418話〜弱い犬ほどよく吠えると〜
8月18日。
オリンピック開会式の翌日。
今日から東京特区中のWTCで、様々なオリンピック競技が開始される。
その中でも人気なのが異能力戦。テレビでは繰り返し、シングル戦やセクション戦等の特集が組まれるほどに熱狂していた。東日本ではマイナーとされてきたファランクスも、アメリカや他国では人気スポーツと言うこともあり、会場は予選の段階で超満員だった。
若葉さんから聞いた話に寄ると、シングル戦の次にチケットが早く完売したらしい。時間にして、15分とか。
早っ!?
「ちなみにね、ファランクスはシングル戦よりも賭け事には人気なんだよ」
若葉さんは何食わぬ顔で言っているけど、中学生が口にするには些か危険なワードだぞ?まさかだけど、君が賭けたりはしていないよね?
心配になるが、彼女は平然と事実を述べる。
曰く、日本はなかなかに大穴らしい。フランス戦で言うと、日本とフランスのオッズは3.4対1となっており、日本が予選突破するかどうかの倍率は、5.5倍だとか。
かなりのオッズになっていると思うのだが、同じ様な世界ランキングの韓国は突破倍率が22倍であるから、そう考えると異様に低い。きっと、日本の実力を買っているアメリカの富豪や日本の富裕達が、日本株を買い漁っているのだろう。蔵人も出場選手でなければ、そして学生でなければ、財産全賭け(オールイン)していたかもしれない。
「選手のみなさーん!そろそろ入場ですので、ゲート前に整列して下さい!お集まり下さーい!」
そんな黒い話をしていると、大会スタッフの指示が入口ホールで響く。
蔵人達は若葉さんと別れて、入口前に並ぶ。みんなが着ているのは、この大会の為にと、つくば研究所が用意してくれたグレイト11改だ。グレイト12に合わせてくれたのか、白銀の鎧は桜城のユニフォームみたいな白銀色で親近感が湧く。
だが、性能は大きく異なる。
13程の身体能力向上は無いものの、それに追従するサポート性能と、12の防御性能に迫る機能を備えている。言わば、次世代機の良いところを合わせ込んだ優秀なスーツだ。より万人ウケを狙った装備と言ってもいい。
そんな白銀騎士達と並列して立ち並ぶのは、こちらも重厚な鎧に身を包んだフランス選手団だ。彼女達の鎧は、青をベースに赤いラインが入った前衛的なデザインであり、夜でも目立ちそうなそのカラーリングであった。きっと、自国の国旗をイメージしているのだろう。
そうやって、彼女達の装備をつぶさに観察していると、隣の金髪美女が冷たい視線を送って来た。
【あら、なんですの?わたくし、バナナなんて持っておりませんことよ?】
【ちょっとベルティーユ。そんな事を言っても無駄よ。お猿さんに私達の言葉が通じる筈ないじゃない】
【そうでしたわね。ごめんなさいね、お猿さん。私達の様な高貴な人間は、フランス語以外は喋りませんのよ】
そう言って笑う彼女達だが、会場全体がテレパシーの異能力で意思疎通できることなんて100も承知の筈だ。
分かっていながら、日本人を猿呼ばわりして怒らせようとしているのだ。
なんだか、クリムゾンラビッツのアイリーン選手を思い出す。
もしかして彼女も、フランス系アメリカ人だったのだろうか?
