表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/480

74話~何がどうなってるのよ!?~

不味い。


櫻井麗子は、手にしていたメガホンが変形するほど握り締めていた。


後半戦開始1分。みんなのヤル気が、空回りしていた。

神谷を敵円柱に送り出す。

そんな思いが、無理な右翼攻めを強要してしまい、桜城前線に防御の薄いエリアが出来てしまっている。


そこを、相手は見逃さなかった。

相手前衛の主力が一気に左翼に動き、そこを集中攻撃し始めた。

溜まらず、桜城前線の左翼は後退し、一直線だった前線が歪んでしまった。


歪んだという事は、その分大きな間隔が開いたという事。

その大きな穴に、足立の前衛が飛び込む。

桜城の領域内に、敵の侵入を許してしまった。

それも、2人。

いや、左翼に気を取られた隙に、中央でも1人許してしまっている。


『カバー!中えい…』


麗子は声を張り上げて、中衛を動かそうとする。

だが、今前線から中衛を引かせてしまうと、前線の状況が悪化するのは目に見えている。

ただでさえ、侵入者との距離がある状態なので、仮令(たとえ)中衛を動かしても、全員を排除するのは先ず無理だ。


とは言え、ではどうするべきか。

麗子は知らず、目線を最後の盾役に向けていた。


蓮華との練習試合で、見事な盾捌きをした1年生に。

駒川との地区大会で、完璧な仕事を果たした男の子に。


「巻島」


その巻島が、ゆっくりと立ち上がったのを見て、麗子は絞り出すような声を漏らす。

もしかしたら。

そんな思いが一瞬湧いてしまい、急いで頭を振って霧散させる。


駒川の時とは違う。

あの時は1人。今は3人も来ているのだ。


彼であれば、1人を相手に時間稼ぎくらいはしてくれるだろう。

それだけの技術は持っており、それだけの期待はしても良い選手だ。


だが、3人は無理だ。

脇をすり抜けられるか、最悪は囲まれてタコ殴りだ。

有望な選手を、こんなところで失う訳にはいかない。


『巻島!神谷!円柱から下がりなさい!』


所謂、降伏という奴だ。

地面にうつ伏せになって、両手を頭の上に回せば、攻撃されないのがファランクスのルール。

直ぐに退場扱いとなり、テレポーターが来てしまうけれど、寧ろそれでいい。


諦めよう。私たちの夢を。

託そう。私たちの後輩に。


そう指示を出そうとした時、

巻島の目に怪しい光を見て、麗子は息を吞んだ。

出かかっていた言葉も、飲み込んでしまった。


神谷のフルフェイスとは違い、口だけを覆った巻島の鎧兜は、その黒い瞳だけは正体をさらけ出していた。

その瞳が、フィールドを見て怪しく輝く。

その輝きは、あまりにも生き生きとしていた。


なんとかなると思っているの?この状況で。

麗子は握ったメガホンの感触を確かめながら、迷う。


確かに、今、迫ってきている相手の内2人はCランクだ。でも、3年生。

仮令たとえ技術が抜きん出ている彼でも、訓練量の差は歴然。

仮令たとえ、巻島がBランクだったとしても、負ける可能性の方が高い。

中学部活の練習量とは、時にランクの差すら覆すのだ。


そして、先頭を走るのはBランクの3年生。全てにおいて巻島の上を行く存在。

無理だ。

結論を出した麗子は。悔しくて歯を食いしばった。


その時。

巻島が、消えた。


いや、走り出した。物凄い速さで。


『迎え撃つのは桜坂96番!Cランクの、男子!たった1人で、猛然と突き進む足立中の選手を相手にしようとしています!』


実況の言葉に、観客たちは絶叫している。

その言葉は、まるで麗子の心の声だ。


頼むから、相手と接触する前に、巻島をテレポートして頂戴。


いつの間にか、メガホンを胸の高さまで下ろしていた麗子は、両手を重ねて祈るようにそんなことを考えていた。


その矢先。

巻島が、動く。


動く、巻島の手。巻島の拳。

高速回転する巻島の拳が、相手に迫り、そのまま、


相手を殴り飛ばした。


………えっ?

麗子は目をつむり、頭を振る。

違う違う。何を見ているんだ。殴り飛ばされたのは巻島の方だ。何を都合のいい解釈を、


『だ、ダウンです!足立中7番、ダウンです!』


違ってないぃ!どういうことぉお!?


再度、凝視する麗子の前には、四肢を投げ出し倒れ伏す、赤いプロテクターの足立選手が目に入る。

その前で、猛然と構える96番の騎士も同時に。


何が、起きた?

スリップ?

