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女尊男卑 ~女性ばかりが強いこの世界で、持たざる男が天を穿つ~  作者: イノセス
16章~天上篇~

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448話〜掴んで下さい、己の道を!〜

『ファランクスU18の決勝戦は、日本が5050点、ロシアが4950点で見事日本が勝利し…』

「僕たち、本当に優勝したんだね」


控室のモニターを見上げて、桃花さんがポツリと言葉を漏らす。


「何言ってんだ、モモ。当たり前だろ?ボスが氷像ぶっ飛ばして、最後にタッチ決めてただろうが」

「うん。そうなんだけどさ。なんて言うか…試合中はただ必死で、がむしゃらで。気が付いたらここに居てさ、なんだか夢を見ているような気分なんだ」

「分かるで、モモ」


フワフワと浮き上がりそうな桃花さんの肩を捕まえて、伏見さんがうんうんと頷く。


「去年のうちらは、ビッグゲームで悔し涙を流しとったからな。それが1年後には、世界の大舞台に立っとって、しかも表彰台の1番上に立とうとしとる。こんなん去年のうちらに教えたかて、寝ぼけてんのかい!って突っ込まれて終わるんが落ちやで」

「そう、それなんだよ。なんだか、まだ信じられないっていうかさ」


桃花さんの言う通りかもしれない。

目の前に次々と強敵が現れて、それを倒している内に世界の頂点に立ってしまった。そんな感覚も否めない。


「それを言うたら、ワシなんてもっと信じられんぞ」


アニキがずいっと出て来て、頭を掻きむしる。


「Dランクでまさか、こんなところに立てるなんてな。きっと、地元の奴らは今頃、お祭り騒ぎじゃろ」

「ハマー様はもう、外に戻らない方が良いと思いますよ?お姉ちゃんと一緒に、冨道へ参りましょう」


確かに、アニキが特区外に戻るのはとても危険だ。Dランクとはいえ、試合中は何人もCランクをぶっ飛ばしたし、最後の氷像殲滅戦にも加わっている。特区の外は勿論、特区の中でも厳重な警備がある学校に編入するのが良い。

でも、アニキはとても困った顔をする。


「そう言われてもなぁ…。ワシの親父が腰を悪くしてるから、1人にさせるのは不味いんよなぁ…」

「アニキの心配の種は、そこだったんですね」


蔵人の呟きに、アニキは渋々頷く。

そこに、進藤監督が近づいて来た。


「それは、何とかなるかもしれんぞ?」

「監督。何か策があるのですか?」

「儂ではないぞ、黒騎士君。どうやら、日本政府が重い腰を上げたみたいでな」


監督が言うには、近々で特区制度を大きく見直す動きがあるそうだ。その一環として、特区に住んでいる者の親兄弟までは、特区に住む資格を得られるようになるらしい。

今までは血のつながった親子でも引き剥がされていたから、かなり譲歩した制度になったと言える。

また特区に住まう資格についても、今までのランクによる基準にプラスして、ランクに関わらず、目覚ましい異能力技能を有する者にも与えるとなるらしい。今までは、その基準もかなり厳しくて、柳さんを入れた時もかなりのごり押しをしたと大佐から聞いている。それが、無くなろうとしていた。


「それもこれも、黒騎士君…いや、皆が指し示したからに他ならないだろう」


そうだ。この改革は、我々が勝ち取ったことだ。

覚醒者がどれだけ有益か。技巧を磨くことで、持って生まれた魔力にも才能にも打ち勝つことが出来ると示したから、特区の壁が少しだけ薄くなったのだ。


「とうとう特区の壁もぶち抜いちまったってことだよな、ボス。次は何処の壁をぶち抜くんだ?」

「黒騎士様に壊せぬ壁などございませんわ!」


買い被り過ぎですよ、円さん。

でも、


「次…か。そうだな。次は、どうするかな」

「おっ。ボスがやる気だな」

「流石ですわ、黒騎士様。何処までもお供いたします」

「うちもや。カシラの行くところ、何処でも付いてくで」

「オイラもー!」

「僕も!」


まだ、どうするかも決めていないのに、みんなは目を輝かせる。

頼もしい仲間達だ。


「じゃあさ、黒騎士君。更に上のランクに挑戦するってのはどうかな?」


いつの間にか侵入していた敏腕記者が、みんなの姿を撮りながら、そう提案してきた。

ほぅ?上のランク?