ちょっと思考がズレ始めた蔵人。その横を、後ろに並んでいた鈴華が肩を怒らせて通り過ぎようとしたので、蔵人は慌てて彼女の肩を小盾で押さえながら、煽ってくるフランス人達に仰々しく礼を向けた。
「これはこれは、随分とご丁寧なご挨拶を頂き、ありがとうございます」
【えっ?男性?】
【うそ…オリンピックで、男の選手?】
皮肉たっぷりにお辞儀すると、彼女達は先ずこちらが男性である事に驚いた様子だった。
【声が低いだけなのでは?】
【…いえ。発表されている選手名簿にも、確かに男性が3名と書かれていますわね…】
【異能力戦に男性?それも、このオリンピックの大舞台で?】
だが、徐々に驚き顔は曇りだし、徐々に笑みが見え始めた。
嘲笑に満ち満ちた笑みだった。
【えっ?どうされたのです?日本チームは男性を入れなければならない程、メンバー集めに困窮されていまして?】
【まさか、ここをフェスティバルか舞踏会とでも勘違いされているのではございませんこと?】
【良いですか?ボク。もう開会式のセレモニーは終わったんですよ?早くお家に帰って、お父さんの作ったキッシュでもお食べなさい】
フランス選手達はそう言って、クスクスと小バカにしたような笑い声を漏らす。
ああ、これは不味い。鈴華を水晶盾で押さえきれなくなってきた。
蔵人は両手を挙げて、無理に笑う彼女達の注目を集める。
そして、
「ああ、ご安心下さい。その様に怯えずとも、我々は何の理由もなく噛み付いたりは致しませんので」
【…怯える?一体、何を言われていますの?】
途端に、フランス選手達は笑みを消し、こちらを怪訝そうに睨んでくる。
だから、蔵人は「おや?」と首を傾げて見せた。
「フランスでも言いませんか?弱い犬ほどよく吠えると」
【なっ!?】
フランス選手達が黙った。顔を赤くしているところから、言葉の意味は伝わったみたいだ。
彼女達が絶句している間に、入場の号令がかかり、蔵人達はフィールドへと進んだ。
「【【わぁああああああああ!!】】」
『さぁ!続いての対戦は、我らが日本チームと世界ランキング7位のフランスとの一戦だ!』
「「黒騎士ぃい!!」」
【【【フランセットォオ!!】】】
【【先ずは1勝よ!フランスチーム!】】
フィールドに出た途端、大歓声に包まれる。日本側を応援する人達も多いが、フランス国旗をフリフリする割合の方が高い。ここは日本じゃなかったのか?と心配になってしまう程に、白人の割合が高いのだ。
元々、オリンピックで来日する海外の観光客は増えていたが、その比じゃない程に外国人率が上がっている。
運営的には大成功なのだろうけど、競技するこちらとしては堪らん。ホーム感ゼロだもん。
「双方、握手!」
観客席事情に驚いていると、審判が出てきて試合の準備を進める。
蔵人達はフィールドの中央に整列し、試合前の挨拶をする。
猿だなんだと言っていた割に、今目の前にいるフランス選手団はこちらに笑顔を向けており、こちらが手を出す前に向こうから手を差し出して握手に応じてくれていた。
なんか怖いな。裏があるんじゃないか?
蔵人は危惧しながら、その手を取る。
すると、
【種馬が。私達に大口を叩きやがって】
汚い言葉を、耳元で囁かれる。
そして、顔を離して手を離すと、
【ファランクスがどのような競技なのかを、貴方達にお教えしてさしあげますわ。誇り高きフランスの戦い方でもってね】
再び笑みを浮かべながら、そう宣言してきた。
言い終えると、スッキリした様子で自軍領域へと戻っていくフランスチーム。
誇り高いフランスね。
蔵人は小さく、鼻で笑った。
それから数分後、蔵人達とフランスチームは、フィールドで再び対峙した。
相手の編成はこんな感じだ。
前衛…5人。
中衛…6人。
後衛…0人。
円柱…2人。
かなり前よりに寄せてきており、かつ、全員が重装であるのを見ていると、冨道の様な防御型のチームに思えるだろう。
だが、事前情報ではそんなタイプとはかけ離れているとの事だった。
果たして、どのような試合になるのだろうか。
対する桜城…じゃなかった。日本チームの配置は以下の通りだ。
盾役…6人(蔵人、慶太、西濱、鶴海、米田、他1人)
後衛…2人(西風、剣帝)
円柱…5人(鈴華、海麗、伏見、円、他1人)
こちらもかなり防御型に寄せているが、これは見た通りである。ただし、少し攻撃的な防御にしている。
鶴海さん曰く、ハマるかどうかは相手次第らしいけど。
「これより!予選リーグFブロック第一試合!フランス、対、日本の試合を開始する!」
主審が中央で構え、ルールの確認を行う。
それが終わると、手を挙げて両チームを見たわした。
そして、
「試合、開始!」
ファァアアアアン!!
