覆う相手。


土が集まり、何とか形だけは作られた土盾は、しかし、相手の上半身しか覆えていない。

蔵人は盾で自分を引っ張り、地上スレスレを滑りながら、無防備な相手の足元を掬う。

足を掬われ、一瞬宙を舞う相手盾役。


そこに、蔵人は瞬時に水晶盾を生成し、それを相手のわき腹にぶち当てる。

シールドバッシュ。

まともに喰らった相手は、受け身も取れずに地面を転がり、消えた。


『ベイルアウト!冨道学園30番!』


仮令(たとえ)、防御をガチガチに固めている盾役でも、空中に投げ出され、意識の外からの攻撃には耐えられなかった様だ。


「「わぁああああ!!!」」

「「おうじょうっ!ドンドンドンッ!おうじょうっ!ドンドンドンッ!」」


一気に湧き上がる、桜城スタンド。

歓声と楽器の音が入り乱れる。


蔵人が立ち上がると、2枚の盾を失った冨道前衛が、動けずに身を固くしているのが目に入る。

これは…一気に刈り取るチャンスだ!


「うぉおおお!!」


蔵人が吠え、相手前衛に横から迫ると、慌てて陣形を整えようとする冨道。

完全に止まっていた筈なのに、一瞬で集合し、陣形を組んでしまった。


流石は東京の名門校。

これは、正面からは無理だ。また上から駆けのぼって…。

蔵人が攻め方を決めて、アクリル板を出そうと手を翳す。

しかし、


「シールドバッシュ!」

「喰らえぇ!」


蔵人の真横から、声が響いた。

蔵人の目の前で、強固に構えていた敵の盾役達に、真横から現れた白銀の戦士が躍りかかった。

先輩達だ。


近藤先輩のシールドバッシュと、木元先輩のサイコキネシスが相手の盾を殴りつける。

蔵人が作った相手の隙を突いて、桜城の前線が一気に押し上げていた。


不動陣は強固でタフであった。

だが、真正面では歯が立たなかった桜城前線も、蔵人が横を向かせたことで、相手を押し始めていた。

そして、相手の不動陣が崩れた所に、


「ウォーターボール!」

「ストンショット!」

「アイスニードル!」


いつの間にか回り込んでいた遠距離役の先輩達が、一斉射撃でとどめを刺す。

流石は桜城の遠距離部隊。機動力が違う。


『ベイルアウト!冨道学園16番!9番!連続ベイルアウトです!』


「「「きゃああああ!!」」」

「高橋せんぱぁあい!」

「近藤ぉ!ナイスバッシュぅ!!」


先輩達の見事な連携が、相手を次々と強制退場にさせていた。

相手の前衛9人の内、4枚の盾を落とした。

最早、敵前線は機能不全に陥り、隙間だらけだ。


辛うじて壁となれているのは、両端のBランクが纏めている右翼と中央の一部分のみ。

それを見た先輩達は、蔵人の後ろを素早く通り過ぎて、崩れた左翼の大穴に飛び込んでいく。


『上がれ!フリーの奴はどんどん上がりなさい!』

「一気にサードタッチまで行くぞ!」

「平野と秋山も上がれ!巻島も!」


4人の先輩達が、敵領域を一気に駆け上がる。

蔵人も、先輩に誘われるがままについて行こうとしたが、その時声が掛かった。


『蔵人くんは待機!敵前線の中央を抑えて!』


声は鹿島先輩の物だ。

振り向くと、桜城前線の中央部後方に、先輩の姿があった。

ここから10m近く離れているが、どうやって声を届けたのか。先輩のハーモニクスによるものか。


ともあれ、蔵人は相手円柱に特攻を仕掛ける先輩達に別れを告げ、鹿島先輩が待つ中央部へと急ぎ走り寄ろうとするのだった。


だが、

その時、


ゴゴゴゴッ!

と言う地鳴りと共に、縦横の微振動が蔵人の足元を揺らす。


次第にその振動は大きくなり、蔵人は足を取られて膝を着く。

凄い揺れだ。とても立っていられない。

蔵人が顔を上げると、周りのみんなが、先輩達も、相手の盾役達も、全員が地面に座り込んだり、倒れてしまっている。


これは、地震か!?