いや、違う。

ダウン、と実況は言っていた。


ファランクスにおいてダウンとは、異能力によって一時的に行動不能となった時に使われる用語。

巻島の異能力が、相手を打ち負かしたと判断された証拠。

そして、


『べ、ベイルアウト!足立中7番、ベイルアウトです!』


ベイルアウト。

間違いなく、巻島が相手選手を医務室送りにした。


それを聞いた観客から、驚きと戸惑いの波が湧き上がる。

その波は、麗子の中でも同じようにうねっていた。


なぜ?どうやって?

彼の異能力は、シールド。それも無属性だ。

何故、守るしか出来ない、異能力種の中でも最低と呼ばれるその異能力で、女性異能力者を倒せるの?


「「おおおお!!」」


そんな彼女の思考は、観客のどよめきによって、断ち切られた。


『足立中23番!ベイルアウト!連続ベイルアウトです!』


そこには、巻島に吹き飛ばされたのであろう、2人目の侵入者が横たわる姿が一瞬見えた。

2人も、上級生を倒した?

しかも、今の相手にはただ殴りかかっただけの様に見えた。高速移動からの攻撃。それだけで、相手の体がくの字に曲がった。


なんで?

彼の異能力は、シールドじゃなかったの?

海麗と同じ、フィジカルブーストだった?であれば、高重量の鎧で動けるのも納得できる。

でも、そんな訳がない。彼は盾を作り出しているのだから。


巻島蔵人。貴方は一体…。


「やりおったわ!さすがはカシラやで!」

「良いぞ!ボス!全員ぶっ飛ばしちまえ!」


麗子の視界が、急に塞がれる。

いつの間にかベンチの最前列に出てきていた伏見と久我が、麗子の前に立ち塞がり、飛び跳ねていた。


2人は、目の前の光景に、全く驚いた様子はない。

まるでヒーローショウでヒーローが活躍するのを応援する子供の様だ。

待っていましたと、ヒーローが勝つ事を分かっていたかのように。


他の皆も、知っていたのか?彼に、こんな力があった事を。

麗子は、周りを見る。


あんぐりと口を開けた、2・3年生達が見えた。

良かった。この2人だけか。


麗子は少し安堵した。

安堵したのもつかの間、


「「「わぁああ!!」」」


割れんばかりの歓声と、拍手が沸き起こる。


「なに!?今度は何なの!?」


周りの声に負けじと声を張り上げ、目の前の二山に問いかける麗子。

伏見が振り向いて、頬を紅くしながら叫ぶ。


「カシラが!前線に突っ込んで!敵さん全部吹っ飛ばしよったんです!」

「何がどうなってるのよ!?」


伏見の説明で全く要領を得られなかった麗子は、少しヒステリー気味に言葉を吐く。

すると、放送が説明してくれる。


『足立中11番!ベイルアウト!……続いて、18番、26番ベイルアウト!5人続けての連続ベイルアウト!桜坂中、96番、止まりません!信じられません!これが本当に、男子なのか!?』


「「「良いぞ!良いぞ!96!」」」

『パパパー!パパパー!パパパパパッ!パパパー!パパパー!パパパパパッ!』

「「「吹っ飛ばせぇ〜!おーじょう!おーじょう!おーじょう!」」」


放送に続けて、自軍応援団から降りかかる応援歌と声援。

それを受けてか、二山の隙間から見える我が校の選手達の動きも、随分と良くなっている。


いや、ただ単に人数差が効いているのだろう。

今、桜城は13人のフルメンバー。対して相手は5人欠いた8人。

ベイルアウトした場合、選手の交代は、ベイルアウトした直後から2分経たないと出来ない。

つまり、後100秒以上は桜城が有利な状況で戦えるという事。


仮令たとえ海麗が居なくとも、この戦況なら何とかなるかもしれない。

後は、当初の作戦を実行するだけ。


そのキーパーソンである神谷は…あれ?どこ行った?

麗子が自軍の円柱辺りを探していると、周りから悲鳴に近い声が複数上がる。


「なに、今度はどうしたの?」

「部長、あれ…」


2年の遠藤が指さす先には、相手のAランクと対峙する蔵人の姿が。

背筋が凍った。


なんで、Aランクがそんな所に?佐々木と秋山は?

