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66話~今の蔵人君は犯罪チックだ~

GWが終わり、吹き寄せる風に夏の匂いを感じるようになり、降り注ぐ太陽の光も、一段と熱を帯びていると感じるようになった。


そんな夏を仄かに感じる頃、ファランクス部で発せられる熱量も、GW前に比べて格段に増していた。


「そこ!ライン上げるの遅れてるよ!」

「木元!スイッチが雑だよ!近藤に攻撃が当たったらレギュラー下ろすよ!」

「左翼の弾幕薄いよ!何やってるの!」


そこら中で監督役の生徒から叱咤激励が飛び交う。


別に険悪なムードという訳じゃない。来月から始まる地区大会の試合に向けて、活気づいているのだ。

今も監督役の3年生から、選手に向けて叱咤激励が飛んでいた。


今この場には、顧問となる先生の姿はない。

2学期、つまり夏休み明けには、代わりの監督が来ると聞いている。

が、それはつまり、今年の夏大会、ビックゲームには顧問の先生が居ない状態で挑むという事。

櫻井部長達にはかなりの負担となるだろう。


それでも、先輩達の練習風景には一切の曇りもない。寧ろ、GW前よりも連携にキレが増している気がする。

GW中の特別訓練ではどんな練習をしたのだろうか。羨ましい限りだ。


しかし、部全体の熱気とは裏腹に、蔵人達1年生の練習量は減っていた。

いや、量は減ってはいない。ちゃんと放課後から夜8時位まではみっちり練習している。

減っているのは練習のバリエーションだ。


基礎練習はいつも通りのメニューをしっかりこなしているのだが、応用練習からは、ビックゲームの登録選手を中心とした練習が多くなり、蔵人達もその練習の裏方をさせられる事が多くなった。

その分、自分の異能力練習量が減ってしまったという訳だ。


壁役を仰せつかる事が多い蔵人は、防御の練習は普段以上に出来ている。しかし、シールドバッシュ等の攻めの練習や、特殊な状況下での防御練習等は殆ど出来なくなってしまった。


このままでは不味い。


そう思った蔵人は、部長に頼んで、朝に訓練棟を使わせて貰えないか頼んだ。

訓練棟なら、例え大きな音を早朝から出したとしても、ご近所迷惑にはならないからだ。


「朝練?…まぁ、貴方ならいいけど。鍵の管理と、後片付けだけはしっかりするのよ?」


部長は少し考えてから、蔵人に許可をくれた。

さて、では早速、明日からどんな訓練をしようか。

蔵人は久しく、ワクワクと心躍らせるのだった。



そうして迎えた翌朝。蔵人は早速、朝練を始めた。

先ずは軽い準備運動ということで、異能力と体術のフットワークを行う。

そこからはマシーンを使った筋トレを行うか、ホログラムを使った射撃練習(盾弾)を行うかと、頭の中で予定を立てていると…。

妙な視線を感じた。


その視線の主を探すように、そちらに顔を向けると…。

一眼の目が、こちらを覗いていた。


「…何処で嗅ぎつけたの?この情報」


蔵人が呆れながら問いかけると、物陰からヒョイっと若葉さんが現れた。


「情報こそ命だからね!」


グッと親指を立てて勇ましく笑う彼女に、蔵人は確かにそうだと頷く。

情報は武力よりも力なり。それが乱世ならば特に。


おっと、そんな事考えている場合じゃなかった。

蔵人は軽く頭を振って、思考のモヤを払い、彼女に笑いかける。


「まさか、俺が朝練を始めたから、それに混ぜてほしいと思っているのかい?君がこんなにも訓練に前向きとは思わなかったよ」

「違うよ!私はただ、蔵人君の練習風景を撮りに来ただけだよ!異能力部って、なかなか練習時間に侵にゅ…入らせて貰えないからさ」


今、侵入って言おうとしていなかったか?