マグニチュード幾つだ?

こんなの、東日本以上の大災害だぞ!


しかし、見上げた蔵人は違和感に気付く。

選手は皆、敵味方関係なく転げ回っているというのに、


「「「わぁあああ!!!」」」


観客の様子は一切変わらず、手にしたポンポンを揺らして、思い思いの選手達にエールを送っていた。


地震の影響を受けていない?

受けているのは、このフィールドだけ!?

まさか、これは。


蔵人は周りを見渡す。

そして、見つけた。

1人だけ、立っている選手がいる。

青の芝生の最深部、冨道の円柱目前。そこで、


地揺(じゆ)らぎ!!」


地面に拳を叩きつけ続けている選手が1人。

背番号、01番。

敵の大将。武田選手だ。


「うぉおおおおおお!!!」


武田主将が拳を1振り叩きつけると、大地が大きく揺らぎ、津波の様にフィールド全体に波紋を広げる。

その広がる波紋の影響で、蔵人達は勿論のこと、冨道円柱に進撃していた先輩達は転げ回り、立つことは愚か、地面を這う事すら許されない。


これでは、異能力も使えない。

腕1本、地面から離せば吹き飛ばされる。

耐えるしか、無かった。


こんな攻撃、あるなんて言っていなかったよな?

蔵人は顔を上げて、冨道の応援席にいる武田さんに目線を送る。

彼女は、冨道側応援席の最前列に座り、手すりを握って辛そうな顔でこちらを見ていた。


意外だな。あんな顔をするなんて。

蔵人がそんなことを思っていた、

その時、


「お主らぁあ!!」


声。

雷鳴の様に響く爆音。


「そのような腑抜けた姿を晒すとは!それでも冨道の名を背負うモノノフであるかぁ!!」


それは、敵主将からの怒号だった。

冨道の武士達に送る、強烈な一喝。


「立て!立つのだ!日々の鍛錬を忘れたとは言わせぬぞ!」


その声に、冨道の選手達が、体を起こす。

揺れ跳ねる地面の上に、その真っ黒な四肢を突き立てる。


「「「あぁああああ!!」」」

「立ち上がれ!武者達よ!我らが不動の精神、その身をもって体現せよ!動かざること、山の如く!(なび)かざること、岩の如し!!」


武田主将の発破に、冨道の選手達が、ゆっくりと、立ち上がる。


「うごか、ざる、こと…山の、如く!」

「なびかざる…岩、如し!」


やがて、大きく揺れ動く大地に、5人の選手が立ち上がった。

全て冨道学園の選手だ。

冨道円柱付近で、1人。冨道前衛の中で、4人。


残りの冨道学園選手達は、立ち上がれない。

背番号が大きいから、最上学年ではないのかもしれない。

まぁ、他校生徒を心配する場面ではない。

桜城では、誰も立ち上がれないのだから。


敵主将が、冨道領域に侵入した先輩達を見る。


「本陣は儂1人で充分よ!動ける者は、入り込んだ鼠共を始末せい!」

「「「おう!!」」」


そう答えるや、冨道の前衛達がゆっくりと持ち場を離れ、冨道領域で這いつくばる先輩達に近づいていく。

今の先輩達は完全に無防備だ。

背後からただ殴られるだけで、ベイルアウトするだろう。


これは、出し惜しみしている場合じゃないな。

蔵人は近くの先輩達を見る。

幸い。遠距離役が2人もいる。


「秋山先輩!下村先輩!今から貴女達を浮かせます!」


蔵人は声を張り上げて、先輩達に作戦を伝える。

ありがたいことに、動ける敵は全員離れてくれたので、情報が筒抜けになる懸念はない。

この作戦は初動が大事なのだ。相手が身構える前に、少しでも相手にダメージを与えたい。


「えっ、浮かせ?」


下村先輩は、少なからず動揺した。

だが、秋山先輩は頷いてくれる。


「よ、良く分からないけど、蔵人君が言うんだから、勝てるってことだよね?」

「2人のご協力があれば、ですけれど」

「う~ん、分かった!じゃあ、私達は何したら良いの?」


助かる。秋山先輩は直ぐに切り替えてくれた。