「それって…」

「U22。そしてマスターランクだよ」


ああ、そうか。我々が優勝したのはあくまでU18という括りの中でのこと。世界には、まだまだ上があるのだな。


「若しくは、シングル戦の世界ランカーへ挑戦する道もあるね。Cランク王者はもう倒したから、次はBランクの王者に挑戦かな?」

「…幾らでも道があるんだな」


登ったと思った頂上から見たら、もっと高い山が幾らでもあった。

その絶景に、蔵人は苦笑いを浮かべる。

その様子を見てか、後ろから豪快な笑い声が上がった。

進藤監督だった。


「はっはっは!そうだぞ、黒騎士君。君には…いや、君達若人(わこうど)には幾らでも道がある。可能性と言う道がな」

「可能性、ですか」

「そうだ」


蔵人の呟きに、監督は大きく頷く。


「特に諸君らは、今示されている道が多く、戸惑い煩わしさすら感じているだろう。だがな、焦る必要は無い。誰もが認める正解の道など存在せず、諸君らが選んだ道こそ最適の道だからな。もしも諸君らが間違った道を行こうとも、その時は儂ら大人が引っ張り止めてやろう。だから、安心していきたい道を進んでみろ」

「監督…」


監督の言葉に、蔵人は「流石は経験者だ」と納得し、周囲の子供達は目を潤ませる。


とその時、ドアをノックする音が響いた。

スタッフが表彰式へ呼びに来たのだった。

それを聞いて、監督が大きく手を叩いた。


「っとまぁ、色々と講釈を垂れてしまったが、先ず諸君らが踏み出すべきはこの一歩だ。さぁ、しっかりと踏み出してこい。君達の栄光の一歩目を」

「「「はいっ!」」」


監督の言葉に背を押されるように、蔵人達は足早に控え室を出ていった。



『さぁ、最後に登場したのは、我らが…』

「「「【【わぁああああああ!!】】」」」

「「「【【ニッポン!ニッポン!】】」」」


フィールドに出ると、頭上から大歓声が降ってきた。

その大きさは、放送の声を掻き消す程。

アニキが耳を押さえながら、苦笑いを浮かべる。


「凄まじいな。まるで、開会式の中国みたいじゃ」

「その中国は、随分としおらしくなっちゃってますね」


理緒さんが指さす方向を見ると、確かに元気の無い中国選手達が並んでいた。こっちをチラチラ見ているが、逃げる様に顔を伏せている。

我々が優勝した事を、快く思っていないみたいだ。


そんな中国チームとは裏腹に、他のチームはこちらに手を振り拍手を送ってくれていた。

特に大きく手を振っているのは、米田さん並の巨体を持つ少女。

アメリカのマーゴットさんだ。


【師匠!】


だから、マスターはやめろって。

彼女達の隣に並ぶと、マーゴットさんはキラキラした目をこちらに向けてきた。


【優勝おめでとうございます、師匠。決勝戦は我々も、特等席で観戦させて貰いました】

【よく、あんな化け物を倒せたよね。私らじゃ絶対に無理だったよ】


エミリーさんが両手を上げ、お手上げ状態とジェスチャーしてくる。

その手をマーゴットさんが取って、ゆっくりと下ろす。


【ですが、我々も中国に勝ちました。師匠の教えにしたがった事で、銀メダルに手が届きました】

【マーゴットさん。僕は何も教えて…うん?銀メダル?】


おかしいな。3位決定戦で勝利したのなら、銅メダルじゃないのか?

蔵人が首を斜めにすると、マーゴットさんが瞬きをする。


【ご存知なかったのですか?ロシアは失格になりました】

【レギュレーション違反ですわ、黒騎士さん】


別の方向から声がした。

ローズマリーさんだ。


【レギュレーション違反…ですか?】

【ええ。なんでも、選手の中に違法薬物を使っていた方がいたらしく、ロシアチームは退場になりましたわ。噂では、かなりの大物も関わっていたらしく、オリンピック会長がここに顔を出していないのも、この件と関連があるとの話です】


まぁ、大会側も噛んでないと、千代子ちゃんが大会に出られる筈ないよな。

Fはドーピングどころか、全世界で禁止になっている薬物だ。その罹患者である千代子ちゃんが、事前検査に引っかからない訳が無い。

スポンサーの誰かと繋がりがあるのかと疑っていたが…まさかオリンピック会長その人が関わっていたとは。


【ドーピングしていた相手にも勝てるなんて、流石は師匠です】

【マーゴットさん。あまり買い被りされると困りますよ】


堪らず、蔵人は手を前に出して、賛辞を受け取り拒否する。

すると、また別方向から声がした。


【買い被りではありませんよ】


アメリカチームの隣に並んだ、煌びやかな衣装のチーム。その先頭に立つ、金色のラインが入った衣装の美女。

インドの主将、ラニ様だ。


【黒騎士選手。貴方の技巧は本当に素晴らしいものです。是非とも我が国にお越し頂き、そのお力を国民達にも披露して頂きたく思います】


えっ?インドに来いってこと?