試合が始まった。
『さぁ、始まりました、日本、対、フランス。実況は引き続き、近藤が…おおっと、最初に動いたのはフランスだ!前衛と中衛が大きく手を前に突き出した!そして…砲撃だ!一斉砲撃が始まった!』
『フランスお得意の射撃スタイルですね。勝利への気概を感じます』
フランスチームは前衛が片足で座り、中衛が立ったままでこちらに遠距離攻撃を繰り出してきた。
やはり、フランスチームはいつのもスタイルで来ていた。遠距離攻撃で相手の陣形を崩して、前衛の近距離攻撃役で息の根を止める、まさにナポレオン戦法スタイル。
よしよし。予想通りだ。
『対する日本も動いた!クリスタルシールドが横一線に出現し、フランスチームの二段攻撃を全て受け止めてしまったぞ!これは黒騎士選手のシールドか!?』
『そうでしょうね。早さだけでなく防御性能も備えたシールドは、彼の持ち味と言えるでしょう』
「「「わぁああああ!!」」」
「黒騎士さまー!」
「良いぞ!黒騎士!」
「「「くっろきし!くっろきし!」」」
『あまりにも素早い防御陣の構築に、日本側の観客席は大盛り上がりだ!流石は黒騎士選手だ!』
【なんて早いシールド生成なの!?】
【きっとAランクのシールダーよ!それでも早過ぎるけど】
【これが日本なの?ねぇ、ホスト国だからって優遇されているんじゃない?】
反対に、フランス陣営の応援席は困惑していた。
一瞬で現れた水晶盾に、フランスが誇る一斉射撃が全て遮断されてしまったからだ。普段なら、この攻撃で数人のベイルアウト者を出し、このまま戦場の流れを支配するのがフランス流の戦い方。その出鼻を挫かれて、目を丸くするのだった。
【しっかりしなさい!射撃部隊、中央のシールドに集中攻撃するのよ!】
【【はい!】】
しかし、フランス選手達は違う。自分達の攻撃が通じないと分かると、すぐに対応策を練り直すのだった。
流石はランキング7位のチーム。ただプライドが高いだけの集団ではなかった。
相手の攻撃兵士は11人。みんなが攻撃を集中させてしまえば、仮令Aランクの金剛盾でも防ぎ切る事は難しい。
でも、だからこそ、日本側もこの編成にしたのだ。
『フランスチームの猛攻!これは激しい!まるで1つの生き物の様に全員の動きが連動し、あっという間に中央のシールドが爆炎に呑み込まれ、見えなくなってしまったぞ!これは日本チーム、堪らない!一糸乱れぬフランスチームの猛攻に、黒騎士選手一人では厳しいか!?』
『黒騎士選手にはランパートもありますが、厳しいでしょうね。フランセット選手は強力なAランク選手ですし、未だ日本領域を守る両翼のクリスタルシールドは分解されていない。中央のシールドだけでは対応出来ない攻撃でしょう』
『すかさず、フランスチームが黒煙の中を前進します。開けた穴からタッチを狙いに行くつもりなのでしょう。中央から一気に雪崩れ込み、そのままゲームを終わらせ…あ、あれ?止まった。進軍していたフランスチームが急停止!一体、何が起き…ああっと、これはなんと!黒煙が晴れた先に、クリスタルシールドが健在しているぅ!』
「「「うぉおおおお!!」」」
【【【えぇええ!?】】】
『どう言う事でしょうか?フランセット選手までもが加わった11人の砲撃に、Cランクの盾が耐えたと言うのでしょうか?』
『考えられません。一体、何が起きているのでしょう?』
何が起きているか。それは、みんなの力が合わさっているのだ。
蔵人はニヤリと笑い、周囲の仲間達に目配せする。
