427話〜上から来るわ!〜
『止めたぁあ!Sランクのコメットシュートを、黒騎士選手が止めてしまったぁあ!』
迫って来たSランクのソイルキネシス。それを、蔵人は慶太の力を借りて止めることに成功した。
やはりSランクの力は強大で、クインランパート・バスでも3枚の防壁を押しつぶされ、更に5m近く後ろに押しやられてしまった。中立地帯で盾を構えていた蔵人達は、今は中衛の位置まで後退していた。
でも、この攻撃を抑えられたのは大きい。こいつを避けたら避けたで、円柱までの道が真っ直ぐ一本出来上がっていた。ラニ様は恐らく、その道を作り出す為に攻撃してきたのだ。
だが、こうして潰してしまえば隙は生まれない。相手は更なる追い打ちをかけてくるだろうが、こちらはまだまだ魔力が残っている。
「次の攻撃が来るぞ、クマ。準備は良いか?」
「おっけークマ!」
蔵人は慶太の魔力も取り込んで、魔力を回し始める。次の攻撃に備えて、半壊したランパートを修復していく。
すると、地面が揺れ始めた。
これは…冨道の武田主将と同じ技…地揺らぎか!?
蔵人は地震に倒れまいと、足を広く開いて構える。だが、地震は思ったよりも激しくなく、そしてすぐに収まっってしまった。
しかし、次の瞬間。近くで何かが飛び出していた。
なっ!なんだ!?
壁だ!
驚き、その場から飛び退る蔵人。
見上げると、太陽すら隠す程の巨大な土の壁が出来上がっていた。前半戦で我々を拒んだ巨大壁を、更に高くした巨大な土壁。それが、日本領域を真っ二つに分断していた。
まさか、これを作り出す為のスペースを開けようとして、巨大土弾を撃ちこんだのか?
【突撃!】
【【おぉおおおお!!】】
蔵人が壁を見上げていると、勇ましい鬨の声が聞こえた。声の方を見ると、インド選手達がこちらに攻め込んで来ていた。
その数、7人。前線の勢力の半数以上をこちらに回してきている。
だが、その中にラニ様やナディアさんの姿は見えない。
もしかして、向こう側か?と蔵人が壁の向こうに意識を向けると、壁の向こうから大きな戦闘音が響いた。
ズドンッ!
わぁあああ!
せやぁああ!
『後半戦始まって早々に、激しい乱戦が繰り広げられる!日本領域の右半分で、美原選手とラニ選手が激突!Sランクのソイルキネシスに、美原選手の黒拳が対抗する!』
『考えましたね、ラニ選手。日本領域を分断して、黒騎士選手と美原選手を物理的に引き剥がしました。主力の2人の連携を阻止することで、各個撃破する算段でしょうね』
『なるほど。先ずは美原選手から倒そうとしているのですね?これは日本、ピンチに陥った!』
まぁ、そういう事だよな。
蔵人は、向こう側から聞こえてくる激しい戦闘音を聞いて、海麗先輩達が苦戦している事が容易に想像できた。
このままでは、日本の主力が潰される可能性もある。幾ら向こう側に鈴華や伏見さんがいると言っても、やはりSランクの相手はキツい。加えて、ナディアさん率いる遠距離部隊も向こう側にいるみたいだ。
何とかして、この壁を超えねば。
【【わぁあああ!!】】
【96番を討てぇ!】
いや、先ずはこちら側に攻め込んでいる部隊を対処せねば。
蔵人は慶太と手を離し、クインランパートを分解して、シールドファランクスを前面に出しながら走り出す。
攻め込んでいたインド選手達も立ち止まり、こちらに砲撃を開始した。でも、そんな何の工夫もしていないCランクの攻撃では、ランパートはビクともしない。
蔵人は構わず、構える彼女達の隊列に突っ込んだ。
『ベイルアウト!インド23番!25番!強烈な黒騎士選手のシールドバッシュに、屈強な2人の女性選手が吹き飛ばされた!』
『黒騎士選手はフィジカルも強いですからね。右翼とは逆に、左翼は圧倒的に日本有利でしょう』
『続けてインド30番、28番もベイルアウトだぁ!黒騎士選手に続いた米田選手とハマー選手が、これまたシールドバッシュでインド選手を吹き飛ばしました!』
蔵人がインド隊列を駆け抜けていると、実況が興奮気味に叫ぶ。そして、すぐに2人の駆け寄る足音が聞こえてきた。
「ワシもやってやったぞ!黒騎士!」
「ハマー君のそれ、凄いね。私のシールドもトゲトゲに出来ないかなぁ」
飛び跳ねるアニキは、キルを取った興奮を抑えられないみたいだ。そんなアニキの盾をツンツンする米田さんだが…棘に刺さって怪我しないでくださいね?