そう思って自軍の前線に目をやると、そこには黒焦げた装備を纏って倒れ伏す2人の姿と、2人のテレポーターがいた。

遠藤が、教えてくれる。


「相手の1番が、急に大きな炎を出して、なんか龍というか、ヘビみたいなやつで。先輩達、一瞬で燃やされて、そのまま、蔵人くんの所にそのヘビを放って」


つまり、今まで温存していた力を一気に解放して、変わりつつある流れを引き戻そうとしているのか、あの01番は。


『巻島!下がりなさい!Aランクよ!』


麗子はメガホンを握りしめながら、張り裂けそうな声で叫ぶ。


本気のAランクに、敵う筈がない。

今睨み合っているのだって、相手が慎重になっているだけ。

やろうと思えば、一瞬で消し炭にされる。

AランクとCランクの差は、抗いようのない差があるのだ。


『巻島!』

「「良いぞ良いぞ!おーじょうっ!良いぞ良いぞ!おーじょうっ!」」


ダメだ。聞こえていない。

周りの歓声が凄すぎて、声が届かない。


しまった。

これなら、鶴海をベンチに座らせておくべきだった。

もしくは、テレパシストを勧誘するべきだった。


今更な後悔を繰り返していると、麗子の目の前にいた2人が駆け出して、コートの縁ギリギリの所でなにか叫んでいた。

多分、今自分が出した指示を伝えているのだろう。普段このような雑務をしたがらない2人、特に久我がこんな風に積極的に動いてくれるとは、少し嬉しい。


だが、巻島は動かない。

それどころか、構えだした。

迎え撃つ気か。


でも、今の状況では不利だ。

相手は攻めて来ないだろう。

時間だけが過ぎ、ベイルアウトの交代要員が補充され、我が校は再び不利となる。

また、巻島自身も、3分間でレッドカードを受けることになる。

まぁ、その時間が来る前に、我が校のコールド負けとなる。そもそも、Aランク相手に3分も耐えられる筈もない。


そう、頭では冷静に理解するが、心が騒めく。

佐々木達と同じような目に、男子を遭わせてしまう。

そんな事になるくらいなら、ここで…。

そう思った麗子は、自分の監督席を振り返る。そこに置かれた、一個の銃に目線を落とす。


これを撃てば、試合が終わる。未来ある芽を潰さないで済む。

麗子が半分、その凶器に手を伸ばしかけた時、


状況が一変した。


「「「わぁああああ!!!」」」


桜城側の観客が一斉に湧いて、振り返った麗子も、フィールドが桜城色に戻っている事に一瞬で気付く。

神谷がいつの間にかセカンドタッチを成功させていた。


「「やったぁああ!!」」


桜城ベンチも、一気に熱を帯びる。

巻島が開けた大穴に、神谷がしっかりと反応して、セカンドタッチを取ったようだ。

巻島の大活躍に、選手だけでなく観客も全員意識を取られていたので、比較的容易に実行できたのだろう。


これで、時間的余裕が生まれた。

今、神谷に対応出来る相手選手はいない。

この状況で、前線にいる桜城の誰か1人でも円柱役にしてしまえば、試合も勝てる。


ただ一つ問題がある。

大きな問題だ。


相手のAランク。このエースを誰が抑えるのか。

今抑えてくれている巻島が、どれだけ耐えてくれるか。


それによって、この試合の結果が変わってきてしまう。

予選敗退か、関東大会出場かという、天と地の結果が。


「お願い、蔵人」


1秒でも良い。何とか、何とか逃げ切って。

麗子はいつの間にかメガホンを置いて、両手を目の前で組んで神頼みをしていた。


そして、Aランクと蔵人の攻防。

鞭のように操る炎に、蔵人はかなり翻弄されている。

だが、次第に避けるのが上手くなっていく彼は、とうとう反撃に出始める。

そして、相手の防御を掻い潜った盾が、相手をあと一歩のところまで追いつめた。


攻撃は避けられてしまったが、かなり効いている。このままのペースで行けるなら、何とかなるかも。

そう思ったのも、相手が立ち上がるまでだった。

膨大な量の炎が、Aランクの周りに生まれ揺蕩う。


「良いぞ!ボス!行けるぞ!」

「逃げるんやカシラ!Aランク、マジギレしてるで!」


伏見の言うとおりだ。相手を本気にさせてしまった。


Aランクの猛攻。

一瞬でもその炎に捉えられれば、全身黒焦げは必須。

最悪、消し炭になってしまう。


もしも、体の半分以上が無くなってしまったら、クロノキネシスの時間遡行すら効かなくなってしまう。


もう駄目だ。棄権しよう。


そう思い、銃を手に取った麗子だったが、その時、何とか相手の射程範囲外に逃げ出せた蔵人の姿を見て、銃の引き金に掛けた指を外す。

…逃げたと言うか、後ろ向きに飛んだ様な気がするけど、そんなハズ無いわよね?


しかし、折角命からがら逃げられたのに、蔵人は何故か火中へ飛び込んだ。


「な、なんでや!」

「ヤバいって!戻れボス!」


麗子も、前の2人と同じ気持ちだったが、前線から蔵人達に駆け寄る2人が見えたので、察する。

援軍が来たから、攻めに転じたのだ。


だが、すぐに状況は悪化する。

援軍に気づいた01番が、奇襲攻撃を防いでしまった。

失敗だ。


「あかん!」

「戻れ!ぼ…えっ」


久我の声が、途中で途切れる。

麗子も、息を止めた。


Aランクに向かっていた蔵人が、消えた。

と思ったら、01番の目の前に現れ、

炎が、01番の目の前に生まれ、

また、蔵人が消え、

蔵人が、相手の腹部に、拳を突き立てていた。


何が、起きた?