蔵人の水晶盾は、今、大きく様変わりしていた。盾の中に入れているクッションには、鶴海さんのウォータークッションが挟まっており、表面には慶太の土鱗がびっしりと敷き詰められている。そしてその表面は、アニキの異能力によって大きく反らされていた。彼ら彼女らの協力によって、蔵人のランパートは相手の強力な攻撃にも耐えうる5重奏並みの防御力を誇っていた。
一部の攻撃は後ろに逸らされているけど、元々中衛を置いていないから被害はない。もしもこちらに流れ弾が来ても、他2人の盾役が防いでくれるので問題なかった。
【こんな猿真似に、私達の攻撃が負ける筈ない!】
【撃って撃って撃ち続けなさい!必ず、ボロが出るわ!】
【【oui!】】
『フランスチームの猛攻が、再び日本側のシールドを叩く。だが、壊れない!全く動じる様子も見せず、全ての攻撃を跳ね飛ばしている!これが日本!これが黒騎士選手かぁあ!!』
「「「わぁああああ!!」」」
「「「ニッポン!」」」
チャチャチャ!
「「「ニッポン!」」」
チャチャチャ!
「「【くっろきし!くっろきし!】」」
渦巻く日本コールと黒騎士コール。
日本コールは嬉しいけど、黒騎士コールはなぁ。俺だけの功績じゃないんだぞ?
蔵人が目だけで観客に訴えていると、鶴海さんが手を挙げて注目を集めた。
「みんな、そろそろ相手が動くと思うわ。黒騎士ちゃん。後方に注意を促してちょうだい」
「了解です、鶴海さん」
鶴海さんの指示に、蔵人は『総員、警戒態勢!』と声を上げる。
その最中に、影が落ちる。
何かと見上げると、赤青鎧がランパートを飛び越えるところだった。
うん。来たな。
『フランス5番!マリアンヌ選手が盾を飛び越えた!続いて14番のアリソン選手もそれに続いた!』
【【【わぁあああああ!!】】】
【良いぞ!マリアンヌ!】
【アジアンチームなんて、前半で分からせちゃってよ!】
2人の選手が高々と宙を跳び、盾を構える蔵人達よりも遙か後方に着地した。彼女達の足には、金属と氷のスパイクが生成されており、それで盾を駆け上がったらしい。
彼女達が技術的に優れているのか、はたまた装備の力か。何となく、後者な気がする。
『開始から優勢で進めていた日本ですが、ここで大ピンチに陥った!重厚な鎧でありながら、マリアンヌ選手もアリソン選手も、かなりのスピードを出している。フランスの猛攻を受ける日本前衛は、とても動けない。もう届かない!独走状態!フランスチーム、独走状態で日本の円柱へとひた走る!』
【良いよ!これでファーストとセカンド取ったら、領域70%以上で大幅有利になる!】
【サードも取れば前半コールドだわ!】
フランス応援席が大いに盛り上がる。
もうタッチは決まったものだと思い、次に飛び出す選手を望む声まで聞こえてきた。
しかし、
『さぁ、日本側の円柱役が3人出てくる。迫るフランス5番と14番を迎撃する為に、大きく構えて…おおっと!なんだ?完全に独走状態だった2人の背後に、いつの間にか白銀鎧が迫っている!』
【【えぇっ!?】】
【何処から現れた?】
【テレポーターなの?】
【いいえ。走って近付いたのよ。物凄い速さで!】
フランスチームの独走は、たった数秒の出来事となった。彼女達が日本領域の半分ほどを走り込んだ時に、彼女達の背後に日本の韋駄天コンビが追い付いていたから。
西風桃花。そして、柳生理緒。
彼女達の俊足は、フランスチームのそれを遥かに凌駕していた。
そして、
『西風選手の一撃!たった一撃で、マリアンヌ選手を吹き飛ばした!日本の11番、西風選手がBランクのマリアンヌ選手を一撃でベイルアウト!