「黒騎士さん!」
今度は理緒さんが駆け寄ってきた。
「敵円柱までのコースが空きました。私達2人が走り込めば、誰も追いつけません。タッチを狙いましょう。そうすれば、この試合は私達のコールド勝ちです!」
現在の日本領域は68%。CランクとDランクの蔵人達がタッチを成功させれば、950点が加算され(100+50+400×2)日本の領域が77%を超える。
コールド基準は試合時間10分で75%だから、タッチした瞬間に日本のコールド勝利だ。
「待って!」
理緒さんが今にも走り出そうとした所で、鶴海さんが追い付く。
「それは相手も十分に分かっている筈よ。分かっていて、円柱に誰も置いていないの。これは何かの罠だと思うわ!」
確かに。それもそうだ。
蔵人は納得するも、理緒さんは不満気な顔だ。幾度か考える素振りを見せて、「では、私だけで行ってみます」と走り出してしまった。
そして、彼女がインド領域の半分ほどを走り終えた時、インド円柱の前に巨大な壁が出来上がった。
なるほど。こうして我々の無駄足を誘い、時間を稼ぐつもりだったのか。時間がかかればかかるだけ、右翼の海麗先輩達が倒される確率が上がるから。
ならば、
「やはり、ラニ様をどうするしかない」
蔵人はランパートを消し、その魔力を背中に回す。蔵人の背中から、大きな盾の翼が生える。
「タイプ・Ⅱ。エリアル・ワイバーン」
蔵人はその翼で持って、壁を飛び越え…。
「待って!黒騎士ちゃん!」
切羽詰まった鶴海さんの声に、蔵人は飛び立った体を急停止させる。
鶴海さんの方を振り向く。
「どうしました?鶴海さん。何か問題でも?」
「飛び越えるのは危ないわ。この壁、高すぎるのよ」
鶴海さんが言うには、この壁はファランクスの飛行制限ギリギリの高さまで伸びている可能性があるらしい。だから、地面から足を離した状態で飛び越えてしまうと、強制ベイルアウト扱いになってしまうのだとか。
「では、壁を越えるのは無理か。時間が掛かっても、自軍円柱まで大回りで戻って…」
「いえ。それは大丈夫よ」
蔵人が肩を落とすと、鶴海さんが勇ましく否定した。
そして、
「山越えをしましょう。その為には、皆さんの力が必要よ」
〈◆〉
【それっ!】
「ぐっ!」
ラニ様の攻撃に、美原選手は何度も耐えていた。
車すら一瞬で潰してしまう極大な魔力を、拳1つで粉砕していた。
なんてパワー。こんな事が出来る選手が、こんな島国にいるなんて。
私は驚きながらも、ラニ様に近付こうとする他の選手に魔力弾を撃ち込む。
この他の選手達も、美原選手と同じくらいに厄介だ。特に8番の銀髪の子。あの子は美原選手と同じくらい危険。どうやっているか分からないけど、近付き過ぎたサラスワティを宙に浮かせて、そのまま場外に吹き飛ばしてしまった。
きっと、エアロの異能力者ね。強力な局所風を作り出せるんだと思う。
逆に、日本の9番は大人しくなった。前半戦はあんなに空を飛んでいたのに、今は時々飛び込んでくるだけになっている。
もしかしたら、分断された向こう側の選手のサポートがあったから、あんなふうに空を飛べていたのかも。そうだとしたら、やっぱりラニ様の作戦は大成功だったんだ。
私は8番が寄り付かない様に魔力弾をばら撒きながら、美原選手を追い詰めるラニ様に尊敬の眼差しを送る。
すると、ラニ様がこちらを振り向いた。
いや違う。私の後ろの、この壁を見上げている。
そして、薄く笑った。
【無駄な事を】
無駄?何がだろう?