まぁ、それは聞かなかったことにして。やはりただ写真を撮りに来ただけだったか。


おばあ様の足取りを掴みたいと言っていた彼女だが、異能力を鍛えるという事に関しては二の足を踏んでいる様に見えたので、多分そうだろうとは思っていた蔵人。

だが、


「例え君がそのつもりだったとしても、この状況は絶好の訓練チャンスだと思うよ?広い空間、充実した設備、誰にも邪魔されない環境。まさに特訓するのに打って付けの状況だろ?」

「それ、蔵人君が訓練相手を欲しがっているだけじゃない?」


うん。それはそれで正解だ。

いくら環境が良くても、やはり、1人で訓練するのは限度がある。折角学友が集う学び舎で、家と同じ訓練をするのは勿体ないと、確かに思う。


「確かに、そう思う気持ちもある。だが、絶好の機会というのは違わない。そうだろ?」


笑いながらも強い瞳の色を向ける蔵人に、若葉さんは珍しく、ため息を着いて答える。


「はぁ。分かったよ。付き合うよ」

「末永くよろしく頼むよ」

「…もぉ~」


これまた若葉さんにしては珍しく、蔵人を少し赤い顔で睨みつけてくるのであった。



急遽、若葉さんを加えた訓練をするという事で、蔵人は訓練内容も大きく変更することにした。

端的に言うと、初心に立ち返ったのである。


「う~ん…。魔力って言われても…これかなぁ…?」


という事で、一番最初の訓練、魔力循環を行うのだが、若葉さんは自分の中の魔力というものを認識していなかった。

おや?


「異能力を使う時に、感じたりはしないかい?」

「う~ん、あんまり意識したことないけど…」


なんと、意識したことがない?

ではどうやって、異能力を使っているというのだろうか?

疑問に思った蔵人が、若葉さんに詳しく聞いてみると、こんな答えが返ってきた。


「私が異能力を使えるようになったのは、小学3年生くらいの時かな?周りの子も、結構使える子が増えてきてて、ちょっと焦ったのを覚えてるよ。で、夏休みの前くらいかな?その日は、なんか体の調子が悪くて、熱っぽいというか、ぼーっとしてて。シャーペン持つのも面倒になっちゃったから、手で持たなくてもシャーペンが勝手に動いたらいいなぁって思っていたら、本当に動いたんだよね。で、それからこの異能力が使えるようになっていたんだ」


それからは、その便利な異能力を使って、普段の生活を過ごしていたらしい。まるで小さな手がいっぱい生えたクモの様だと、最初の頃は喜んでいた若葉さん。


だが、次第にそれも普通の事になり、やがて異能力を使う事が減っていく。

それは、他のサイコキネシスを使う子達が、自分よりも重い物を持てたり、遠くまで手を伸ばせると知ったからだ。


自分の異能力は、なんて弱弱しいのだろう。なんて不便なのだろう。そう思うにつれて、彼女が異能力を使う場面は少なくなり、今では趣味のカメラいじりの時にしか使わなくなっていたのだ。

少し暗くなった若葉さん。だが、直ぐに顔を上げて笑顔を作り上げる。


「ごめん!話が逸れたね。えっとね、だから、いつの間にか使えていたし、今では自分の手足みたいなものだから、手をどうやって動かしているかとか分からないのと一緒で、あんまり意識したことないんだよね」