う〜ん…。インドはなぁ。以前行った時に、ずっとトイレとお友達になったからなぁ。

蔵人が返答に困っていると、ラニ様の前にローズマリーさんが立ちはだかる。


【はしたなくてよ?ラニ・パルマールさん。黒騎士さんを先に招くのは我々アメリカです。先ずは私を通して頂かないと困りますわ】

【随分と横暴ではないですか?ローズマリー・カーネギーさん。貴女は黒騎士選手の何なのですか?】

【とても親しい仲ですわ。互いにプライベート番号を交換するくらいに】

【それはただのお友達程度では?婚姻も結んでいないのでしたら、口出しはご遠慮下さいませ】

【それも、秒読み段階でしてよ】


「勝手なこと抜かしてんじゃねぇ!」


とうとう、鈴華まで参戦しようと腕まくりを始めた。

待て待て。このドロドロの勝負に乗ったら、引き摺り込まれちまうぞ。

蔵人は、鼻息を荒くする鈴華を引っ張り、いがみ合う美女達から離れる。

全く。女の世界は怖いものだ。


『これより、オリンピック競技、U18ファランクスの表彰式を始めます。選手の皆さんは整列して、表彰台に正対願います』


丁度良いタイミングで、表彰式が始まってくれた。

蔵人達はフィールドの中央の位置に並び、両隣をアメリカと中国が固める。そして、大会副会長の挨拶が終わると、3位までの代表者が前に呼ばれた。

前に出るのは3人。日本からは先ず、主将の海麗先輩。そして、


「カシラやろ」

「ボスだな」

「やっぱりそうよね」

「頑張って!黒騎士くん!」


まぁ、そうなるよな。

蔵人は諦めて、前に出る。


「あと1人は誰にする?キル数1位の早紀か?」

「活躍っちゅう意味やったら自分やろ、鈴華」

「タッチ数で言ったら桃ちゃんね」

「ぼ、僕はいいよ。それより、縁の下の力持ちで、クマくんが適任じゃない?」

「オイラー?」


慶太がポカンとすると、みんなが頷く。


「確かにな。お前がいなかったら、かなりヤバかったぜ」

「せやな。足止め、妨害、防御…えげつない仕事量やったからな」

「黒騎士くんのパートナーだね!」

「クマちゃん。お願い出来るかしら?」

「オイラー!」


慶太は一声鳴くと、スキップしながら蔵人の後ろを着いてくる。

それを見た観客席からは、絶叫に近い叫び声が木霊する。

うん。観客からしても、慶太を選んだのは英断だったみたいだ。


「凄いね、くーちゃん」


表彰台に立った慶太が、観客席を見てポツリと零す。

その声は、呆れているとかじゃなくて、何処か誇らしいと言うか、感極まっている様に聞こえた。

蔵人も観客席を見回す。すると、観客の中に男性の姿もある事に気が付いた。


「黒騎士ぃい!」

【イギリスから応援に来たぞ!ブラックナイト!】

【お前に勇気を貰ったからな。俺達もちょっとくらい返しに来たぜ!】

「来たぜ!」


日本だけじゃない。多くの国の男性が、女性達と肩を並べて手を振っている。まだ青い顔の人が目立つけれど、引きこもっていた彼らからしたら大躍進だろう。


「りょーちゃんも、最後まで居られたら良かったのにね」

「…そうだな」


そう。今並んでいる日本選手の列に、亮介の姿はない。彼は試合が終わった後、大野さん達に連れてかれてしまった。

後でこっそり橙子さんが教えてくれた事だが、なんでもディ大佐が戻って来ており、彼の魔力を回復させる為に呼び戻されたらしい。


まぁ、あれだけの逸材となれば、軍もなるべく外に置きたくないのだろう。もしも他国に暗殺でもされた日には、悔やんでも悔やみきれない。


亮介の事で思い出したが、湊音君も軍に連れていかれたらしい。千代子ちゃんと関わりがあったから、事情聴取に呼ばれたらしい。

アグレスと関わりがあったとなれば、もうシャバに出てこないんじゃ…。

そう思った蔵人だったが、大野さんはそうならないだろうと太鼓判を押していた。

…アグレスに対して、軍が何かするのだろうか。決勝戦で、かなりの人が千代子ちゃんの強さに疑問を持っていたから、何かしらの対策を打ってくるとは思うが…。

千代子ちゃんとの約束もあるし、表彰式の後でディさんに会わなければならない。


『それでは、メダルの授与式です!』


蔵人が深く考え込んでいる内に、メダルの授与式に移行していた。並んだ代表選手達に、メダルが渡されていく。

蔵人達の前にも、青いスーツを着たスタッフが現れて、3つの金メダルが乗ったお盆を恭しく差し出してきた。

海麗先輩は怖々と、蔵人は丁重に受け取る。

慶太は…また齧ってるよ。褒められたものでは無いが…観客の反応は「ぎゃわいぃいい!」と上々だから、大目に見よう。


『それでは、優勝した日本チームの代表から一言お願いします』


うん?そんなイベントがあるのか?