その逆サイドでは、これまた一撃でアリソン選手がベイルアウトだ!日本の20番、柳生理緒選手!Dランク最強の剣帝が、一刀でCランクを倒したぁ!』
「「わぁああああ!!」」
「「ももちゃーん!!」」
「流石ですわ!剣帝様!」
桃花さん達が、難なく侵入者を排除してくれた。
彼女達を後衛に置いたのは、初めからこの為であった。相手が痺れを切らして防壁を突破した際、走り勝って迎撃するのが彼女達の役割。
そして、もしも彼女達が突破されたとしても、その先に待つのはSランク相当の攻撃力を持つ海麗先輩と、高機動戦闘機の伏見さん。島津家猛将の円さん。そして、全ての魔力を操る鈴華である。
彼女達を全て無力化し、円柱にタッチするのは至難の業であった。
だが、
『おおっと!ここで黒騎士選手のランパートが壊れた!空いた左翼の穴から、フランス選手達が次々と侵入したぞ!』
彼女達の実力を知らないフランスチームは、蔵人がワザと開けた隙に嬉々として飛び込んで来る。
それは、彼女達にはそうするしかなかったから。遠距離攻撃を全て防がれ、円柱役の数で大きく劣っているフランスチームは、こうしてタッチを狙うしかない。それが彼女達に残された勝利の道だ。そして、そんな彼女達の心理状況を鶴海さんは利用した。
名付けて、
「打たせて取る作戦、大成功やないか!ミドリン!」
『伏見選手が宙を舞い、2本目のベイルアウトを奪取だ!』
「「「うぉおおおお!!」」」
伏見さんが楽しそうに叫びながら、侵入したフランス選手を刈り取る。
彼女が言うように、これは相手を誘い込んでベイルアウトさせる作戦だ。言わば、我々の盾は食虫植物の擬態部分。そして、誘い込まれたフランス選手は、消化液である桃花さん達によって食べられてしまうのだった。
『フランスチームが大きく後退する!ベイルアウトを5つも取られ、人数的に危険と判断したか。前半戦だけで、ランキング7位の大国チームが円柱付近を固めるしか出来なくなるとは、一体誰が予想出来ただろうか!?』
「わたくしは最初から分かっていましたわ!」
「日本人なら誰だって、黒騎士様を信じています!」
【私達アメリカ人も信じているさ!】
【僕らイギリス人だって、みんな思っていることですよ!】
うん。我々を知っている人達は、あまり驚いていないと。
でも、この会場の多くは、我々の実力を知らない人達なので、強豪フランスの追い詰められる姿を見て口を閉ざしていた。
そして、
ファァアアン!
『前半戦終了!領域差は、日本59%。フランス41%。激しい攻防の繰り返しでしたが、結局、両チームは1本のタッチも成功出来ず、円柱役の数的有利で日本がリードし続けました!
後半戦も、このままズルズルと日本有利で終わるのか!?はたまた、強豪フランスの意地とプライドを見せつける事が出来るのか?!』
『とても楽しみな戦いになってきましたね』
「「「日本!日本!日本!」」」
本当に楽しみだな。後半戦、強豪フランスがどう出てくるかが。
日本コール一色となりつつあるフィールドから、蔵人達は足取り軽くベンチへと戻った。
世界ランキング7位と言われていましたけれど、前半戦はかなり日本が有利でしたね。
「あ奴らの防御で、フランスのリソースを相当吐かせているからな。主力を後ろに回しても、前線が維持できるのは強い」
本来なら、フランスの遠距離攻撃に苦しめられるのでしょうね。
「同じ実力のチーム同士ならな」