なるほど。そういう事か。

つまり、この世界の異能力というのは、既に体の一部という認識にまで浸透しているという事。

歩き方や自転車の漕ぎ方のように、成長や練習していくことで徐々に体が覚えて、覚えたらもう忘れなくなるのと同じような物。


それは確かに、その通りだと蔵人は思い出す。

蔵人が行ってきた訓練。これも、かなり感覚的な部分が多かった。

魔力を感じたり、それを体内で動かしたりするのは、人それぞれで感覚が異なり、蔵人も口では説明しきれていなかった。


師匠達も教える時、「考えるな、感じるんだ」的な事を繰り返し口にしていた。

魔力や気功という物は、総じてそういう物なのかもしれない。


「なるほどね。ではまず、意識することから始めよう」


蔵人は先ず、異能力を使用した時に、体の中の魔力が動くことを意識してみる訓練を若葉さんに課す。

だが、


「う~ん…。やっぱり、難しいよ」


既に体の一部となってしまっているからか、自分の中の違和感を感じることが出来ない様だった。

それもそうか。

何せ、彼女にとっては既に異能力は違和ではなく、調和されてしまっているのだから。

蔵人はそれを聞いて、ニヤリと笑う。


「では、今からその違和を流し込もう」

「うわっ。なんか、今の蔵人君は犯罪チックだ」


そう言うな。

蔵人は若葉さんの手を取り、相互の魔力循環を行う。

ユニゾンの準備段階だな。

そうすると、


「あっ。なんか、いつもと違う感覚だ」


若葉さんが、小さく声を上げた。


「右手から入って来て、お腹、足、足、お腹、心臓、肩、頭、心臓、左手って動いて、蔵人君の方に戻ってく感じがする」


おお。正にその道順で通しております。俺の魔力。

蔵人は、若葉さんが一発で言い当てた事に目を軽く開ける。


蔵人が受け持った生徒達の中で、これ程早く感じ取れた子はいなかった。

一番早く感じた亮介でも、1か月はかかったというのに。

これが特区の力か。


「ついでだ。このままユニゾンの練習に移行するぞ」

「えっ!?ちょっ」


若葉さんが制止させようと声を上げるので、蔵人は強制的に魔力を循環させて、それを押し黙らせる。

他人の魔力を受けるというのは、かなりの労力を必要とするのだ。

頼人の時の様に、日向さんの時の様に。


それから3分ほどユニゾンを繰り返すと、若葉さんは殆ど気絶するように、床の上に倒れてしまった。

…うん。ごめん。やり過ぎた。



その日から、蔵人と若葉さんのユニゾン練習は始まった。


しかし、なかなか上手く行かない。

手を繋いで、若葉さんの魔力の波長に蔵人も合わせるのだが、上手く交わらない。

何かこう、薄い膜があるというか、油と水の様な、同じ液体なのに、分離してしまう感じだ。

日向さんとユニゾンを初めて行った時に近いな。あの時はどうやって克服したのだったか…。


「疲れたー!」


若葉さんが倒れ込んだので、その日のユニゾン練習はそこで終了。

残りの時間は、蔵人が1人で訓練を行って、それを若葉さんがカメラで撮りまくっていた。

いや、そんなの撮る体力があるなら、もう一度ユニゾンをやるぞ?


「写真を撮る体力は別腹です!」


なに、そのお腹…。



その日の放課後。

蔵人は久しぶりに1年7組に顔を出した。

目的は勿論、慶太だ。


久しぶりに顔を見たいと言う思いも蔵人にはあったが、何よりも思い出したのだ。日向さんとのユニゾンが上手く行ったのは、慶太とも手を繋いだ状態であったことを。


つまり、慶太が仲介役となってくれたお陰で、日向さんともユニゾン出来た。もしかしたら、彼がキーパーソンなのかもと思い、朝練に誘いに来たのだった。

のだが…。


慶太は居なかった。


「あ、くーちゃん!おひさ!」


いや、慶太と同じ名前の者はいたのだが、あまりにもかけ離れた姿のソイツを見て、蔵人の認識機能が同一人物であると認知しなかった。


「け、慶太…なのか!?」


蔵人は、その肉塊を2度見してしまった。

パンパンに膨れ上がった顔。両頬にはコブ取り爺さん顔負けの頬肉。押し上げられた頬肉で目が余計に細くなってる。挙げた手は、1本1本がソーセージの様に太い指が付いており、振った腕には制服の上から分かる程の、腕の駄肉がブルンブルン暴れていた。