先輩達から蔵人への信頼度は、前回の試合で大きく上がっている様だった。


「僕が合図したら、相手目掛けて一斉に遠距離攻撃を放って下さい」

「いや、こんな状況で遠距離攻撃なんて出来な」

「しもむー、そんなこと言っちゃだめだよ。蔵人くんが言うんだから、何とかしてくれるんだって」

「ええっ!?なんかそれ、丸投げじゃない?大丈夫なの?」

「大丈夫だって。昨日も今日も、蔵人君の活躍見たでしょ?何人ベイルアウト取って、何人アシストした?」

「た、確かに…」


下村先輩が、揺れ続ける大地に堪らず、蔵人の作戦に疑問を投げたが、直ぐ秋山先輩に諭された。

秋山先輩の期待に応えられるように、これは絶対に勝たねばなるまい。


「行きますよ。3、2、」


蔵人は、先輩達の体の下に、厚いアクリル板を出現させ、それを浮かせる。


「ええっ!?浮いて、る?」

「あっ!いつかの担架だね!」

下村先輩は動揺しているが、秋山先輩は少し嬉しそうだ。

蔵人のアクリル板に乗った2人の先輩は、地面から離れた事で大揺れから解放された。


「1、今!撃て!!」


蔵人の言葉に、先輩達は急いで両手を体の前に突き出し、叫ぶ。


「ファイアランス!」

「エアロシュート!」


炎の槍と、渦巻く風による遠距離が一度に放たれ、こちらに背を向けていた冨道選手達を次々と襲う。

ただでさえ大揺れの中を歩くだけで精いっぱいだった冨道の盾達は、まともな防御も出来ずに消えていく。


『冨道学園、7番!5番ベイルアウト!続いて3番、8番!2番ベイルアウト!』


「「うわああああ!!!」」

「下村せんぱぁああい!」

「秋山先輩!ナイス、ファイアランス!」


立て続けに呼ばれる、相手選手のベイルアウトに、桜城観客は一気に沸き立つ。

これで冨道の動ける選手は全て倒した。相手領域で動けない先輩に迫る者はもういない


蔵人は立ち上がる。

いつの間にか、地震は収まっていた。

武田主将の方を見ると、苦虫を噛み潰したような顔をしながら、仁王立ちでこちらを睨む彼女の姿があった。


「ふぅむ…。儂の地揺らぎに耐えうる者が、まさか桜城にも居ようとはのぉ…」


武田主将はそう言いながら、両手を広げる。そうすると、彼女の足元から土が盛り上がり、どんどんと彼女達の目の前に積みあがっていく。

ああ、そうか、これが武田さんの言っていた…。


「然らば、儂の奥義を使う他あるまい!()でよ!要害山城(ようがいさんじょう)!!」


絶対防御の技。窮地を覆すことも出来るAランクの奥義。

それを見た瞬間、冨道円柱へ駆け寄っていた桜城の先輩達も、足を止めて見上げてしまう。


「桜城の騎士共よ!儂らに勝ちたくば、この難攻不落の山城(やまじろ)、落として見せよ!!」


まるで山の様に見上げるほど大きな土の城が、一瞬にして築かれたのだった。

流石は東京3大学校の一角。戦略に富んだチームですね。


「確たる戦術を持っており、それを磨き続けているのだろうな」


そして、相手Aランクの奥義。本当に集中砲火だけで攻略できるのでしょうか?


「やってみなければ分からんな。しかし、この奥義といい、少女の家名と言い、何時ぞやの武将を思い出す」


もしかしたら、子孫なのかもしれませんね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 蔵人氏、本当に万能ですね。味方の防御だけで無く、移動補助まで出来るとは…物質系異能力の真骨頂ですね。まぁ、局所的大地震を起こせる相手も大概ですが。 [気になる点] 硬度に関してはAランク(…
[一言] vs 城壁 攻城戦の始まりですね Aランクなので耐久性も範囲も生成速度も蔵人より格上の相手にどう戦うのか…
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