私が不思議に思っていると、実況の声が聞こえた。
『左翼ではインド選手が一掃されてしまいました!流石は黒騎士選手。そして、手の空いた日本選手達が壁を一斉に攻撃し始めたぞ!凄い弾幕だ!』
ああ、なるほど。ラニ様はこれを無駄だって言ったんだ。
だって、Sランクの壁を幾ら殴ったって、傷1つ付ける事なんて出来ないから。
私も無駄だなぁって思っていると、ラニ様の表情が変わった。次いで、壁の一点を指さした。
【総員、警戒態勢!何か強力な物で、壁が削られています!】
強力な物?もしかして、前半戦の美原選手みたいな人が居るの?
よく分からないけど、ラニ様の壁を壊そうとしているってことだ。もしかしたら、ディナキネシスとかがいるのかも。
私達は、ラニ様に示された箇所の前で構える。すると、本当に壁の向こうで掘削音が響いて、すぐに壁が崩れた。
そこから現れたのは、巨大なドリルだった。
『出たァ!黒騎士選手の必殺技!ミラブレイクだぁ!』
「「ぁわぁああああ!!」」
『Sランクの壁すら破壊し、見事に大穴を開けたぞ!』
「「くっろきし!くっろきし!」」
大歓声の中、ドリルが穴から出てくる。
驚いた私だったけど、すぐに意識を前に戻す。
ラニ様に与えられた使命を、全うする。
【総員!総攻撃!あのドリルを打ち取れ!】
私の号令で、四方八方から魔力弾が放たれる。
ドリル正面の攻撃は弾き飛ばされてしまったけど、側面や背後のは着弾し、ドリルが爆散した。
残ったのは、ドリルに開けられた大穴だけ。それも、ラニ様がすぐに塞いでくれた。
悲鳴が、フィールドに響く。
『なっ、なんて事だぁ!ミラブレイクが、やられてしまいました!』
「「「きゃぁあ!!」」」
「「うそぉ!?」」
「「「黒騎士さまぁあ!!」」」
どうやら、今のが日本の切り札だったみたい。
そりゃ、Sランクの壁を貫いたんだもの。そうでないと困る。
そして、それを失った日本は心が折れた。こちらに残された日本選手達の動きが、一気に悪くなったから。
ここがチャンス。
切り札を失った上で、更にエースまで失えば、日本は試合を継続出来なくなる。
私達の勝ちだ。
私は直ぐに振り向いて、美原選手に狙いを定める。
でも、いざ砲撃を始めようとした所で、ラニ様の鋭い悲鳴が上がった。
【上から来るわ!気を付けなさい!】
上?
私は咄嗟に上空を見る。でも、9番も飛んでいないし、日本からは攻撃も来ていない。何の事だろうかと周囲を回していると、壁の上に人影が見えた気がした。
『おおっとぉ!分断する壁の頂上に、誰か居るぞ!?影が1つ…いや2つか!?』
実況の言う通り、誰かが立っているのは分かる。でも、ここからだと逆光で見えない。
見えた所で、壁が高すぎて攻撃は届かないし、それは相手も同じ。頑張って壁を登ったとしても、こちらに攻撃が届かないのなら、ベイルアウトと同じだ。だから、無視しても良い。
そう思いかけて、人影から視線を外そうとした。でも、外そうとした瞬間に、人影が動いた。
こちら側の壁を、走って降り始めたのだった。
壁を、走る!?