何が、起きている??

なんで、01番が倒れているの?


麗子の頭の中が疑問符でいっぱいになっている間に、Aランクが立ち上がった。

その姿は、最早戦えるとは到底思えない程に痛々しく、彼女から立ち上る炎の塊も、最早形にすらならない儚い物であった。

早くテレポートさせてあげてと、敵ながら思ってしまう程の姿。


それでも、懸命に前を向き、大空に吠える姿はとても格好よく、そして、流石の貫禄だった。

そんな相手のエースは、ゆっくりと、ゆっくりとそのままの凛々しい姿で、


地面に倒れ伏した。


試合がまだ終わっていないのに、フィールドは時間が止まったかの様な静けさに、一瞬包まれた。

そして、


『じゃ、ジャイアントキリング!!足立中3年、Aランクの柴田選手を倒したのは!桜坂聖城学園!1年!96番のCランク男子です!』

「「「うぇええええ!?」」」

「「「うぉおおおおおおお!!!!!」」」


動き出す、時間。

淡々とした何時もの放送じゃなく、少し興奮した様な、まるで実況の様なマイクの後、困惑と歓喜の歓声が爆発した。


「Aランク倒しちゃったよ。しかもCランクだって!」

「しかも1年で、男の子?本当なの!?」

「ねぇ!どうやって勝ったの!?途中ヒヤヒヤだったから、僕、目瞑っちゃったんだよ!ねぇってば!」

「ジャイアントキリングなんて、初めて見たわ。ああ、生でって意味ね。テレビでは、見たことあるけど、でも、ほぼ1対1でってなると…」


観客達の声が上から幾つも降って来るが、麗子の頭には半分も入ってこなかった。

とても今、他人の言葉を解釈する余裕がない。

麗子の頭の中は、酷く混乱していた。


Cランクが、Aランクを、たおした?

たおした?

倒した!?

倒されたじゃなくて、倒した!?


やっと頭の中で線が繋がった時。


パンッ!パンッ!

乾いた破裂音が2発、フィールドを駆け抜けた。


銃声。

これは…!!


『あっ、今、足立中の監督が空砲を撃ちました!棄権です。足立中棄権です!試合しゅうりょおおお!!!』


そんな言葉が振りかかって来た。


棄権。

試合中でもゲームを終わらせることの出来る、監督だけが持つ権限。

麗子が何度も迷った、最後の引き金。

余程危険な相手と当たった時か、この試合の様に、完全に流れが傾き、後は選手を消耗するしかない時に発令される事がある。


Aランクまで潰され、6人も欠員を抱え、それが全て1人のCランクによって引き起こされたとなっては、チームの士気は成り立たない。それ故の決断だろう。


何はともあれ、これで4回戦、準々決勝進出が決まり、同時にベスト8位に入ることが出来た。

つまり、関東大会出場の権利は勝ち取ったのだ。一安心ではある。


だが、次の相手は冨道学園。そして、もし決勝まで行ったら、恐らく天川興隆学園との戦いだ。

明らかに、足立中よりも厳しい戦いになる。

まぁ、それはそうとして。


「色々聞かないといけないわね。蔵人にも、貴女達にも」


麗子の目には、フィールドで抱き合う3人の1年達を見据えていた。

「勝ったな」


はい。Aランク相手に、ギリギリの勝利でしたね。


「ギリギリか。ここで満足する訳にはいかんな。まだまだ強いAランクも、そしてSランクという奴らもこの世界にはいるのだからな」


そうですね。

でも主人公は、そこも何か考えているみたいですよ。


イノセスメモ:

ファランクス東京都大会3回戦。

桜城 VS 足立 … 桜城領域46% VS 足立領域54%

試合開始14分12秒で足立中棄権により、桜城勝利。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公の他者視点の活躍、良いですね! 部長のリアクションも良かったけどこうなってくると蔵人を門前払いしたシングル部の反応も見てみたいかも トーナメントを勝ち進めば人づてで耳に入らないかな?…
[一言] おー、いいっすねぇ 自分、同じ場面の他者視点とか、閑話として挟む以外ではちょっと引き伸ばしに感じて微妙なんですけど、立ち上がったAランクがどう動くか分からなかった状況下での他者視点だからか、…
[良い点] リアクション良いですね!部長! 観客とか周りの反応気になってたので、部長視点面白かったです。 [気になる点] 龍鱗バレ…?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