蔵人はマイクを渡された海麗先輩を見ながら、呑気にそんな事を考えていた。

でも、マイクを受け取った海麗先輩は、それをそのままスルーパスしてきた。

えっ?


「いや、ここは主将である海麗先輩が言うべきなのでは?」

「ううん。違うよ。ここは君が言う場所だよ、黒騎士くん。一番頑張って、一番努力して、一番みんなを引っ張ってくれた君の言葉を、みんなは聞きたがっている」


海麗先輩は真っ直ぐな瞳でこちらに語りかけた後、一旦マイクを引っ込めて、観客席に体を向ける。

マイクで、語りかける。


『そうだよね?みんな!』

「「「【【わぁああああああ!!!】】」」


その途端、会場中から声が連鎖する。


「お前の思いが聞きたいぞ!黒騎士!」

【そうです!ブラックナイト様のお声を聞かせて下さい!】


会場の声を受けながら、海麗先輩がこちらを向く。再びマイクを向けながら、太陽の様な笑みを向けてくる。


「さっ。みんなの声援に答えてよ。私達のヒーロー」

「行っけぇ!くーちゃん!」


慶太が背を押して、マイクに近付ける。

蔵人も薄らと微笑み、マイクを握った。

観客席を、仰ぎ見る。


『皆さん!たくさんの応援を、ありがとうございました!』


「「「【【【わぁああああああ!!】】】」」」

「こっちこそありがとうだぜ、黒騎士!」

【最高の試合だったわ!】


『ありがとうございます!こうして最高の試合をお見せできたのは、対峙したチームの皆さんが強かったからです。中国もインドも、ニュージーランドも強かった。何処か一歩でも違えば結果は違ったでしょうし、再び当たれば同じ結果は得られない。それだけの強敵に勝てたのは、皆さんの応援と、仲間たちの協力があったから…』


【違うわ!ブラックナイト!】


うん?違う?


「それだけじゃない!君が居たからこそ、成し得た大義なんだ!」

【神から授かった低ランクの理を断ち切り、高ランクのみの世界に風穴を開けたのは、間違いなく君だぞ、黒騎士選手!】

「お前が俺達に道を示してくれた。だから俺は、俺達桜城はここまで来れたんだぜ!」

【君のお陰で、男性特区から出る事が出来たんだ!ありがとう、黒騎士!】

「僕も、君のお陰で勇気を貰えた!Dランクでも、生徒会に入れたのは君のお陰だ!」

【ありがとう!ブラックナイト!君のお陰で、ランクが気にならなくなったよ!ランクの壁を壊してくれて、ありがとう!】

「特区の壁もな!ありがとうよ、黒騎士!」

「「ありがとう!」」

【【サンキュー!ブラックナイト!】】


ああ、そうか。

蔵人は気が付いた。もうここにいる人達は実感している事を。

今までの常識(せかい)が崩れて、新たな常識(せかい)が生まれようとしているのを。

それを、指し示す必要があるのだ、俺が。


『皆さんの言う通りです。我々がこうして勝つことが出来たのは、異能力の可能性を広げてきたから。低ランクだ最下位種だからと嘆くばかりでなく、何とか這い上がろうと藻掻いた結果です』


「「【わぁああ!!】」」

「そうだ!その通り!」

【流石は黒騎士様ね!】

【僕にも出来るかな?Dランクなんだけど】

【俺は音響デバフ(カコフォニー)だ】


『出来ます!確かに生まれた時は、人それぞれスタートラインは違います。ですが!その差は必ず埋められる。努力と技巧を積み重ね、掴んで下さい、己の道を!

どんなに生まれに差があっても、血筋や才能が無いと言われても、決して下を向かずに上を向いてくれ!この空を見れば分かる筈だ!』


蔵人は右手を上に掲げる。真っ直ぐ伸びた人差し指で、蒼天の宇宙(そら)を指し示す。


世界(ちじょう)限界(てんじょう)は、ねぇんだぜってなぁ!』


「「「【【わぁああああああ!!!】】」」」

【「「【くっろきし!くっろきし!】」」】

これにて、本章はお終いです。

そして、


「残すは、あと一つか」


読者の皆様。また明日、お会いしましょう。

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火蘭さんや巻島母、裏辻先輩、穂波さん辺りが積み残ったか。いつか新しい世界の現実を楽しめると良いね 金メダリストが無碍にされるとは思わないけど、冨道に白百合(残党レベルに衰退かも知れんがw)居ないかね…
誤字報告 起こし頂き× お越し頂き○ 外に起きたくないだろう× 外に置きたくないだろう○
お疲れさまやね 次は宇宙をドリルで埋めつくそう大作戦が始まる……!
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