『なっ、なんと!壁走だぁ!日の丸背番号、80番のハマー選手。そして、背番号96番、黒騎士選手の2人が壁を走って急降下している!どうなっているんだぁ?!』
本当に、どうなっているの。アルプス山脈の様に高いラニ様の壁を登るだけじゃなくて、乗り越えて来るなんて。
これじゃあまるで、ローマに攻め込んだハンニバルじゃない…。
私は一瞬、頭が混乱した。
その一瞬の間にも、黒騎士選手達は壁を降りきって、近くにいたインド選手を数人蹴り飛ばした。
それだけで、彼女達はベイルアウトしてしまった。
よく見ると、彼らの足にはスパイクらしき物が履かれていて、それで踏みつけられたからベイルアウトになったみたいだ。
そのスパイクがあったから、山を越えられたみたいだ。
【ナディア!】
ラニ様の短い悲鳴。
見ると、さっきまで意気消沈していた美原選手達が息を吹き返して、ラニ様達に襲いかかっていた。
早く、お助けしないと。
【行きなさい!ナディア!】
しかし、ラニ様は壁の方を指さした。見ると、黒騎士達が降りてきた所に階段が出来ていて、上へと登れる様になっていた。
つまり、この壁を伝って、日本円柱まで行きなさいって言っているんだ。
ラニ様を、囮にして。
出来ません!
そう叫びたい思いを押し殺して、私は彼女の指が示す先へと駆け出す。彼女が作ってくれた階段を、必死に駆け上がる。
私の他にも、2人のインド選手が後に続く。この3人でタッチを決めて、逆転を狙うんだ。
『黒騎士選手のドリルが、ラニ選手を襲う!美原選手も加わり、インドは大ピンチだぁ!』
背後で絶望的な放送が流れる。
でも、もう戻れない。私達が通った後の階段は、既に消されているから。
私達はただ、ラニ様の作ってくれたショートカットを進むだけ。ラニ様が無事な内にタッチを決めて、彼女を救い出すんだ。
『そのピンチの中、インド側は3人の選手が壁上に駆け上りました。どうやら、このまま日本円柱をタッチする算段の様子。これは日本のピンチか!?』
『ハマー選手が壁登りを開始しましたが、追い付くのは厳しいでしょう。円柱の防御を固めようにも、上から来る敵に対処のしようがありません』
『黒騎士選手も、ラニ選手にかかりきりで動けない。今度は日本が最大のピンチに陥りました!』
今更気付いても、もう遅い。私達は既に、日本領域の最深部まで到達している。後はそこから飛び降りて、ベイルアウト覚悟で円柱にタッチするだけだ。
私達3人は、目の前の切れ目を目指して走り続ける。
追ってきているのは80番だけ。あとは、地上で指をくわえて見ているだけ。
あと、もう少し…。
そうして、壁の切れ目までもう少しのところまで来たところで、妙な音が聞こえた。
ザク、ザクと、何かを掘るような音。いや、刺すような音だ。
何処から聞こえる音なのかと、私は警戒を強める。すると、目の前で何かが太陽光を反射した。
それはソードだった。長細い、ちょっとだけ反り返った細身の刀身。
日本ソード、カタナ。それが、壁の切れ目から現れた。
「ここから、先へは、通しませんよ、1歩も…」
そして、そのカタナを握るのは、漆黒の長い髪を乱した幽霊…じゃない。綺麗な女性だ。
『ここでインド選手の前に立ちはだかったのは、日本の4番、島津円!島津選手が壁を登りきった!』
『生成した刀を、アイスアックスみたいにして登っていましたね。まるでこうなる事が分かっていたみたいです』
なんて人なの。島津選手。
私が目を瞬かせる先で、島津選手がカタナを構える。1呼吸で息を整えて、こちらへと斬りかかってきた。
【危ない!ナディアさん!】
私の前にサンジャナが飛び出して、アイスシールドを構えた。でも、それは一瞬で切り裂かれてしまい、サンジャナも消えてしまった。
アイスシールドがこんなにも易々と壊されるなんて、なんて攻撃力なの!