端的に言い直そう。慶太は物凄く太っていた。


「おま、それ、どうした!?」

「えっ!?どれ?オイラ、何処か変?」

「え、何処って?変じゃないの?俺が変なの?」


蔵人は、あまりに慶太が不思議そうにするので、自分の認識がおかしくなったのかと、頭を混乱させた。


そうしている内にも、慶太は周りの取り巻きガールズに「オイラ変かな?」と聞く始末。

それに対して、笑顔で首を振る慶太ガールズ。

慶太の質問を否定しながら、自然とお弁当のおかずを箸で差し出す彼女達。


あ、それだわ。原因。

蔵人は、おもむろに口を開く。


「慶太。異能力の練習は、しているかい?」

「う〜ん…偶に?」

「そうか」


蔵人は頷いて、真っ直ぐに慶太の目を見る。

何度か心の中で葛藤を繰り返し、重い口を再度開く。


「慶太。もう少し練習量増やさないと、お前さん、太っているぞ」


太るぞ、じゃない。太っている。現在進行形だ。これでもマイルドに言ったつもりの蔵人。太り過ぎなんだよこの野郎!と叩きつけたい衝動を、何とか抑え込む。


だが、慶太はショックを受けた様で、口に入りそうだったミートボールが机の上に転がり落ちた。


「オイラ…太って、る?」


慶太の問に、蔵人はゆっくりと頷こうとしたら、横から槍が入った。


「そんな事ないよ!」

「ウンウン。ちょっとぽっちゃりしてるくらい!」

「健康的でイイじゃん!うち、その方が好きだよ」

「あ、何抜け駆けしようよしてるのよ!私も慶太君のこと、好きだからね?」

「ずるーい!あたしもあたしも!」


取り巻きガールズが、急に(かしま)しくなった。

その喧騒に、慶太も少し安心したのか、落ちたミートボールを拾って食べ始めた。


うん。食べ物を粗末にしないのは感心するが、拾い食いして大丈夫か?腹壊さないか?寧ろ、腹壊して下痢して、玉子粥ばっか食ってた方が痩せるか?いやいや。

蔵人は頭を振って、思考を戻す。


「慶太。もし痩せたかったら、今朝から朝練を始めたんだけど…」


しかし、いつの間にか、慶太の取り巻きガールズ達が、如何に自分たちの慶太愛が大きいかの論争を勃発させてしまっており、とても話し合いにならない状況となってしまった。


仕方なく、蔵人はその日は退いて、別の機会に別の場所で、慶太のブートキャンプを提案しようと思い直した。

うん。なんか、当初の目的からズレてないか?