私は逃げたい衝動に駆られる。でも、退かない。ここで退けば、もう活路はないから。
【行くわよ、カルパナ。あいつを倒すのよ】
【はいっ。ナディアさん!】
もう1人のCランクと合わせて、私達は魔力弾を放つ。
でも、それらは全部、カタナによって両断されたしまった。
そんな、弾を斬るなんて…。
「きぇえええいっっ!」
弾幕を切り裂いたカタナをそのまま振りかざし、島津選手が迫ってきた。
その冷徹な眼差しと刀身の輝きが、私に大きな恐怖を押し付ける。
【ダメ…】
それは、カルパナが漏らした言葉なのか、それとも私だったか分からない。分からないけど、私達は同時に背中を向けて走り出した。
でも、彼女からは逃げられなかった。私の隣を走っていたカルパナにカタナが迫り、振り下ろされる前に消えてしまった。
振り下ろされたカタナは、そのまま直角に曲がって、私に向かってきた。
私は慌ててその一刀を避けたので、足がもつれて倒れてしまった。
体を起こすと、カタナの切っ先がこちらを向いた。
「お覚悟を」
冷徹な島津選手の黒い瞳が、私を見下ろす。
やられる。
そう思った時、壁が揺れた。
『ラニ選手が倒れた!黒騎士選手と美原選手に防御陣を全て破壊され、魔力が枯渇してしまったようです!』
『膨大なSランクの魔力を使い切らせるほど、2人の攻撃が激しかったと言う事でしょう。流石は、全日本の優勝者と準優勝者ペアだ』
ラニ様がやられた。
言い知れない絶望感が胸の中に広がって、余計に揺れを激しく感じた。
いや、違う。
感じるだけじゃなくて、本当に激しく揺れている。ラニ様がベイルアウトしたから、壁が崩壊し始めているんだ。
「ぐっ…」
壁の崩壊で、私を狙っていた島津選手の構えが崩れた。
一瞬だけ、助かったと安堵してしまう私。でも、直ぐにそうではなかったと思い知らされる。
『ラニ選手の壁が崩れ、その壁に阻まれていた剣帝選手が走り込んだ!これは…タッチ!サードタッチ成功!領域76%で、日本のコールド勝利だぁあ!』
私達を守る壁が無くなると同時に、試合も終わってしまった。
Sランクが居ないどころか、男子やDランクを入れているチームに、私達は負けた…。
悔しくて、固く握った拳を壁に下す。すると、その拳の当たった土が崩れ、全ての壁が崩れ、私はそのまま宙へと投げ出された。私の目の前では、同じように島津選手も落下している。
でも、直ぐに彼女の落下は止まった。
96番。
黒騎士と呼ばれる男の選手が、島津選手を抱えて空を飛んでいた。
壁を走り、ラニ様を倒したばかりじゃなく、こんな風に空まで飛べるなんて。
『黒騎士選手の、逆王子様抱っこだぁあああ!!』
「「「きゃぁああああ!!!」」」
「「「ぎゃぁああああ!!!」」」
女性達の悲鳴が飛び交う中で、私の目は飛び去る2人の姿に釘付けだった。
ああ、こんな事が出来る選手が居るチームだから、私達は負けたんだ。
そう理解したところで、私の意識は真っ白い空間に落ちていくのだった。
結果的には、日本が3つのタッチを成功させての勝利でしたね。
「だが、危ない場面は幾つもあった。そして、その全てはSランクに寄ってもたらされた危機だ」
やはりSランクは、侮れませんね。
イノセスメモ:
オリンピック本戦、2回戦。
日本VSインド。
日本領域:76%、インド領域:24%。
試合時間16分59秒。日本領域が70%を超えた為、日本のコールド勝利。準決勝進出。