と、言うわけで、慶太を仲介役してユニゾンする練習は見送りとなった。

その事を翌日の朝練で若葉さんに報告した。

すると、


「なるほど。仲介…媒介ね…」


彼女は考え出した。

何を考えているのか分からないが、考えが纏まるまで待つことにした蔵人。

そして、少しすると顔を上げた彼女は、こんな事を言った。


「もしかしたら、媒介はこれがいいかも」


そう言って取り出したのは、カメラだった。

何時も使っているカメラではなく、ちょっと古めのデジカメだ。ボタンの所とか、塗装が剥げている。年季が入っているねぇ。


「私の異能力は、機械を分解したり、組み立てる性質があるから」


つまり、異能力的にも、何も無い物から能力を発動する事が出来ないから、ユニゾンでも何かしらの機械が必要なのではという事らしい。

確かに、それはありそうだ。でも、


「そうすると、このカメラに何かしらの悪影響が出るかもしれないよ?最悪、バラバラになるかも」


どうなるか分からないユニゾンだから、前もって注意しておく蔵人。

でも、若葉さんはしたり顔だ。


「もちろん。これは壊れてもいいカメラだからね。寧ろ壊れて動かないから、直ったらラッキー!みたいな」


なんでも、防水機能が無いのに雨の日に使ってしまったとか。それから全く使っていないから、今回の練習で壊れても構わないという事らしい。


ならば遠慮はいらないと、蔵人達は早速カメラを挟んで手を取り合う。

ユニゾンを始め、少しづつ交わる魔力。

いい感じだ。

反発していた膜が無くなって、魔力の交流がよりスムーズになったのを感じる。それが、徐々に徐々に体の中に広がる感じ。


「っだぁー!疲れたぁ〜」


蔵人達が手を繋いで10分くらいで、若葉さんが倒れ込む。

10分も経っていたのか。大躍進じゃないか。


「ダメだったね〜。カメラじゃない方がいいのかな?やっぱり蔵人君のお友達じゃないとダメなのかな?」


若葉さんが仰向けになりながら、自分のカメラを天井に掲げて、仰ぎ見ている。

どうやら、魔力が交わる微細な感覚は掴めていないようで、カメラ媒介が全くの失敗と思っている様だった。


なので、進展があったことを蔵人が伝えると、飛び起きて喜ぶ若葉さん。


「ホントに!?あとどれ位?」


あとどれ位でユニゾンが出来るか?と聞いている様だ。


「今で3割くらい。頑張れば今週中にも出来るかもしれないね」


一瞬だけでも良いなら、多分それくらいで出来るかも。慶太の時もかなり時間が掛かった。確か1ヶ月くらい。

媒介無しだとそれくらいなのかも。


「そっか。じゃあ早速、もう1回やろう!」


若葉さんが手を出してきたので、それを取る蔵人。

やる気になってくれたようだ。いいぞ。


「よし。行けるところまでやろう」




そうして練習を重ねる事3日。ついにユニゾンが出来る様になった。

なったとは言っても、ホンの数秒だけ。しかも、ただ魔力が大きくなり、蔵人達を包むだけだが。


「やった!凄い!魔力が跳ね上がったよ!」


それでも、若葉さんは嬉しそうだ。

勿論、蔵人も嬉しい。今後の事を早口でまくし立てる。


「いい調子だ。後はこの状況を維持できる時間を増やしていって、出来たら形も形成していこう。折角カメラを媒介にしているんだから、機械の龍がいいな。そんなのあったっけ?」

「龍って、アンリミ大会でやってた巨大な生き物の事?」


若葉さんが言うのは、神奈川の川崎フロスト大会で出したアジダハーカの事だろう。蔵人が龍鱗である事を知っているという事は、あの大会も見ているという事。

流石は敏腕ジャーナリスト。心強い。


「そうそう。あれね。あれは3人でやったから、俺たち2人だともう少し小規模になると思うけど」


どちらかと言うと、慶太とのユニゾンで出せるバジリスク級になるだろう。

蔵人がそう言うと、若葉さんは少し考えて言った。


「媒介をカメラじゃなくて、もっと大きい物にしたら、大きくなるかな?」

「そいつはあるかもね。でも、先ずはカメラでやっていこう。あれもこれもって手を出すと、収拾つかなくなるから」


実験と一緒だ。一つ一つの条件を虱潰しに進めないと、結果は出ない。

少しづつ出来ることを広げていって、確実な成果を出さないと。


「了解です!じゃあ、まだしばらくよろしくね!」


そういって若葉さんは、手に持ったカメラを撫で回した。

媒介にされたデジカメは今の所、変化は無いように見える。

この世界で異能力を使うというのは、泳いだり、自転車を漕ぐのと同じ感覚なのでしょうか?


「傍から見れば、なんて凄いことをと思われても、当事者はそれ程凄いと思っていないものだ」


あ~…なるほど。出来るのが当然?と思いそうですね。


イノセスメモ:

・ユニゾン(シンクロ)は媒介があるとやり易くなる。

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― 新着の感想 ―
 ……ミートボールが慶太なのではない、慶太がミートボールなのだ!(笑)←意味不明(- -;a  出された食べ物は分け隔てなく遠慮なくいただき、落ちた物も平気で拾い食いする慶太でも、自分の体形が変わっ…
[良い点] 無機物を媒介に?面白いですね。この世界の無機物は魔力を遮断せず、通すことでその先の人物にまで届かせることが出来る、ということですか。魔力を通しすぎた物質がどうなるか気になりますし、逆に魔力…
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